
“爆速”で成長する姿に「置いていかれるものか!」。暗闇を抜け出したいのりは、第2期でどんどん成長していくーー『メダリスト』リレーインタビュー第1回:結束いのり役・春瀬なつみさん
周囲から「何もできない子」というレッテルを貼られ、大好きなフィギュアスケートも密かに練習することしかできなかった小学5年生の結束いのり。しかし、アイスダンスの元選手だった明浦路司との出会いを切っ掛けに、フィギュアスケートクラブ「ルクス東山FSC」に所属。憧れだったフィギュアスケート選手となり、コーチの司との二人三脚で「オリンピックの金メダリスト」という壮大な夢に向かって急成長を遂げていく。
『月刊アフタヌーン』2020年7月号での連載開始直後から大きな注目を集めた、つるまいかだ先生による本格フィギュアスケート漫画『メダリスト』。2025年1月~3月にはテレビアニメ全13話が放送され、熱い物語やハイクオリティなスケートシーンなどが話題となり、さらに多くのファンを獲得しました。
そして、2026年1月24日(土)からは待望のアニメ第2期が放送開始。全日本ノービス選手権への出場を懸けた中部ブロック大会が描かれていきます。
そんな第2期の放送に際して、アニメイトタイムズではキャストインタビュー連載がスタート。第1回は、結束いのりを演じる春瀬なつみさんが登場。第1期を振り返ってもらいつつ、いのりのさらなる成長が描かれる第2期への想いも語っていただきました。
自分が体験した熱量を自分にも表現できるのか不安だった
──第1期の最終回で第2期制作が発表されてから約9か月、ついに第2期の放送が始まります。この期間は、どのような心境でしたか?
春瀬なつみ(以下、春瀬):第1期の放送中もすごい反響で、本当にたくさんの方が『メダリスト』を愛してくださって。最終回で第2期が発表された時も、皆さんからたくさんの期待のお言葉を頂き、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
実は、第2期のアフレコは、制作決定が発表された後に始まっていたんです。第1期に対する皆さんのご意見や、第2期への期待の声などを聞いた上での収録だったので、第1期の最終回から繋がるように臨むことができましたし、皆さんの大きな期待に応えたいという気持ちも強くて、ますます気合も入りました!
──春瀬さんの演じる結束いのりは、第1期第1話で司と出会い本格的にフィギュアスケートをはじめて以降、全13話を通して、選手としてだけではなく人間的にも大きく成長していきました。春瀬さんのいのりに対する印象は、どのように変わっていきましたか?
春瀬:いのりは最初、自分のことが好きになれず、一人で暗闇の中にいました。こっそりスケートを練習していたり、孤独にもがいている時間が長かったですが、司先生と出会ってからは、スケートにひたむきに取り組むことができて。第13話までに自分のことをどんどん好きになって、スケートもやるたびにさらに楽しくなり、辛いことがあっても前向きに頑張っていこうと思えるようになりました。
今となっては自分が好きじゃなかったことが逆にエネルギーになっているというか。負のエネルギーを“頑張る原動力”に変えられる女の子になったんだなと、13話までのお話を通してすごく思いました。
──負のエネルギーをプラスの力に変えるのは、意外と難しいことなのではと思ってしまいます。
春瀬:私もそう思います。第1期の中にも、そういうシーンはあるのですが、すごくできない時の自分からは目を逸らしたくなりますし、投げ出したくなりますよね。もちろん、いのりにもそういう気持ちが少しはあるのですが。司先生の言葉を思い出しながら、嫌になる自分をもう一度見るんだって強く思うシーンがあって。
自分と向き合うことって、言葉にするとすごく簡単なんですけど、実際にやるとすごく難しくて、勇気も根気も必要だと思うんです。なにより、すごく自分に厳しくないとできないことなので、それができているいのりは本当に偉いなと思います。
──春瀬さんはアニメ化が決まる前から『メダリスト』のファンだったそうですね。いのりが本当はどんな子で、どんな風に成長していくのかという未来の姿を知っていたと思いますが、アニメで一からいのりを演じる際、何かの影響がありましたか?
春瀬:第1期のアフレコが始まった時点で、『アフタヌーン』の最新話まで原作を読んでいる状態だったんですけど、最初に『アフタヌーン』で第1話を読んだ日のことは、今でもすごく覚えていて。いのりの負のエネルギーというか、暗闇や心の痛みがすごく大きくて、読みながら泣いてしまったんです。その記憶があったから、アフレコが始まる時には、自分が体験した熱量をアニメの中で自分にも表現できるのか、とても不安でした。
──読者だった時に大きなインパクトを受けた分、演者として関わる時には、その大きさがプレッシャーになったのですね。
春瀬:はい。原作のつるま先生の絵って、すごく訴えかけてくるものがあるじゃないですか。もちろんアニメも絵で表現されるのですが、そこに加えて自分が声でも表現しなくてはいけない。そのことに対しては、凄まじいプレッシャーがありました。
あと、いのりが小学5年生の時から物語がスタートするので、年齢感についても悩んだ部分があったのですが、そこについては、音響監督さんを始めとするスタッフの皆さんと話し合い、「自然に演じられる範囲でやってください」というディレクションを頂いたんです。そこからは、自然に出てくるいのりの気持ちを言葉にしよう、という感覚でアフレコに臨みました。













































