
「禪院直哉 CV.遊佐浩二」の衝撃。作品全体から感じる「実写的な雰囲気」――TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」連載インタビュー第3回:禪院直哉役・遊佐浩二さん前編
TVアニメ『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」が、2026年1月8日(木)より放送中です。
放送にあわせ、アニメイトタイムズでは連載インタビューを実施。第3回は禪院直哉を演じる遊佐浩二さんの登場です。第48、49話の放送を終え、遊佐さん自身が感じる直哉の人物像とは?
今作の映像・演出を踏まえつつ、直哉というキャラクターについて、たっぷりと語っていただきました。
「禪院直哉 CV.遊佐浩二」の衝撃
ーーキャスト発表時から大きな話題を呼びました。振り返ってみていかがですか?
遊佐浩二(以下、遊佐):舞台挨拶で明かされるまで、「情報漏洩していないか……」と心配でした(笑)。皆さんの声はもちろん嬉しいですが、公開される分の収録は終わっていますので。ご覧になった方がどう思うのか、「もうなるようにしかならない」と思っていました。
ーーファンも納得と言いますか、「遊佐さんしかいない!」という声も多かったですよね。
遊佐:直哉に合っているというのはどういう意味でなのか少々複雑ですが……(笑)。そういう反応は非常にありがたいですし、演じることができて嬉しいです。
僕としても、直哉は役に入りやすいキャラクターでした。ただ、どんなキャラクターであっても、最初のテストでは自分自身で捉えたもので芝居をするわけです。制作陣にも、それぞれの“直哉”があるので、そこに合っているかどうかは常に考えます。
ーーオーディション時から、手応えもあったのでしょうか?
遊佐:手応えというか、オーディションは常に受かるつもりでやっています(笑)。とはいえ、なかなかこちらの思いが通じないことも多いです。自分がいくらそう思っても制作陣からはNOと言われる場合も多々あるので(笑)こちらの手応えは信用しません。「やるだけのことはやろう」と思っています。
ーー『呪術廻戦』という作品については、どのような印象がありましたか?
遊佐:自分の中にあったイメージよりも、ハードな世界観でした。仲間たちと共に戦っていくような作品と思いきや、それだけではない。虎杖悠仁(CV:榎木淳弥)という主人公自体、戦うことに前向きではない印象です。
考えてみれば、タイトルに「呪術」という文字が入っている段階で明るいものではない場合が多いですし。いわゆる勧善懲悪で、敵を倒して「やったぜ」という感じでもないですし、考えさせられるような結末を迎えるキャラクターも多い作品です。禪院家は、そういったダークな側面を強く感じる存在でした。
ーー遊佐さん演じる直哉の印象はいかがでしたか?
遊佐:人を慮らず、思ったことをそのまま言う人間だと捉えて演じさせていただきました。
ーー気持ちが良いほどに口が悪いといいますか……。
遊佐:ちゃんとした倫理観を持った方ならそう思うでしょうね(笑)。ただ、禪院家では誰も気にしてないんでしょう。程度の差はあっても、基本的に彼らはそういう人たちなんだと思います。
スピーディなアクション、禍々しい禪院家
ーーアフレコ現場の雰囲気について、お聞かせください。
遊佐:掛け合いのあるシーンは揃って収録しました。現場に関しては、「渋谷事変」の後の話ですし、乙骨くん(乙骨憂太 CV:緒方恵美)も死刑執行人として登場しますので、割と緊張感があったと思います。禪院家に関しては、初出演の方が多かったので、作品のお話というよりも、日常的な話をしていることが多かったです。
ーー冒頭から戦闘シーンも見どころですが、アクションのお芝居はいかがでしたか?
遊佐:非常にスピーディなアクションなので、相手の役者さんと目を合わせる暇もないと言いますか。耳で感じながらやるしかなかったですね。とんでもないスピードでカットが進んでいきますから。
ーーなかなか他作品の戦闘では見られないようなスピード感なのでしょうか?
遊佐:そうですね。直哉自体、捉えられるような速さで戦うキャラクターではないですし、本作の戦闘はスピード感がリアルと言いますか。どんどん進んでいくので、次のセリフを意識しながら喋っていく必要があります。
ーーたしかに、リアリティのあるスピード感でした。
遊佐:完成した映像を観ても、やっぱり速いと思いました(笑)。キャラクターがブレて描かれていたりと、速さが強調されていますし、画角ひとつ取ってみてもこだわりを感じました。
ーー打って変わって、禪院家のシーンはホラー作品を見ているようでした。
遊佐:あれは意外でしたね。狭い茶室みたいな部屋に、昔ながらの蛍光灯がぶら下がっていて。あの屋敷ならもっと大きな部屋があるでしょうに(笑)。ただ部屋の狭さもあいまって、独特な雰囲気を醸し出していました。大っぴらに公開するような話ではなく、あくまで密談。禪院家の跡目争いであって、当主が死んだ後の遺言を読むシーンには、ぴったりの演出だったと感じています。










































