
大友監督「俳優が踊るアクターズダンスの最高峰」──Netflix映画『10DANCE』竹内涼真さん、町田啓太さん、大友啓史監督が登壇した配信記念イベントオフィシャルレポートが到着
動画配信サービスNetflixにて、2025年12月18日(木)より世界配信がはじまる映画『10DANCE(テンダンス)』。
配信を翌日に控えた2025年12月17日(水)には、配信記念イベントが実施されました。イベントには、W主演を務める竹内涼真さんと町田啓太さんに加え、本作監督の大友啓史さんが登壇。
このたび、それぞれが世界配信を前に社交ダンスへの覚悟と挑戦を語った本イベントのオフィシャルレポートが到着しました。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
Netflix映画『10DANCE』配信記念イベント
本予告映像が190万回再生(12月17日時点)を突破し、配信前から大きな話題を集めているNetflix映画『10DANCE』。配信開始を翌日に控えたこの日、W主演の竹内涼真と町田啓太、そして監督を務めた大友啓史が登壇する配信記念イベントが開催された。作品にちなみ、情熱的に燃え盛る深紅の花々と赤いベルベットに包まれたラグジュアリーなステージに登場した3人。
主人公・鈴木信也を演じた竹内は、「俳優を始めて12年なんですけど、こんなに心と身体がリンクして、充実した作品は初めてです。これがいよいよ世界中に届くのかなと思うと、心もざわざわしてますし、嬉しい気持ちとドキドキした気持ちと…(世界中に)飛んでけー!って感じです!」と、配信を前に少し緊張した様子で挨拶した。
もう一人の主人公・杉木信也を演じた町田も、「万感の思いというのは、こういうことなんだなと。全てを出し尽くして、全員で注いで作った作品なので、絶対に楽しんでもらえると思います」と自信をのぞかせる。大友監督は「素晴らしい原作だったので、それに報いるためには覚悟を決めて取り組まないと立ち向かえないほど、社交ダンスの世界は奥深く、愛に満ちている。これがどう皆さんに届くのか、楽しみでしょうがない」と明日からの配信への期待を語った。
当初、オファーを引き受けるにあたっては迷いもあったという竹内。「(オファーを受けた時期が)ちょうど31歳の誕生日を迎える前後で、32歳になるまでの1年間をこの作品に捧げてみようと覚悟を決めました。ただ、絶対に厳しい戦いになるし、相当なリスクを背負わないといけない」と振り返る。「自分の人生をかけて挑まないと成功しないと思っていたので、誰と組むかもすごく大事でした。相手役が決まるまで、ドキドキしながら待っていました」と当時の心境を明かした。
そんな中で町田の出演が決まったときには、「よしっ!って思いました。町田くんとなら何か奇跡が起きるんじゃないか、という期待感と、それとは裏腹に本当にいけるのかな…という不安が行ったり来たりで、地獄みたいな気持ちでした」と、大きな重圧を抱えていたことを吐露した。一方の町田は、「かなり前にプロのダンサーの道を諦めた人間だったので、そのときに消化しきれなかった思いを、この作品で少しは消化できるかもしれないと思った」と、オファーを受けた理由を明かす。「前を向ける可能性もたくさんある。観る方も自分も“頑張ってみよう”とか、心の奥にある何かがポッと灯ってくれたらいいなと思い、最終的には自分のために参加させていただきました」と語った。
MCから「これまでのダンスとはまったく違いますよね?」と問われると、町田は「何も意味をなさなかったです(笑)。何もかも違くて、絶望しました」と即答し、会場は笑いに包まれた。キャスト同士で世界トップクラスのダンサーたちによる大会も実際に観戦したそうで、竹内は「大会後にみんなでご飯を食べに行ったけど、暗かったよね」と振り返り、興奮と絶望が入り混じる中で覚悟が固まった当時の空気感を語った。
そんな2人のキャスティングについて、大友監督は「これまでたくさん、俳優が奇跡を起こす瞬間を見てきました。本作の役は簡単に“やります”とは言えないものですが、それでもやると言ってくれた人を、絶対にできると信じたかった」とコメント。「この2人からはものすごくインスピレーションをもらいました。不安や絶望はあったと思いますが、僕の中では比較的早い段階から勝算があった。ダンサーが踊るダンスではなく、“俳優が踊るアクターズダンスの最高峰”を目指そうと鼓舞しました」と、2人への絶対的な信頼を語った。
本作では、西尾浩一・下田藍(スタンダード)、高木隆・高嶋聖美(ラテン)という国内トップクラスのプロダンサー陣から、約半年から1年にわたる徹底指導を受けて撮影に臨んだ。竹内は「共演者や監督、先生方を信じ切ることが一番難しかった。最後は自分を信じないといけないけれど、人を信じることが怖かった。でも奇跡が起きて、お互いに“信じる”を超えた瞬間があった。最後に全員を信じ切れて、本当によかった」と感慨深げに語る。町田も「社交ダンスや競技ダンスは一人では成立しない。心と身体の距離も近くて、情熱や愛、人間関係を純粋に投影しないと何も起きない。だからこそ、怖がらずに飛び込んでいくことが大事だった」と当時を振り返った。
ラテン5種、スタンダード5種、全10種目で競い合う“10ダンス”。劇中では多彩なダンスシーンが描かれるが竹内は、「一緒に踊っていると、相手の体温や“今ノってきてるな”という感覚が直接伝わる。調子の良い時も悪い時も、お互いに補い合って“今つながっている”と感じる瞬間がすごく楽しかった」と語った。町田も「竹内が初めて人前で踊るシーンを、杉木の気持ちで現場で見ていました。それが本当にすごくて、何かが生まれているのが伝わってきた」と当時の感動を明かした。
また、鈴木のダンスパートナー・田嶋アキを演じた土居志央梨、杉木のダンスパートナー・矢上房子を演じた石井杏奈についても言及。竹内は「土居さんは僕より強い。振り付けも僕より早く覚えて、それが悔しかった。本当は僕がリードしないといけないのに、気を抜くと吹き飛ばされそうなくらいエネルギーが強かった。でも、心が折れそうなときに『できる!』と言い続けてくれて、前に進むことができた」と感謝を述べた。
町田も「僕らはあまり会話が多いタイプではなかったんですが、僕が考え込んでいると、先生のところに行って『町田さんが踊りやすくなるにはどうしたらいいですか?』と聞いてくれて。本当に申し訳なかったし、一切弱音も吐かず、一緒じゃなければ乗り越えられなかった」と、強い信頼関係を明かした。
最後に世界配信を翌日に控えた心境について、大友監督は「一番感動したのは、2人がリハーサルで踊ったとき、会場にいた観客から嘘のない歓声が上がったこと。そこにたどり着くことを目的に作ってきたので、嘘のない作品になっていると思います」と自信を語る。町田は「苦しみながらも楽しみながら作った作品です。愛に飢えているなと思ったら、ぜひ観てほしいです」とメッセージを送り、竹内は感動のあまり言葉に詰まりながらも「本当の愛が詰まったこの『10DANCE』が世界中に届いて、どんどん羽ばたいていってくれたら嬉しいです」と想いを伝えた。
紙吹雪が舞う中、最後は竹内と町田が熱い抱擁を交わし、3人は世界配信への期待を胸にステージを後にした。この冬、Netflixが贈る甘く刺激的な男性同士の愛とダンスの物語――Netflix映画『10DANCE』は、2025年12月18日(木)より世界独占配信。
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