
TVアニメ『味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す』最終話放送記念 アレク・ユグレット役梅田修一朗さん×高橋賢監督 対談インタビュー!さらにBlu-ray BOX封入特典アルト先生描きおろし小説のタイトル・あらすじ公開!
2025年10月4日(土)より放送、配信中のTVアニメ『味⽅が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を⽬指す』(以下、『補助魔法』)が、ついに最終話を迎えた。
本記事では、アレク・ユグレット役の梅田修一朗さんと本作の監督を務めた高橋賢さんへの対談インタビューをお届け。インタビューでは、本作への想いはもちろん、最終話を迎えた今だからこそ話せるような内容も。
主人公・アレクたち「ラスティングピリオド」の新たな旅立ちを描く本作は、一体どのような想いで作られたのか。梅田さんと高橋監督へのインタビューで語られた“補助魔法愛”とは。
本インタビューに加え、2026年3月25日(水)発売予定の『補助魔法』Blu-ray BOX付属特典、アルト先生描きおろし小説のタイトル・あらすじも公開された。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
『補助魔法』の現場は、ラスピリっぽさがあった気がするんです
──最終話が完成した今、収録現場であった特に印象に残っているやりとりや出来事、エピソードなどはございますか。
梅田修一朗さん(以下、梅田):監督目線のアフレコ現場のお話を聞いてみたいです。とはいえ、『補助魔法』のアフレコ現場にいた人は、僕から見るとみんな同じ方向を向いていて、特別違うものはもしかしたらないかもしれませんが…。最終話のアフレコ後も、来週再来週も(収録が)あるんじゃないかという温度感でしたし。本当に分け隔てなく仲が良い作品だったなと。
──声優さん同士もとても仲良く良い雰囲気でしたよね。
梅田:はい。監督のおかげもあって、スタッフさんと役者陣もそんなに気張らずというか、お話しできる空気もあって。
アフレコ現場の空気が同じ、という作品は存在しないんですよね。仲が良いと言っても、部活っぽくなったり、家族っぽくなったりと、現場によっていろいろあるのですが、『補助魔法』の現場は、「ラスティングピリオドっぽさ」があった気がするんです。
それはたぶん、それぞれのキャストと作っているスタッフさんの手がかかっているからで。監督をはじめ、ラスティングピリオドひいてはスタッフ皆さんの『補助魔法』愛がすごいんですよ。
高橋賢監督(以下、高橋):自分が関わる作品は、ちゃんとした上がりにしないと関わっている皆さんに申し訳ない、といつも思っていて。たぶん声優さんも同じ気持ちだと思うんですけど、いろんな方々に協力していただいているので、やっぱりそこに応えないといけない、と意識して向き合っているんです。
──同じ制作チームとして同じ方向を向いて進む中でも、演じる側・演出する側で全く視点が違ってくるかと思いますが、現場ではどのような意見交換が行われていたのでしょうか。
梅田:アフレコ時は、「まずは思った通りやってみてください」という感じだった記憶があります。
高橋:基本的に僕も阿部さん(音響監督)もそうなんですが、役者さんが作ってきたものをまず聞きたいなというのがあって。自分たちが押し付けてしまうと、役者さんのお芝居が潰れてしまうので。
演じていただいたものに対して、「もう少しここをこうしよう」と、バランスを整理しつつ、活かしていきたいなというのが、阿部さんとお話ししていたポイントでした。
──お互いの仕事に対して「ここがすごい」と感じた点、「尊敬している部分」などありますでしょうか。
梅田:監督は既にいっぱい言われてきていることかもしれないですけれど、やっぱりアニメーションを作るっていうのは、すごいですよね、本当に。
僕はその道の専門ではないから、魔法のように感じます。僕たち声優って、キャラクターという「1」を「100」にする仕事だと思っていて。白紙に線を付けたり色をつけたりして、「0」から「1」にするという……たとえ原作があるとしても、「アニメを作る」ってすごいんですよね。
アニメを作っている方々って、その作品に携わっている時間が声優の何倍もあるじゃないですか。やっぱりそういうことは節目節目で考えるようになりました。
高橋:僕らからすると、原作があって、声優さんたちに命を吹き込んでもらっている状態で、どうやってよく映像を魅せるか?と考えた時……映像的な演技やアクションで、ファンに受け入れてもらえる映像を作りつつ、映像ならではの要素をどのくらい足せるか?だと思うので、そこはよく考えるようにしていますね。自分の独りよがりにはならないようにしないとな、と考えています。
──監督の目線で、声優さんの尊敬するところはどのようなところでしょう。
高橋:まず、いつも感謝しています。短い期間の中で、みなさん沢山練習してきていると思うんです。意図をちゃんと汲んで表現できるというのは、すごいなと思って。
文法や映像を踏まえてどう解釈するかって、人それぞれ違うじゃないですか。それを何パターンかご自身の中で作って、アフレコ時に「これだ」というものを表現し、現場でチューニングしていると思うんですけれども、瞬間的にチューニングできることがやっぱりすごくて。特に梅田さんはそのチューニングが速いと思いましたね。
梅田:ありがとうございます。レスポンス命で頑張ってきたので・・・(笑)
高橋:尊敬しかないです。僕はちょっと前までは、監督として、音は音響監督に任せるのがいいと思っていたのですが、音響側の解釈も汲んでものづくりができるよう、最近は勉強するようにしていますね。やっぱり伝えられないとだめだなって。















































