
異色の異世界転生ものはセリフ量が“ヘルモード”!?『ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~』田村睦心さんインタビュー|女性が少年を演じる醍醐味とは?
アース・スターノベルの原作に、コミック アース・スターにてコミックが連載中の『ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~』がTVアニメ化! 2026年1月よりTOKYO MX、MBS、BS日テレ、AT-Xにて放送開始となります。
ヌルゲーを嫌い、10年以上やりこめるゲームを探していた山田健一は、ある時、偶然見つけた名前の無いネットゲームを最高難易度「ヘルモード」でプレーしようとしたところ、突如として異世界の農奴の少年・アレンに転生。唯一無二にして謎多き才能「召喚士」を駆使して、ヌルくない異世界で最強への道を歩み始めます。
アニメ放送を控える中、アレンを演じる田村睦心さんにインタビュー! 作品の魅力はもちろん、少年を演じる面白さについてもお話いただきました。
異色の異世界転生もの
ーー原作や脚本をご覧になった感想をお聞かせください。
アレン役・田村睦心さん(以下、田村):私、難しいゲームをやったことがないんです。だから感心してしまいました。よくこんなに頭が回るなと。異世界転生って何かしらでお亡くなりになって、転生する印象なんですけど、アレンの前世・山田健一は亡くなってはいないんですよね。そこは個人的に新鮮に感じました。
ーー山田健一は未知のゲームに最初からヘルモードで挑戦しようとしていて、すごくチャレンジャーですよね。
田村:そうですね。転生してからの試行錯誤がすごいですし、賢くて根性もあるんだなって思いました。私だったらすぐ嫌になっちゃいます(笑)。あと思ったのは、山田健一は転生しているものの、彼からしたら、ただゲームの中に入っている感覚だと思うんです。
だから、うっかり死んでしまったり、誰かを死なせてしまっても、最悪リセットすればいいと思いそうなものですが、彼は“ヘルモードだからこそ”、なにかがあるのではないかと察して、なるべく死なないように頑張っています。そこが面白いですし、山田健一がアレンとして生きていく覚悟みたいなものを感じました。
ーー山田健一が転生したこのゲームの世界は、死んでしまうキャラクターがいたり、身分制度があったりと、「ヘルモード」の名にふさわしい厳しい場面もあります。特に、序盤はアレンたち農奴がたくましく生きている姿が描かれていて。
田村:村社会だと身分差についてはあまり描写されませんが、それでも農奴が狩りをしている理由は自分たちがご飯を食べるためだけでなく、年貢を納めるためという。その中で怪我をしたり、亡くなってしまう人がいたりして。農奴は最下層ですが、平民は平民でお金を納めないといけません。そこは現実と同じですし、あまりファンタジーを感じさせないところがあると感じました。
ーー作品の特徴として、運営がどこか適当なところも特徴的ですね。
田村:実際、バグがあると困りますよね(笑)。私は最近、とあるゲームをやった際に本来はエイムを合わせたら撃ってくれるはずなのに私だけ撃ってくれなくて。バグの怖さを痛感しました(笑)。
セリフ量がヘルモード
ーー非常にセリフが多い役でもありますね。
田村:めちゃくちゃ多いです。原作を読んでいる段階ではそんなことは思わなかったのですけど、いざ台本として受け取ったら「あれ? ずっと俺のターンじゃん」って(笑)。
ーー(笑)
田村:特に、序盤はモノローグやナレーションが多いんですよ。今回はオーディションで決まりましたが、原作のWEBCMやボイスドラマを録ったときに「アニメ化したらお願いしますよ~」なんて言っていたんです。でも出演が決まって、実際に台本を受け取ったらセリフ量に怯んでしまいました(笑)。
ーーセリフ量はもちろん、赤ちゃんから演じるというのは珍しいですよね。
田村:そうですね。少年役とはいえ、赤ちゃんだったり、小さい頃は別の方のことが多いですから。今回は生まれた瞬間から私ということで驚きました。
ーー最後までセリフ量は変わらず?
田村:ずっと喋っていますね。今日はほかのキャラと喋るから私のセリフは少ないと思いきや、結局は私ばかりが喋っているなとか。本当に、セリフに関してはヘルモードでした(笑)。
あと説明も多いんですよね。台本上、そういうセリフは口語体になっているのですが、口にすると文章っぽくなってしまって、しかもそれを尺に収めないといけないという。ただ尺に関しては「お芝居に合わせるので好きにやってください」と言っていただけているので、そこはありがたく、自由に演じさせていただいています。
ーーボイスドラマの際、ディレクションや意識したことはありますか?
田村:ゲーマーって淡々とゲームをしている印象があったのですが、アレンの場合は感情を出して喜んだりするんですね。だからハイゲーマーだけど、テンションが上がるときはアゲアゲで演じるように意識しました。
ーーアニメにあたって、演技を大きく変更することもなく?
田村:「もう少し楽しそうに」と言っていただくことが多いくらいです。演じていて気付いたことなんですけど、山田健一時代はあまり感情を表に出さなかったけど、アレンになってからは親御さんの育て方が良かったのか、この世界に対する思いがしっかり芽生えて、そのおかげで喜怒哀楽を出していけるようになったのかもしれないなって。
ーーその他に演じるにあたって大事にしたことはありますか?
田村:ひとり喋りや説明が多いので、それが少しでも伝わるように意識しています。もちろん脚本の段階で色々な人が考えてお話を作ってくださってますが、やはり言葉にして読んでみると「これは伝わるのかな?」と思うことがあるんですね。そういうとき、少しおこがましいですが、こちらから提案させていただくこともあります。スタッフさんたちも、こちらの提案を受け入れてくれたり、修正してくれたりするので。全員で頭をグルグルしながら工夫して作品を作っています。


















































