
冬アニメ『多聞くん今どっち!?』福原多聞 役・波多野 翔さんインタビュー|オンオフの激しいアイドルたちのギャップに溺れませんか?
現在、白泉社「花とゆめ」で連載中の、今最も注目を集める少女マンガ『多聞くん今どっち!?』のTVアニメが2026年1月3日(土)より放送スタートします。
推しの大人気アイドルF/ACEのメンバー福原多聞くんに人生を捧げる高校生・木下うたげが、ある日家事代行バイト中に派遣されたのは、まさかの推しの家だった――!?
多聞くんがステージ上で魅せるセクシー&ワイルドな完璧アイドルとは真逆な、ジメジメ隠キャで自己肯定感ゼロという裏の顔に動揺しながらもキュンキュンしてしまう、ハイテンション推し活ラブコメディです。
今回、アニメイトタイムズでは、福原多聞 役の波多野 翔さんにインタビューを実施。オンとオフの揺れ幅が凄まじい福原多聞くんの魅力や、木下うたげを演じる早見沙織さんのお芝居、F/ACEが歌唱するオープニングテーマの聞きどころなど、たっぷりと語っていただきました!
カッコよさ、可愛さ、面白さが一度に堪能できる!
──最初に、原作または台本を読んだときの第一印象をお聞かせください。
福原多聞 役・波多野 翔さん(以下、波多野):原作を読んだときは、すごくテンポ感の良い作品だなと思いました。その分、文字数と情報量もすごいですが、少女マンガならではのキュンとする部分はもちろん、グッとくるような泣けるシーンもあります。
実際に、台本を読ませていただいたときにも文字がびっしりと詰まっていて、“これはアニメの30分の尺に収まるのだろうか……?”と思いながらアフレコに臨ませていただきました(笑)。
尺が決まっているので、原作の一言一句を外さずにすべてを盛り込むのはなかなか厳しいことですが、それでも作品の良さがしっかりと台本に丁寧に詰め込まれていて、原作の面白さが丁寧に落とし込まれていると感じました。
── 一足先に第1話を見させていただきましたが、セリフとテンポ感の熱量がすごいですね。あのボリュームのある量をよく収められたなと……。
波多野:セリフを言いながらテンポの速さを感じていたので、最初は尺に間に合わないんじゃないかと思いながら収録していましたが、そこは周りの先輩方がうまくフォローしてくださったり、スタッフさんとの話し合いでセリフの微調整を加えながら演じさせていただきました。
──具体的に、スタッフさんとはどのようなやり取りがあったのでしょうか?
波多野:多聞くんのキャラクター性についてお話させていただきました。
多聞くんは“イケ原くん”と“ジメ原さん”という2つの顔があるんですけど、イケ原くんはセクシー&ワイルドな完璧アイドルの姿で、ジメ原さんはアイドルとは真逆なジメジメ隠キャという本当の姿です。
イケ原くんでは、セクシーさとワイルドさというのを使い分けながらしっかり演じていきたい、とにかく多聞くんのカッコよさを全面に活かしたいというお話をさせていただきました。
ジメ原さんに関しては、ジメジメするにも相手によってジメジメ度の深さが違ったり、バリエーションが変わったりするよね、と。その会話の相手がうたげちゃんだったり、桜利くんであったり、1人1人によってジメ原さんになるきっかけも違うんです。
だからこそ、「セリフのニュアンスも少し変わってくるよね」という話もして。マイク前では、その辺りを意識しながら演じさせていただきました。
──ジメ原においては、アニメならではの表現がすごく面白かったです。
波多野:本当に湿度の高いキャラクターです(笑)。そういう部分も面白く可愛く表現されていますし、イケ原くんにおいては多聞くんが努力している姿でもあるので、その努力家な一面も感じられるのではないでしょうか。
本当にいろいろなギャップが出てくる作品ですので、いろんな方に楽しんでもらえると思います。
──イケ原とジメ原はもちろん、F/ACEの他のメンバーにも実はアイドルの姿とは違う一面があるんですよね。アイドルの表と裏というギャップが、本作の大きな魅力でもあります。
波多野:そうですね。アイドルとしてのライブシーンでは多聞くんのネガティブさを感じさせないぐらい、ダンスもすごくしなやかに滑らかに描かれていて、美しいカッコいい姿を見せています。
それが、日常シーンでジメ原さんになったときのドタバタ感を含め、そのときに出る多聞くんの素の感情と言葉に可愛らしさや面白さがあるのかな、と。
なので、ライブシーンではカッコよさを、日常シーンでは笑いと可愛さを堪能していただいて、そのギャップを感じて楽しんでいただけたらと思います。
原作から応援してくださっている読者の方も、アニメから初めて知るという方にもぜひ楽しんでもらいたいです。
通ずるものを感じた木下うたげと早見沙織さんの熱量
──多聞くんと、多聞くん推しの木下うたげちゃんとのやり取りも本作の見どころのひとつです。公開されているPVでも、早見沙織さん演じるうたげちゃんの姿が話題になっていました。
波多野:多聞くんに対して一途で熱量の高いうたげちゃんと、早見さんがこの作品に注がれている熱量や表現の細部にまで目を配るお芝居への向き合い方には通ずるものを感じました。現場でも、早見さんが力強く引っ張ってくださいました。
うたげちゃん自身が高いテンションで多聞くんに接する部分があるので、それを早見さんがこちらの想像以上に、すごく爆発的に高いテンションでお芝居をしてくださったからこそ、安心してついていけたのかなという部分があります。
うたげちゃんが全肯定してくれるから頑張ろうと思える多聞くんと一緒で、早見さんが先頭に立ってこの作品を盛り上げようと率先して現場を引っ張る姿勢を見せてくださったからこそ、僕も頑張ろうと思えたので、そういう部分にうたげちゃんと似ているものを感じました。
──うたげちゃんと多聞くんのやり取りは本当に心をわし摑みにされました。
波多野:本当に、早見さんのバリエーションがすごいんです。
音響監督・大寺さんの「こうしてみてください」「別のパターンもお願いします」という指示に対して、想像を軽々と飛び越える面白い表現で返していらっしゃって。それもワンパターンではなくて、いろいろなバリエーションをお持ちなんです。
聞いていても見ていても本当に飽きることはありませんし、暴走したり、妄想したりするうたげちゃんの面白さがさらに際立っていました。
──波多野さん自身、うたげちゃんと多聞くんのやり取りで注目してもらいたいシーンはありますか?
波多野:多聞くんの“イケ原くん”と“ジメ原さん”という2つの顔に翻弄されるうたげちゃんという、その画が本当に面白いのでぜひ注目してください。
うたげちゃんは本当に多聞くんが大好きなので、本人に対してもマイナスなものはとにかくぶった斬っていきます(笑)。
そこに多聞くん本人も引いてしまう部分もありつつ、でも頑張ってついていこうとしている、そのドタバタ感が、アニメならではの面白さで表現されています。
──確かに、キャラクターたちがそこにいるかのようなリアリティもあり、原作の面白さと相まって、アニメならではの良さが全面に出ているように感じます。
波多野:ストーリー的には、家事代行バイトで推しの家に行くというところから始まりますが、その内面的な部分や心情がとてもリアルに描かれているので、いろんな方が感情移入しながら見られる作品じゃないかなと思います。












































