マンガ・ラノベ
天壱先生×カレヤタミエ先生×雨川透子先生 インタビュー

ループ、時間遡行、元の世界への転生——「時間」をテーマに作品を描く天壱先生×カレヤタミエ先生×雨川透子先生 インタビュー

『あなたに贈る“恋”と“魔法”の物語』をテーマにトキメキと癒やしをお届けする女性向け小説レーベル「オーバーラップノベルスf」より、『純粋培養すぎる聖女の逆行Ⅰ.闇堕ち聖女×伝説の聖典』『前世は魔女でした!①〜現世は最強お姫様、希望は家族円満です〜』が1月25日に発売となりました。

両作品の発売を記念して、それぞれの作者である天壱先生とカレヤタミエ先生、そして同レーベルでアニメ化もされた『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』の作者・雨川透子先生によるインタビューを実施しました。

ループや時間遡行、元の世界への転生など、「時間」をテーマに描かれている点が共通する3作品。小説を書き始めたきっかけから作品の原点、ヒロイン像、創作の裏話など、たっぷりと語っていただきました。

ループ、転生などの時間要素が好きな方や作品のファンの方はもちろんのこと、なろう系の小説を書いてみたいと思っている方にとっても必読の内容です!

 
※本インタビューはネタバレを含みます。

 

小説を書き始めたきっかけとは?

──本日は「オーバーラップノベルスf」にて“時間”をテーマにした物語を描かれている先生方にお集まりいただきました。よろしくお願いします。

天壱先生(以下、天壱):『純粋培養すぎる聖女の逆行(以下、ぴゅあ堕ち)』を書いている天壱です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

カレヤタミエ先生(以下、カレヤタミエ):『前世は魔女でした! 〜現世は最強のお姫様、希望は家族円満です〜(以下、前世魔女)』を書いているカレヤタミエです。すごい先生方に挟まれて緊張しています。よろしくお願いいたします。

雨川透子先生(以下、雨川):はじめまして雨川透子です。『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(以下、ルプなな)』を書いております。本日はよろしくお願いいたします。

──天壱先生、カレヤタミエ先生、雨川先生は皆さん「小説家になろう」で連載を始めたという共通点があります。最初に、ご自身が小説を書き始めるようになったきっかけを教えていただけますか?

天壱:私は「小説家になろう」というサイトを知った時に、1つのテーマでも色々な作品がたくさんあることに驚いて、最初は読者の1人として楽しんでいました。
自分好みの主人公やヒロインを探していくうちに「こういう展開の作品が読みたい!」と思ったんですけど、検索してもなかなか見つからなくて。これはもう自分で書くしかないと思ったのがきっかけです。

雨川:私は自分でも物語を書けるんだ、書いてもいいんだと気づいたのがきっかけです。ふとしたタイミングに、“自分で物語を書いて人に見せる“という選択肢があることに気付いて、その日のうちに小説を書き始めました。そうして人生で1番の趣味を見つけて、それをずっと続けている感覚ですね。

カレヤタミエ:私はもともと“なろう系”を読むのがすごく好きだったので、その頃からお二人の作品も読ませていただいていました。

天壱、雨川:ありがとうございます!

カレヤタミエ:いつか自分も書けたらなぁと思って「小説家になろう」のアカウントも作ったんですけど、結局そこから2年くらい書かなくて……。

──それは何か理由があったのでしょうか?

カレヤタミエ:「読むのが本当に楽しくて、当時は読者としての楽しさに夢中でした。その後ちょっと気持ちが落ち込む時期が続いて、新しい趣味が欲しいと思って小説を書き始めたんですけど、書き始めたらそれが結構楽しくて。1章を書き終えたあたりで元気になってきたんです。

(書き始めた小説を)どうしようかと思った矢先、友達から「せっかく書いたんだから投稿したら?」と勧められて『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです(TOブックス刊)』という作品を「小説家になろう」に投稿しました。

 

 
雨川:最初はどこにも公開せずに、ご自身のもとで書きためていらっしゃったんですか?

カレヤタミエ:そうです。でも書きためていたのは1〜2週間くらいだったと思います。もともと小説を書くのは好きだったんですけど、未だに読者としての気持ちの方が強い気がしています。

 

「時間」をテーマにしたファンタジー作品の魅力

──ループや時間遡行、元の世界への転生といった「時間」を切り口に物語を描かれている点は皆さんに共通する特徴の1つですが、こうした「時間」をテーマにした物語についてお話を伺いたいと思います。

カレヤタミエ:それこそ私は雨川先生や天壱先生の作品を読んでいたので、以前から「ループもの」を書きたい気持ちを抱いていたんです。悪役令嬢に転生したお話も好きなんですが、ネタが被ってしまいそうなほど既にたくさんの作品があったので……(笑)。

私は天壱先生のプライド(『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。(一迅社アイリスNEO刊)』の主人公)の悪役モードがすごく好きなんです。でも、私にはそういう悪役が書けないので、すごく憧れます。

 

 
天壱:そう言っていただけて嬉しいです。悪役令嬢や悪女もそうですが、私は「選んだ選択肢があのとき違ったらどうなっていたのか?」と考えて書くのが好きで、それが「時間」をテーマにした物語の着想にも繋がっていると思います。

昔の映画でいうと『時をかける少女(細田守監督作品)』とか面白かったですよね。主人公が何回もループして、選択肢を変えるたびに違う結果になったり、結局同じ結果になってやきもきしたり。そういった「違う選択肢を選んだらどうなっていたか」を見られるお話がすごく好きだったんです。

雨川:1つの選択でどんどん未来が変わっていく、その結果を描くことができるのは、「時間」をテーマにしたファンタジー作品ならではの魅力だと思いますね。

──雨川先生の『ルプなな』はリーシェが“死ぬ運命”を変えるために転生しますが、ループや転生の魅力はどこにあると思いますか?

雨川:繰り返しの中で、色々な可能性を提示し模索できる、というところでしょうか。読者さまとのSNSのやりとりの中で、進路に関する相談も受けるのですが、人生にはたくさんの選択肢がありますし、決断のチャンスは一度だけではない。学生のときに進路に悩んだとしても、社会人になってから学校に入り直すこともできます。

様々な職業に挑戦しても良いですし、どんどん生き方を変えても良い。ループものだと、それがすごく書きやすいと今になって改めて感じています(笑)。

カレヤタミエ:『ルプなな』をはじめて読んだときに、人生で1番多くのことを吸収するであろう若い時期を7回もやり直すという設定が本当にすごいなと思いました。

雨川:経験値と記憶を残したまま、人生の選択の分岐点に戻れるというのは、ちょっと夢がありますよね。

カレヤタミエ:1番自由で1番体力がある時期に戻ってやり直せるのは本当に羨ましいです。現代の日本から転生すると色々なツッコミが入りそうなところを、『ルプなな』の場合は「同じ世界で7回も人生をやり直すなら無敵じゃん!」と納得させられるんですよね。なんてすごい設定なんだと思いました。

▲7度目のループを生きるリーシェ(右)とかつて彼女を殺したことのあるアルノルト(左)

▲7度目のループを生きるリーシェ(右)とかつて彼女を殺したことのあるアルノルト(左)

雨川:私はゲームが好きなので、経験値を引き継いでいくというところはゲームからも着想を得た部分があるのですが、お二人はそういった着想元みたいなものはありましたか?

カレヤタミエ:私の場合、「なろう系あるある」みたいなその小説ジャンル特有の文脈が好きなんだと思います。特に異世界恋愛系を読むのが好きだったので。

 

(C)天壱/オーバーラップ イラスト:さらちよみ
(C)カレヤタミエ/オーバーラップ イラスト:しょうじ
(C)雨川透子/オーバーラップ イラスト:八美☆わん
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