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メダリスト:いのり役・春瀬なつみ、“爆速”で成長する姿に「置いていかれるものか!」【声優インタビュー連載第1回】

“爆速”で成長する姿に「置いていかれるものか!」。暗闇を抜け出したいのりは、第2期でどんどん成長していくーー『メダリスト』リレーインタビュー第1回:結束いのり役・春瀬なつみさん

一番大事にしているのはスケート愛を持ち続けること

──第1期は、いのりの成長と変化が非常に印象的でしたが、逆に「ここは最初からずっと変わらなかったな」と感じたところはありますか?

春瀬:二つあって、一つは、第1期の最終回でいのりのお姉ちゃん(結束実叶)とのシーンで、いのりが「私、前と変わった? スケート始める前と少しは変わったのかな?」って聞いた時、第1話に至るまでのいのりのことも含めて「今も昔も少しも変わらず、ずっと頑張ってきた」って言ってくれるんです。そこは、本当に最初から変わらないところだなと。ずっと自分のことを好きになりたくて、スケートをやりたくて、一人で頑張ってきた。その頑張り屋さんなところは、最終回までずっと変わらないところだと思います。

──では、もう一つの変わらないところは?

春瀬:いのりが頑張り続けられているのは、スケートへの愛があるからこそだと思うんです。どんどん成長していく中、自分のために頑張ってくれる人が増えてきたりすると、プレッシャーにもなるだろうし。できないことがあると、どれだけ好きなことでも(気持ちが)曇ってしまうことはあると思うんです。でも、いのりのスケートへの愛は変わらない。スケート愛を持ち続けて、ずっと頑張り屋さんであるということが、すごく素敵だなと思います。

──演技という表現を、多くの人に見たり聞いたりしてもらえるという点では、スケート選手と声優さんは重なるところもあるのかなと思うのですが、いのりは、司に会うまで、誰にも認められない中、ずっと一人で努力をしていたし、好きであり続けた。それが本当にすごいですよね。

春瀬:本当に大好きで「これがやりたい!」というか、「やらずにはいられないんだ!」ってくらいに好きじゃないとできないことだと思うので、私も本当にすごいと思います。

──声優というお仕事に対する春瀬さんの思いと重なるところはありますか?

春瀬:私もこれまでに声優を辞めたいと思ったことはありましたが、任せていただいている役は絶対に最後まで演じ切りたいと思っていたし、絶対に手放したくない。この子の人生に私が責任を持ちたいと思っているから、私は絶対にやめられない。

(辞めたいと思っても)毎回、最後はそういう気持ちになります。それは、いのりのスケート愛とはちょっと違うかもしれないけど、私は役への愛だと思っていて。少しジャンルは別ですが、根本のところは一緒なのかなという気がします。

──いのりを演じる際、特に大事にしているのは、今お伺いしたような気持ちなのでしょうか?

春瀬:そうですね。一番大事にしているのは、本当にスケート愛を持ち続けることです。いのりは、ずっとスケート愛を持ち続けて頑張ってきている子なので、第1期のアフレコもそうですし、第2期のアフレコが終わるまでも、そこが自分の中で一番の肝というか。いのりの肝だなと、自分が一番感じている部分でもあります。

──元々、フィギュアスケートがお好きだったと伺っているのですが、いのりを演じることになって、さらに好きになったりもしましたか?

春瀬:私、わりといろいろなものに興味があるタイプで、フィギュアスケートは、その中の一つという感じもあったんです。最初にハマった時、ものすごく好きになったのですが、シーズンスポーツなので、特に冬にすごく応援している感じでした。

──試合がないシーズンオフは、別の趣味も楽しんでいたのですね。

春瀬:選手の皆さんが夏の間もすごく練習を頑張っていることは、フィギュアスケートファンだった時から知識として知ってはいたんです。でも、『メダリスト』に関わらせていただくようになってからは、夏の練習を観に行ったりもして。もちろん、大会を観に行ったりもしますし、選手や会場の空気感をより間近に感じられる場所へ、意識的に足を運ぶようになったんです。

だから、今は以前よりも選手の温度のようなものが、本当に近くで感じられているというか。いのりを演じるようになってからは、応援の仕方が少し変わったなと感じています。

──私も昔からフィギュアスケートを観るのが好きだったのですが、『メダリスト』に触れてから、選手がプログラムの難易度を上げる時の大変さを改めて知りました。一つ一つのジャンプや技をこうして覚えて磨いているのだなと。

春瀬:そうなんですよね。シニアの選手になってくると、構成も割と固まってきて。1シーズンでめちゃくちゃ変わるとかはあまりないんですけど、いのりたちノービスの選手にはダブルルッツしか飛べなかったのに、1年でトリプルルッツが跳べるようになるような子が本当にたくさんいて。

一つ前の大会のジャンプ構成を見て、「トリプルルッツが跳べるようになってるじゃん!」みたいなこともよくあるんです。小学生は、本当に毎日毎日が変化の連続なんですよね。そういう選手たちの変化を応援できるのも、ジュニアやノービスを応援させていただく醍醐味というか、幸せを感じられるところだと思います。

──司と出会い本格的にフィギュアスケートを始めてからのいのりは、作中で「爆速」と表現されるくらいの速さで成長していきます。そんな風に成長していくキャラクターを演じる楽しさ、あるいは、難しさなどを感じることがあれば教えてください。

春瀬:第1期は最初にすごく辛い時間が描かれた後、司先生に出会い、ようやく光が見えて、そこから抜け出していく姿が描かれていったので、いのりを演じる上でも成長していくことがすごく楽しくて。開放されたような感覚で、最終回の第13話に向けて、どんどん進んでいけたんです。

でも、第2期は(私が)振り落とされそうな勢いで加速していくので、いのりに「待って待って! 行かないで!」って気持ちにもなりつつ、「置いていかれるものか!」という感じで(笑)。内面からしっかり意識して、お腹の底からいのりの魂の声を出したいという気持ちででした。

司先生は、私の中でも理想の先生

──今、振り返ってみて、第1期に登場したいのりのセリフやシーンで特に印象深いものを教えてください。

春瀬:すでに第2期のアフレコは終了しているのですが、やっぱり第1期第13話のバッジテストの演技シーンで、いのりが(過去の自分に)「さよなら」と「ありがとう」を言ったシーンは、大きなターニングポイントだったと感じています。いのりがここで、また一つ殻を脱いで、少し違ういのりに変化していくというか。その瞬間があったからこそ、第2期のいのりがあったと思っていて。

最終話のあのセリフはアニメオリジナルですが、個人的にはとってはありがたかったなと演じる上で思っていますし、今振り返ってみても一番印象に残っています。そこからの続きが第2期になるので、どうなっていくのかをぜひ期待していただきたいです。

──公式サイトなどで公開されている第2期の新キャラクター情報やPVなどを観る限り、新たなライバルも多数登場して、より熱い試合が描かれていきそうです。

春瀬:はい。いのりも本当に格好良くなっていくので、私も、その成長についていかなきゃ!って感じでした(笑)。

──第2期のアフレコには、どのような心境で臨まれましたか?

春瀬:第1期の放送を観ながら、第2期をやるとしたらステップアップしたいのりを演じるために、こういうことをしたいと感じたことなどを書き留めていたんです。最初は、それを見返しながら「こういうところに気をつけて、第2期は演じてみよう」とか、すごく気合いを入れて臨みました。

でも、いざ収録が始まってみると、司先生や(高峰)瞳先生といった(共演者の)皆さんとの、その場、その場の掛け合いで生まれていく感情がとても楽しくて、その瞬間をすごく大事にしたいという気持ちになりまして。第2期を録り終える頃には、「ここは、あえてあまり準備しないでスタジオへ行こう」と思うシーンもあって、皆さんと掛け合えるのが、自分の中でいつも本当に楽しみでしたね。

『メダリスト』に関わっているキャストの皆さんは、スッと心に入ってくるお芝居をしてくださるので、私も自然と家で練習していた時とは全然違った風にセリフが出てきたりすることがあるんです。いつも、本当にありがたいなと。キャストの皆さんと『メダリスト』を作れているんだなと感じています。

──第2期からは、たくさんの新キャラクター&新キャストが登場することも、すでに発表されています。スタジオの雰囲気にも変化はありましたか?

春瀬:新キャストの皆さんは本当に温かい方ばかりで。しかも、「『メダリスト』、読んでました」とか、「『メダリスト』のアニメを観て、関われるのが本当に楽しみで」みたいなことを言ってくださる方ばかり。キャストの皆さんみんなが『メダリスト』をめちゃくちゃ愛しているんですよ。

──さらに多くの『メダリスト』大好き声優が集まる現場になったのですね。

春瀬:はい。空き時間には「実際にスケート観ました」とか、「滑ってみたいです」みたいなスケート関係の話でも盛り上がったりして。すごく温かい雰囲気でアフレコが進んでいきました。

──『メダリスト』という作品の肝でもあるいのりと司の関係性は、第2期では、どんなところが見どころになりそうですか?

春瀬:第1期のお話を通して、いのりと司は、お互いのことをどんどん知って、阿吽の呼吸みたいなものも生まれていきました。そこからの第2期でも、いのりの前には、いろいろな壁が立ちはだかるのですが、司先生と二人で一つ一つの壁を乗り越えていく姿に、さらに絆が深まったなと感じる部分もあります。

同時に、いのりが大人になっていく過程で生じる心の変化で、すれ違う部分も少しだけ出てきたりもして。そこも『メダリスト』のとても面白いところで、すごく人間と人間のお話だなって感じがあります。そういうところでクスっと笑えたり、「もう!」ってなったりする感情のジェットコースターは、第1期と同じように第2期でも楽しめるはず。司先生といのりの師弟関係は、さらに面白く、熱くなっていきます。きっと、観ている皆さんの鳥肌が立つようなところもあるかなと思います。

──春瀬さんの目線から見た、司先生の魅力を教えてください。

春瀬:司先生は、私の中でも理想の先生というか。こんな先生が本当にいたら、どんなに頑張れるだろうって思うぐらい素敵な先生です。たくさん褒めてくれるし。逆に弱点を見つけて、どう変えていったら良いかも、すごく時間を使って、時には自分の体を使って一生懸命考えてくださる。きっといのりは、司先生と出会えたからこそ、「この先生とだったら金メダルを獲れるかもしれない」と、より強く思えている部分もあると思います。

──春瀬さんも声優としてお仕事をしていく中、司先生が一声かけてくれたら、すごく嬉しいだろうなと思うような瞬間はありますか?

春瀬:あります、あります。司先生に「なつみさん、こういうことができていて、偉い!」とか言ってほしいです(笑)。わりと私は、自分が出た作品のオンエアなどを観た時、「う~、できていない……」って、すぐに反省しちゃうタイプで。周りの方が褒めてくださっても、「いや、でも、ここはできていなかったし……」とか、勝手に自分を責めてしまうきらいがあるんです。でも、司先生みたいなすごい熱量で褒めてくれたら、「司先生が、そんなに言うなら……」みたいな気持ちにもなれそうなので(笑)。司先生は、本当に側にいてほしいと思っています。

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