
冬アニメ『DARK MOON -黒の月: 月の祭壇-』ヘリ役・戸谷菊之介さんインタビュー|ヘリの能力が映し出す、キャラクター同士の距離感
世界的人気を博すグローバルグループ・ENHYPENとコラボした7人の少年たちを主人公に、名門学校デセリスアカデミーで出会った転校生の少女との運命的な物語を描き、世界累計閲覧数2億ビューを記録した大ヒットウェブトゥーン『黒の月: 月の祭壇』。本作のTVアニメ、『DARK MOON -黒の月: 月の祭壇-』が2026年1月9日(金)24:00より放送開始となります。
アニメ放送に先駆けて、アニメイトタイムズではヘリ役・戸谷菊之介さんにインタビューをしました。本作ならではの世界観や、演じられるキャラクターについて深掘りしていきます。
ヘリの能力によってキャラクター同士の関係性がより伝わりやすくなっている
──まず、『DARK MOON -黒の月: 月の祭壇-』の原作を読まれた印象を教えてください。
ヘリ役・戸谷菊之介さん(以下、戸谷):最初は学園ものとして恋物語が始まるのかなと思いながら読んでいたんですけど、最後は壮大なバトルになって、「こうなっていくんだ」という展開がすごく面白かったですね。
読む手が止まらないというか、展開もすごく早くて、どんどん読み進められました。ウェブトゥーンならではの読みやすさもありますし、何より原作の絵がとても綺麗で、そういった点も含めてめちゃくちゃ面白かったです。
──日本ではあまり馴染みのない「12年生」や「全寮制」といった設定もありますよね。
戸谷:「なんだろう?」と思いながら読んでいましたけど、自然に受け入れられましたね。パーティーを開く文化など、世界観の設定も日本とはかなりかけ離れている部分が多くて、特に服装や建物の雰囲気は日本と全然違うと感じました。でも、韓国とも違う、どちらかというとヨーロッパっぽい印象で「これは独自の世界観だな」と。
──ヘリのキャラクター性を表現するうえで意識されたことはありますか?また、オーディション時と実際のアニメ収録で、声のテンション感に変化がありましたら教えてください。
戸谷:テンション感は変わったかもしれないです。最初はスハに対しても仲間に対しても、結構フランクにしゃべっていたんです。でも、ディレクションで「もっと落ち着いて」「今の感じだと親しみやすすぎるから、もう少し抑えて」と言われることが多かったですね。第1話の際は、しゃべるスピードを少しゆっくりにした記憶があります。
キャラクター的にも感情の起伏はそんなに大きくはないと思います。表に出るリアクションや感情の乗り方の上下をあまりつけないように、というディレクションもあった記憶があります。
──ご自身が演じられるヘリはヴァンパイアの12年生で、7人組のチームの一員ですが、仲間の存在をどのように捉えていると感じられていますか?
戸谷:ヘリとしての立ち位置で言うと、みんなをまとめるじゃないけれど何かを言い出すきっかけになる存在なのかなと思っています。常にいろんなことを考え、落ち着いて行動できる人物だと思って役作りをしていました。
なので話が逸れたときも、ヘリが話を戻して、そのまま進めていくシーンが結構多いので、そういう役割を担っているのかな。引っ張るというより、みんなが自然とついていく感じだと思います。ヘリから見た仲間たちの存在という視点でいうと、兄弟ですね。弟たち、という感覚かもしれません。
──それではヘリ以外の6人のそれぞれの印象も教えてください。
戸谷:イアンは常に声がでかいですね(笑)。どちらかというとお調子者で、場を盛り上げてくれる存在です。
ジノは優しい。ソロンは、僕かなり好きです(笑)。ツンデレのすぐデレる、すぐ回収されてしまう感じが良くて、小笠原さんの演技もめちゃくちゃ良くて好きですね。
シオンはやかましいというか、見ていて面白い(笑)。ジャカはヘリがリーダーだとしたら副キャプテン的な立ち位置でヘリを支えてくれる存在だと思います。ノアは可愛いですね。本当におとなしいんですけど、いざというときには頼りになるところもあって良いなと思います。
──1話で転校生としてやってきたスハの印象も教えてください。
戸谷:めちゃくちゃ素直で感情を結構表に出してくれるキャラクターですよね。お芝居としても、和泉さんがそこをかなり忠実に表現してくださっていて、すごく掛け合いがやりやすかったです。感情を込めてくれていて、響くものがありましたし、スハによって物語が動いている、そんな印象でした。
──アフレコ現場の雰囲気や、皆さんで話していて印象的だったことがあればお聞かせください。
戸谷:今までやってきたアフレコの中でもかなり賑やかでした(笑)。特に宗悟さんがめちゃくちゃ場を和ませてくれたんですよ。土岐さんもたくさん話してくれました。
あと、清水くんがダントツで一番の後輩なんですけど、とにかく変なんですよ(笑)。すごく腰が低くて、「あざっす、あざっす」みたいな感じなんですけど、それが行き過ぎていて見ているだけで和むんです。それをみんなでいじる、という流れもあって、清水くんはかなりムードメーカーだったなと思います。
──先ほど、「ちょっと変わっている」とおっしゃっていましたが、具体的にはどんなところでそう感じたのでしょうか……?
戸谷:清水くんは水筒を毎回持ってきているんですけど、それがとにかくでかいんですよ!
もう高さが50センチくらいあるんじゃないかっていうくらいで(笑)。それを普通にパカッと開けて飲んで、何事もなかったかのように振る舞っているから、飲み終わった後に「何それ!?」ってみんなでいじったりしていました。そういう変なことを当たり前のようにやってくる、本当にムードメーカーな方でしたね。
──とても和気あいあいとした様子が伝わってきます。それでは改めて、この作品の魅力はどのような部分だと感じられていますか?
戸谷:色々ありますが、大きく分けて2つあると思っています。1つはキャラクターそれぞれにしっかり特徴と魅力があるところですね。読んでいても、本当にそれぞれ個性が立っていて面白いなと思いました。特にヘリで言うと、テレパシーの能力があったり、それによってスハとの関係性が特別なものというのがより伝わりやすくなっているので、そのドキドキ感も味わえるのが作品の魅力だと思います。
もう1つは、ストーリーの壮大さですね。終盤に近づくにつれて、ヴァンパイアとしての謎がどんどん紐解かれていくので、そこに向かってのカタルシスのような、一気に謎が解ける瞬間がとても気持ちよかったです。
──お話しいただきありがとうございました!放送開始に先立って、最後に第1話の注目してほしいポイントを教えてください。
戸谷:やっぱり、先ほども話したヘリがテレパシーを使うシーンですね。そこは、ちょっと「おっ」と、ドキッとしてもらえる場面だと思うので、皆さんもぜひスハ視点で楽しんでもらえたら嬉しいです。
『DARK MOON』はキャラクターもすごく魅力的ですし、声優陣も本当に仲良く、楽しくアフレコをしました。そのアフレコに込めた魂が皆さんに伝わったら嬉しいなと思うので、最後までしっかり、皆さんの本当に素晴らしいお芝居やアフレコの雰囲気も感じていただきつつ、そして、特にスハのアツいシーンなどもあるので、そういったところも楽しんでいただけたら嬉しいです。
[取材・文/笹本千尋 撮影/MoA]
ヘアメイク:齊藤沙織
スタイリスト:カワセ136(afnormal)
作品情報
あらすじ
そこには秘密のベールに包まれた7人の少年がいる。
彼らは暗い過去を持ちながらも、今は平凡な学校生活を送っている“ヴァンパイア”だった。
ある日、デセリスアカデミーに女子生徒・スハが転校してくる。
幼い頃に友人を失ったことでヴァンパイアを強く憎んでいるスハだったが、そんな彼女に少年たちはどうしようもなく惹かれていくのだった。
そんななか街を揺るがす事件が起こり、少年たちの過去が徐々に解き明かされ、彼らの世界は変わり始めていく……。
キャスト
(C)HYBE/Project DARK MOON










































