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『たんプリ』東山奈央インタビュー|森亜るるかの“沈黙”の裏側

興味を持ってもらえるような余白を、息ひとつにも込められたら――『名探偵プリキュア!』キュアアルカナ・シャドウ/森亜るるか役・東山奈央さんインタビュー

今の時代だからこそ生まれたプリキュア

ーーるるかは第3話で待望の登場でしたね。

東山:出番自体は第3話からなのですが、実は第1話、第2話の収録も見学させていただいておりました。通常出番がない場合はスタッフさん側のブースで見学することが多い印象だったのですが、「せっかくだからキャストのいるブースに入って、皆さんと交流して絆を深めていかれたら?」と言っていただいて。それで実際にアフレコブースにお邪魔させていただき、セリフはなくても、皆さんと一緒に物語を歩んでいる感覚があって、とても良い経験をさせていただきました。

それと第1話ではスタッフの皆さんが全体に向けてご挨拶をされることが多いのですが、その場に立ち会えたことも胸がいっぱいになりました。

ーーご挨拶ではどのようなお話があったのでしょうか。

東山:本当に素敵な話がたくさんありました。記者会見でもありましたが、特に「自分で見て、感じて、考えて、“本当”の答えを出す」というそのコンセプトが本当に素敵だなと感じていました。今の時代だからこそ生まれたプリキュアだと思います。

嘘が真実のように広まったり、真実が嘘のように扱われたりすることが当たり前に起こりうる時代。その時代しか知らない子どもたちがこれから育っていくなかで、『名探偵プリキュア!』が原風景のひとつになるのだとしたら、とても意味のある作品になるのではないかなと。スタッフのご挨拶を聞きながら、胸が熱くなりました。

ーー他にも、現場でスタッフの皆さんの熱意を感じる瞬間もありましたか?

東山:アフレコ前にいつもご挨拶をしてくださるのですが、クリスマス時期にはサンタとトナカイの格好で登場してくださって(笑)。年始のアフレコでは干支にちなんだ装いで、現場を明るくしようという気持ちが伝わってきます。思わず「記念に」って写真を撮ってしまいました(笑)。そんなお茶目さんで場の空気がふっと和らいで、スタジオの空気が明るくなるのが素敵だなって思います。

それから、疑問に思ったことを素直に聞くと、とても丁寧に説明してくださるのも印象的でした。るるかはまだ多くを語らないキャラクターなので、「この“息”にはどんな意味がありますか?」といったことも確認させていただくのですが、意味のある息もあれば、ただきょとんと見つめているだけの息もあって。

ーー言葉自体が多くないからこそ、息やそのトーン、“間”などを大切に演じられているんだろうなと思っていました。

東山:まさにそうなんです。セリフが多ければいろいろと表現する余地があるのですが、るるかはセリフが少ない分、ちょっとした息遣いやトーン、長さがとても重要になります。短く息を吐くのか、少し長く含みを持たせるのかですら印象が変わる。自分の中ではこう演じようと思っていても、実際に出た息が違うニュアンスになることもあって、本当に繊細で奥深いなと感じています。

ただ、ミステリアスすぎてお子さんにとっつきにくい存在になってしまうのは避けたい。なんといっても見た目はとても可愛いので、大丈夫かなとは思いつつ(笑)「このお姉さんのことをもっと知りたい」と興味を持ってもらえるような余白を、息ひとつにも込められたらいいなと願いながら演じています。

マシュタンはもちろん、マシュタン演じる羊宮さんも「大好き」

ーーるるかはおとも妖精のマシュタンと一緒に行動していますが、その関係性についてはいかがですか?

東山:もう、本当にみんなかわいすぎるんですよ(笑)。るるかとマシュタンは、怪盗団ファントムに所属する敵側の立場で、その経緯も含めて気になるところですが、ひとまずここでは置いておくとして(笑)。

マシュタンは少しおませで、しっかり者。てもいい子なんです。口数の少ないるるかの思いいを代弁してくれたり、いつもサポートしてくれている存在で。るるかが鋭い洞察力や推理力を発揮したときには、「さすがるるかね」と褒めてくれるんです。そういったところからも、るるかを信じてついてきているんだろうな、という信頼感が伝わってきました。まだ出番は多くありませんが、このふたりの関係性が今後どう深掘りされていくのか、私自身も楽しみにしています。

ーーマシュタンを演じられているのは羊宮妃那さんですね。

東山:はい。今回ペアのお役をいただけて本当に嬉しかったです。私は羊宮ちゃんのことが大好きで、話していると「ずっと一緒にいたい!」と思ってしまいます(笑)。羊宮ちゃんの醸し出す癒しのオーラや、人を大切にしているんだなと感じる雰囲気が本当に素敵なんです。一緒にいると、自然と幸せな気持ちになれる。役者としても一つひとつ丁寧に向き合っている姿が頼もしくて。もっともっと羊宮ちゃんのことを知りたいなと思っているところです。

現場で隣に座れたときには、いろいろお話もしていて。羊宮ちゃんが「声優になる前から東山さんを知っていました。このキャラクターが大好きだったんです!」と伝えてくれたこともあって。私も「羊宮ちゃんのこういうところが好きだよ」と返したりして、お互いに“好きポイント”を言い合う時間もありました(笑)。

ーー素敵な関係ですね。

東山:今回こうしてご縁があって、一緒に歩めることが嬉しいね、ってふたりでお話できて。これから良いペアとして歩んでいけそうだなと思いました。るるかとマシュタンの関係も、私たち自身の関係も、少しずつ育んでいけたらいいなと思っています。

ーー本渡さんは東山さん、千賀さんのことを「天使タイプ」とおっしゃっていました。

東山:ええっ(笑)。でも本渡ちゃんだって、本当に周りをよく見ている方なんですよ。天使というとほわほわしたイメージがあるのでちょっと違うかもしれませんが、本渡ちゃんは職人という感じ。「この人とぜひ一緒に仕事をしたい」と思わせる力のある役者さんだなと感じています。そして、ひかちゃんはまさに“天使”。それには私も超同意です(笑)。

お会いする前は、「どんな子なんだろう」「これから1年間、一緒に手と手を取り合って仲良くやっていけたらいいな。仲良くなれるかな」と、私も少し緊張していたんです。でも、初対面で「あ、この子は大丈夫だ」と勝利を確信しました。「この子は……いいぞ……」と。

ーー(笑)。

東山:なんかプロデューサーみたいな言い方しちゃいましたけど(笑)。私としても、ひかちゃんのような方が座長で良かった!って思いました。場を自然に明るくしてくれて、まとめてくれて。一緒にいると居心地がよくて、会うたびに好きになる。そんな役者さんですね。

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