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『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』リョーコ役:小松未可子インタビュー

『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』リョーコ役:小松未可子さんインタビュー「これまでとは打って変わって、割と熱いリョーコが出てきます」劇場版で広がる“警察側”の物語

 

「凸凹さがうまく噛み合って良いバディになっていると思います」

──アニメで特に注目していたシーンや、お気に入りの場面はありますか?

小松:お気に入りのシーンは本当にたくさんあります。排除くんのシーンも大好きですし、後半で楽曲に合わせてみんなが戦うシーンもすごく好きでした。あとは、しょうもない下ネタですが、カートの「賃金、賃金、賃金、賃金……」のシーン(笑)。あれは本当に面白くて、アフレコの時も笑ってしまいました。

──“推しキャラ”や“推しコンビ”はいますか?

小松:どのキャラクターも大好きなのですが、個人的にはアカネとカナタのチームがすごく好きです。アカネの「カナター!」っていう叫び声が大好きで(笑)。ワンコと飼い主みたいな関係性というか、可愛らしさがあるんですよね。二人のピュアな感じも相まって、とても愛おしいコンビだなと思います。

──劇場版では新キャラクターのアサミとリョーコがコンビとして描かれます。コンビとしての二人について教えてください。

小松:後半に出てくる、アサミとの何でもないやり取りがすごく面白かったなと思っています。新作パートの中で、リョーコが少し落ち込むと言いますか、責任を感じているようなシーンがあるんですよ。

その時にアサミが空気を察して場を和ませようとしてくれるのですが、リョーコはバサッと切ってしまうんです(笑)。あのやり取りに、この二人の関係性が集約されている感覚がありました。とても良い凸凹コンビだと思います。

──気の置けない間柄なんですね。

小松:そうですね。姉と弟のような距離感だなと思いました。身内に対してこそ照れ隠しが下手になってしまう感じというか。家族には素直になれない、つい強く当たってしまう、みたいな感覚がアサミとの関係性にはあって、そこが私はすごく好きですね。

──新キャラクターの登場によってリョーコの新しい一面が見えてくることはありましたか?

小松:そうですね。これまで描かれたシーンとは打って変わって、割と熱いリョーコが出てきます。アサミはリョーコの部下でありバディでもあるのですが、今どきの若者感があって、多分仕事は定時で上がるタイプ(笑)。自分の権利はきちんと主張しつつ、仕事は仕事として割り切っている感じのキャラクターです。

リョーコとは真逆な部分も多いのですが、その凸凹さがうまく噛み合って良いバディになっていると思います。

──ハガ署長との関係性はいかがでしょうか。

小松:ハガはリョーコの上司なのですが、多分すごく良い上司なんですよね。ただ、リョーコが組織に対して納得できない部分がある時に、ハガはそれを受け止めつつも、「上からこう言われているから駄目だ」と説明する立場なんです。「仕方ないんだ、分かってくれ……」って(笑)。

こういった言い合いができるくらいリョーコとハガの関係性はとても良好なのだと思います。そしてそういう良い環境の職場だからこそ、リョーコが本来持っている熱さや責任感の強さ、自分のポリシーをしっかり主張するシーンが出てくるんです。そういったところも見どころの一つだと思います。

 

「一方その頃、警察側は何をしていたのか」——劇場版で広がる『ミルキー☆サブウェイ』の世界

──劇場版で追加される新作パートについて、注目ポイントを教えてください。

小松:“一方その頃”、リョーコがどれだけ頑張っていたのかという部分が描かれています。列車の暴走を止めるために奮闘する姿や、列車にいる6人のことを思って警察同士で意見がぶつかり合うシーンは、ぜひ楽しみにしていてほしいです。

あとは、ハガとの掛け合いでリョーコが「ハゲが!」と言うシーンがあったりして(笑)、警察チームの日常的なやり取りがとても面白いんです。アサミもすごく良いキャラクターをしていますし、アサミを演じる(小野)賢章君も結構アドリブを入れて遊んでいたりするので、そういったところにも注目してほしいですね。

──劇場版の収録現場の雰囲気はいかがでしたか?

小松:劇場版の新録シーンは、ハガ、リョーコ、アサミの3人で一緒に収録できたんです。賢章君とはこれまでも何度か共演しているのですが、今回も「さすがだな」と思う場面がたくさんありました。

私はショートアニメ版でリョーコを演じる中で、話数が半分くらい過ぎてからようやく「少しアドリブを入れられるかも」と思えるようになったのですが、アサミは登場してすぐのシーン2にして、すかさずアドリブを入れてきて(笑)。そのチャレンジ精神や柔軟性、対応力は本当にすごいなと感じました。

──ちなみに、小松さんはどういったシーンでアドリブを入れていたのでしょうか。

小松:ポッピーくんが出てくるシーンなどではアドリブを入れることができました。「これは許されるかな」と思いながらチャレンジ精神で試してみたら「OKです」と言っていただけて。そこは遊び甲斐があったので、とても印象に残っていますね。

──最後に、劇場版の公開を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

小松:今作は、列車に乗っている6人が大変な状況に置かれている最中、「一方その頃、警察側は何をしていたのか」という、大事な部分に繋がる物語になっています。これまではショートアニメとして1本、2本、3本と楽しんでいただいていましたが、それが一つの物語として劇場で楽しんでいただける一作になり、私たち自身もどんな映像になっているのかとても楽しみにしています。

また、これまで公式Xで明かされていたけれど、本編では出てこなかったアサミに加え新キャラとしてハガが劇場版には登場します。でも、それぞれのキャラクターにもさらに深い話や、過去のエピソードなど掘り下げられる部分がまだまだたくさんあると思うんです。今回警察側の物語が広がったように、今後も『ミルキー☆サブウェイ』をたくさん応援していただいた結果、そういう展開に繋がっていったらとても嬉しいですね。

そして何より、劇場ならではの音響環境で楽しんでいただけるのも大きなポイントです。音ハメで盛り上がるシーンが劇場でどう映えるのか、私自身もすごく期待しています。ぜひ劇場に足を運んで、『ミルキー☆サブウェイ』の世界を存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。

 
[取材・文:柴山夕日]

 

作品情報

銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き

あらすじ

銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間のチハルとサイボーグのマキナ。
同じタイミングで警察に捕まった、強化人間のアカネとカナタ、サイボーグのカートとマックスらクセのあるコンビを集め、警察官・リョーコが全員に課したのは、奉仕活動として惑星間走行列車・通称”ミルキー☆サブウェイ”の清掃をすること。
簡単な任務だったはずが、突如暴走し始める”ミルキー☆サブウェイ”!
車内で慌てふためくメンバーたち。リョーコも同僚のアサミとともに解決に向けてあれこれするが、やがて一行は大事件に巻き込まれていくことに......!

キャスト

チハル:寺澤百花
マキナ:永瀬アンナ
リョーコ:小松未可子
アカネ:金元寿子
カナタ:小市眞琴
カート:内山昂輝
マックス:山谷祥生
O.T.A.M.:藤原由林
アサミ:小野賢章
ハガ:ロバート・ウォーターマン

(C)亀山陽平/タイタン工業

 

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