
のび太たちの勇気が「僕も頑張ったら何かできるかもしれない」と気づかせてくれるーー『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』エル役・千葉翔也さんインタビュー
『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』が2月27日(金)より全国公開!
夏休みにキャンプの行き先で意見が分かれたのび太たちは、ドラえもんの提案で海底キャンプに出発。冒険を楽しむ中で海底人のエルと出会い、隠された秘密を知ることになります。海底人が恐れる“鬼岩城”とは一体何なのか? のび太たちの冒険の先に待つものとは?
アニメイトタイムズでは、今作のゲストキャラクター・エルを演じる千葉翔也さんにインタビュー! 『ドラえもん』の思い出から本作の注目ポイント、エルのお芝居などを語っていただきました。
エルは責任感と正義感を持つキャラクター
ーー初めて触れた『ドラえもん』を教えてください。
エル役・千葉翔也さん(以下、千葉):初めて観た作品が何だったのかは思い出せませんが、幼稚園の頃から毎週TVで観ていました。「映画ドラえもん」の中で何度も観たのは「のび太の南海大冒険」(1998年公開)です。あと「帰ってきたドラえもん」(1998年に「のび太の南海大冒険」と同時上映)が初めてアニメを観て涙を流した作品なので、とても印象に残っています。
ーー『ドラえもん』と一緒に人生を歩んできたと言っても過言ではない?
千葉:そうかもしれません。今作もそうですが、セリフの一つひとつに深さがあるし、いろいろな例えが生まれますよね。映画では海底と陸上で分かれていますけど、例えば自分と隣人など、様々な置き換え方ができると思います。それこそが「映画ドラえもん」の持つメッセージ性やパワーではないかなと。
そういう意味で「映画ドラえもん」はやっぱり“映画”なんです。TVアニメや原作を見ていなくても、1本の映画として楽しめる。それはきっと多くの愛情と労力が注れているからだと思います。
ーーそんな幼少期から慣れ親しんできた「映画ドラえもん」への出演が決まった時の感想をお聞かせください。
千葉:自分がメインのゲストキャラクターを演じるなんて想像もしていなくて。本当に嬉しかったですし、現実味がなかったです。
ーーエルというキャラクターに対して、どのような印象を持たれましたか?
千葉:のび太たちは日常の延長で海底にやってきましたが、エルには海底人としての人生があって。自分の中で言語化できない複雑な感情を抱えている人物です。
ムー連邦の兵士でありながら、自立した人間として違和感を抱いている。言葉遣いからも真っ直ぐな性格だと思いました。恐らく「兵士としてムー連邦を守らなければいけない」という強い責任感や正義感が彼を凛とさせているのかなと。一方で、正義感に振り回されているわけではなく、明確に守りたい存在を認識しながら働いている人でもあります。
ーー演じる際に意識した点を教えてください。
千葉:彼が抱える悩みは普通の高校生や大学生とはまったく違っていて。
自分という存在を確立できないモヤモヤではなく、ムー連邦全体が抱えている問題点や自分より年上の人が持っている常識に対して、疑いたくないものを信じきれないと言いますか。だからこそ他人を責めることもできず、かといって自分を責めるわけでもないという繊細な人なんです。そのうえで、感情のままに怒りをぶつけても何の解決にもならないことがよく分かっている。演じる際は、考えて出てきた言葉と思わず口から出てしまった言葉を分けて演じたいと思いました。
ーー矢嶋(哲生)監督から受けたディレクションの中で印象的だったものは?
千葉:「登場シーンは兵士として任務を遂行するために淡々と出てきてほしい」と言われました。加えて、ドラえもんやのび太たちは歴史があるキャラクターで、エルは存在感の強さでは負けてしまうと思っていたんです。ただ、その場の見え方を意識するというより、エルは“一人の人間”であるからこそ、変にでしゃばることも引っ込むこともしない。確固たる存在としてやればいいんだなと気付いて、「映画ドラえもん」はキャラクターを大切にしているんだなと感じました。






































