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冬アニメ『貴族転生』奈波果林×宮下早紀×橘杏咲 鼎談|最強主人公の凄さを支える芝居とは

冬アニメ『貴族転生』奈波果林さん×宮下早紀さん×橘杏咲さん鼎談|ノアの凄さ……その説得力を生むために奈波さんがお芝居で頑張っていた部分とは!?

2026年1月7日(水)より、TOKYO MX・BS日テレほかで放送開始となるTVアニメ『貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~』。

本作は、GAノベルから刊行されている著:三木なずな先生によるライトノベルを原作としており、普通の村人が皇帝の十三番目の子供へと転生して帝位継承にまつわる兄弟たちと関わりつつ、成り上がっていくといった物語が描かれていきます。

そんな本作の放送に先駆け、アニメイトタイムズではノア・アララート役の奈波果林さん、ゾーイ役の宮下早紀さん、アリーチェ役の橘杏咲さんへのインタビューを行いました。

物語的にも主人公であるノアの強さや優秀さには焦点があたる場面も多いですが、そんな見た目は子供でも中身は大人なノアを演じる上で、奈波さんがお芝居で頑張っていた点には注目です。

また、物語的にもノアの凄さは見どころのひとつ。モチーフとなっている時代劇的なお約束もあるそうで、3人それぞれにノアの魅力についても語っていただきました。ぜひ、作品の視聴前にチェックしてみてはいかがでしょうか。

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皇帝の十三番目の子供という恵まれた地位、生まれつきレベル上限∞、従えた他人の能力を自分の能力にプラスできるチートスキルをもった世界最強の6歳・ノア。転生によって貴族に生まれ変わり、優れた教育と豊富な資源に支えられた環境で自分の才能を開花させていく。だが、華やかな貴族社会の裏側には陰謀や権力争いが渦巻いていた。シリーズ累計150万部突破の大人気作品!規格外のチートスキルとあふれる知性を持つ最強貴族ノアが部下を従え異世界を駆ける、無双王子の異世界統治ファンタジー!!作品名貴族転生~恵まれた生まれから最強の力を得る~放送形態TVアニメスケジュール2026年1月7日(水)~TOKYOMX・BS日テレほかキャストノア・アララート:奈波果林ゾーイ:宮下早紀シャーリー・グランズ:佐伯伊織アリーチェ:橘杏咲エヴリン:石川由依ジジ:和多田美咲皇帝:井上和彦王妃:水樹奈々ギルバート・アララート:三木眞一郎アルバート・アララート:遊佐浩二ヘンリー・アララート:小野大輔オスカー・アララート:河西健吾インドラ・アララート(雷親王):小村哲生スタッフ原作:三木なずな(GAノベル/SBクリエイティブ刊)キャラクター原案:kyo監督:福田道生副監督:金承徳シリーズ構成...

 

「考えるな、感じろ」の心で演じたノアのお芝居

──台本やシナリオをチェックした際の作品の第1印象、ならびにオーディションなどで役が決まるまでの出来事からお話しください。

ノア・アララート役 奈波果林さん(以下、奈波):私はこのノア役が初男の子役オーディションでした。なので、まさか自分が演じられると思わず、決まった時はこれは大波乱の予感がするなと思ったくらいです。

実は新人の時にボイスサンプルで一度少年役を録ったのですが、その時に「うん、まだまだだね」って言われてしまったことがあったんです。その時から自分はそういう運命にないんだなと思っていたのですが……人生って面白いなと。

福田道生監督が別作品で見つけてくださっていたのか、そういうご縁もあった感じみたいです。ただ、改めて決めつけてしまうのは良くなかったと思いつつ、難しい役なのでこれからが本当に大変なところだぞと気を引き締めましたね。

こんなにも頭の良い役を演じられたら、大変だろうけど本当に楽しいだろうなとも思っていました。ノアは立ち振る舞いがスマートで頭の回転も速そうですし。やっぱり最初からノア目線になっていたんですよね。ノアの凄いところは、彼を支持する人たちがそのままの意味で彼の力になることです。ノア自身の求心力が高まれば高まるほど彼自身も強くなっていくので、そこがちょっと新しい部分なのかなって思っています。

あとは原作の三木なずな先生や出版社の方から伺ったのですが、この作品はモチーフに時代劇があるそうなんです。だから、ノアが絶対的な正義として色々やっていることは、時代劇のお約束的なイメージで見ていられるというか。だから、そういうスカッとするような部分を楽しむ作品なんだとも感じたなと。

ゾーイ役 宮下早紀さん(以下、宮下):作品の第1印象は、とにかくノア様が策士すぎ……なのとタイトル通り最強の力をお持ちなので、「安心して物語を追いかけられる」でしょうか。ノア様だったらきっとどんな困難があっても絶対になんとかするだろうなって安心していられたし、ハラハラドキドキする場面もありつつずっと穏やかに見ることができました。それくらいノア様は最強なんです。

最初にオーディションで事務所のマネージャーさんが振ってくれたのはアリーチェ役でした。それを録り終わった後にゾーイもやってみようとなったので、その場ですぐに原稿をチェックしました。だから、合格の連絡を受けた時は驚きました。やっぱりしっかり考えて組み立てるお芝居も大切だけれど、その場の瞬発力で勝負したもの、その場で感じたものを素直に出すことで結果に繋がることもあるんだなって思って嬉しかったです。

アリーチェ役 橘杏咲さん(以下、橘):最初に読んだ時からとにかく「ノア様が凄い」というのを一番に思いました。先ほど宮下さんがお話しされたように安心して見ていられる場面が多いですし、そんなノア様に絶大な信頼を置いた上で読めたので、ずっと気持ちのいい感覚を持っていられる作品だなっていう印象でしたね。

気持ちよく読めるからこそ楽しい、面白いっていう部分が際立ちますし、キャラクターたちもみんな個性豊かですし。一見するとそういう雰囲気は感じられないかもしれないのですが、実際に読んでいると楽しいなって感じてくるんです。

実は私もアリーチェのような大人しい女の子のオーディションを受けることがほぼなくて。いつもは元気で明るい子を受けていましたし、それでも、受かるならゾーイのほうだろうなと思っていました。けれど歌姫のアリーチェに決まり、大丈夫かなっていう不安もありつつ、初めてこういった役でご縁をいただけて嬉しかったです。

──ありがとうございます。それぞれ演じられる際はどのようなことを意識されていますか?

奈波:体は子供で中身は達観した大人というキャラクター性について、考えたらわからなくなってしまい、「Don't think, feel.(考えるな、感じろ)」を一番に演じていました。とにかく出力される声色は子供のような印象で固定して、頭は思っていることをそのまま出すような……そういう感じにするのでもう必死でした。

──ノアは色々なキャラクターから凄い凄いと言われていますけれど、共感できるような部分はありましたか?

奈波:私は褒められ慣れていなくて、褒められると逃げたくなってしまうんです。凄い凄いと言われると恥ずかしくなっちゃうので逃げたかったです。まあ、ノアなんで大丈夫なのですが、役作りに関してはノアになりきることを意識しましたね。

──ありがとうございます。ゾーイについてはいかがでしょうか?

宮下:ゾーイさんとノア様はメイドとそのご主人様という関係性なので、その距離感を一番大事にしました。やっぱり付き人である以上は出しゃばりすぎると良くないし、友達みたいな距離感でお話しするのも違う。後ろから支えるような形を大切にしていたと思います。

あとはゾーイさんは優しくて思いやりのあるキャラクターなので、言葉尻が優しく聞こえるように息を混ぜて演出してみたりしました。アフレコの時に立ち姿をキャラクターによって変えたりすることもあるのですが、今回はメイドさんって、多分シャキッとした感じだよねと考えて、背筋をピンと伸ばしてマイクに向かいました。

──やっぱりそういった姿勢から入るとお芝居も変わるものなんですね。

宮下:お芝居に入りやすいんです。やっぱり、立ち姿によってキャラクターへの入り込みかたは変わってくると思います。

奈波:私もそうかもしれない。時には腰に手を当てたりして、ノアになり切ろうとか思っていました。

宮下:奈波さんの後姿を見ていても大体そうでしたね。足の構え方とかもちょっとこう開く感じで。

橘:私もアリーチェが結構引っ込み思案な子だったので、髪型や姿勢を変えるような感じでやっていました。姿勢もちょっと猫背になったり、キャラクターに寄っていくというのはわかるかもしれないです。

──そんなアリーチェについてもお聞かせください。

橘:見た目的にも中学生くらいの年齢感だよなと考えて、そこから少し上の18歳くらいでもっていこうと思ったんです。だけど、歌い手として酒場で歌っているものの、年齢的にはまだ12~13歳だと言われて現場でかなりお芝居を変えました。それくらい幼くしていいのだと、最初はビックリしましたね。でも、現代の12~13歳とはまた違うので、そこは自分で考えながら演じました。

アリーチェは頑張りたいという想いは持っているけれど、世界が意地悪だから怯えちゃうし、最初はちょっとオドオドしている感じを上手く出せるように気をつかっていました。そういう頑張りたいけど押しつぶされている雰囲気が出ていればいいなと。あとはノア様と出会って彼女がどう変わるのか。その辺がわかりやすくなっていたらいいなと思っています。

──ノアについて。先ほどのお話しにもありましたが、外見は子供だけど中身には転生する前の大人が入っている。この年齢のギャップの部分は演じる上で苦労されたのでしょうか?

奈波:ノアに転生した方は博識だけど、それを活かせないまま亡くなってしまった。だからなのか、台詞回しとかも全部ふりがなを振るくらいで、本当に難しかったです。聞いたことのないような言葉もたくさんありましたし。

あとは、そういう難しい台詞回しを子供の声で喋るとなると、息が足りなくなりました。そこで、どうしたらリアルとファンタジーの折り合いをつけられるかを考えたのですが大変でした。

これこそ技術なのかと思った結果、最終的に考えるな、感じろの気持ちでお芝居したのですが、音響監督の阿部さんからいっぱい修正をいただくことになり……やっぱりノアは色々な人と対峙するので、そのひとりひとりとどのように接するかは特に意識しましたね。

──対峙する面々を演じる方々は、凄まじいキャストが揃っていますよね。

奈波:ノアのお兄さんたちとかまさしくですよね。彼らも色々と個性があるのですが、ノアとしてはちょっと弟らしくしてみたり、井上和彦さん演じる皇帝の前では息子らしくしてみたり。例えば宝石商の方が相手になると、貴族なので凛としていつつも真っ直ぐ向き合うし、やっぱり厳しさの中にもノアの優しさが垣間見える瞬間があって。自然とできるようになるまで時間はかかりましたが、たくさん直していただいてなんとか形にできたかなと。

そのキャストの方々も大先輩の方ばかりなので、逆に距離感がリアルだったと思っています。だからノアと相手との実際の距離感もわかりやすかったですし、そこは助かっていました。とても素敵でありがたいキャスティングでした。みなさん本当に気さくで優しかったですし、安心感があったので、困ったことがあったら質問しようという気概でもう全力で甘えさせてもらっていました。

──ゾーイについてはいかがですか?

宮下:ゾーイさんは涙を流すシーンが多いキャラクターなんです。だけど、悲しくて泣いているとか、彼女自身の弱さからくる涙ではない。とても優しくて他人想いなところが魅力的ですし、ノア様と一緒にいる時間も一番長い。だからこそ、そんなノアの幼いけれど強くて頭が回る一面に惹き付けられていて。

ノア様のことは絶対に好きなのですが、もうLOVEじゃ言い表せないような愛の強さなんです。もう敬愛と言っていいくらいなので、そんなゾーイさんの気持ちを感じ取ってもらえるシーンを楽しみに待っていてください!

──ちなみに、キャラクター紹介で他にもノアの周囲にメイドが増えることが明かされています。注目してほしいキャラクターはいますか?

宮下:ジジですね。ゾーイさんと他のメイドさんたちって、距離感が同じようなところがあって。だけど、ジジは新米だけに妹のようなあどけなさがあるので、ノア様との距離感も心配になるようなことが出てきます。それが凄く可愛いんですよね。

ゾーイさん的にはジジに指導とかもするのですが、今後はそんな妹のような存在が登場します。子供過ぎて許されてるような、そんなムードメーカー的な存在なのであわせて楽しみにしていただければと!

──アリーチェについてはいかがですか? エンディングも担当されていたかと思いますが、歌の方で苦労したことや印象に残っているディレクションはありますか?

橘:最初はエンディングを歌うことを知らなかったんです。受かったと言われた時も、特にマネージャーさんから何も言われていなかったので、「この子、歌い手の役だよな」「どうなるんだろう」って思っていたら私が歌うと知って驚きました(笑)。

今まで歌ったことのある曲が明るく楽しいテンポのものばかりだったこともあって、アリーチェは結構しっとりした曲を歌うんだろうなって漠然と想像していました。そこから歌の資料をいただいて練習してからレコーディングに挑んだのですが、みなさん本当に優しくて凄い褒めてくれたんです。

だから私自身も、あの酒場のステージで気持ちよさそうに、歌が好きだと伝わってくるくらい楽しそうに歌っていたアリーチェのような気持ちで歌えたことを覚えています。

ディレクションとしては歌い上げるようにというものだったのですが、歌詞を見るともっとグッとくるようなイメージで歌いたくなってしまって。だけど、感情を入れすぎてしまうと、毎回エンディングでこの曲が流れるのにその部分が薄れてしまうと。なので、しっとりした雰囲気を意識しつつ、歌が楽しい、歌が好きだという気持ちを込めました。

 

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