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『杖と剣のウィストリア シーズン2』大森藤ノ×青井聖インタビュー

キャスト・スタッフが及ぼし合う相乗効果。ウィルの物語はここからが“本番”――『杖と剣のウィストリア シーズン2』原作・大森藤ノさん×漫画・青井聖さんインタビュー

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』でおなじみの大森藤ノ先生(原作)と「ジャンプPAINT画力マンガ賞」を受賞した新進気鋭の漫画家・青井 聖先生(漫画)による人気漫画『杖と剣のウィストリア』。本作のTVアニメのシーズン2が2026年4月より放送開始!

シーズン1の終盤、総合実習のためにダンジョンに入ったウィルたちは謎の魔導士と巨大モンスターに襲撃されるも激闘の末に生還を果たしました。シーズン2では魔法学院の卒業試験に挑むことになります。ウィルは無事に卒業し、エルファリアとの約束に一歩近づけるのでしょうか?

シーズン2の放送開始を記念して、原作・大森藤ノ先生と漫画・青井聖先生の対談をお届け。シーズン1の振り返りに加えて、シーズン2の見どころも語っていただきました。

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杖と剣のウィストリア シーズン2
作品名杖と剣のウィストリアシーズン2放送形態TVアニメシリーズ杖と剣のウィストリアスケジュール2026年4月12日(日)~TBS系全国28局ネットにてキャストウィル・セルフォルト:天﨑滉平エルファリア・アルヴィス・セルフォルト:関根明良コレット・ロワール:天野聡美シオン・アルスター:水中雅章ユリウス・レインバーグ:柿原徹也リアーナ・オーウェンザウス:Lynnイグノール・リンドール:河西健吾ワークナー・ノーグラム:関智一エドワルド・セルフェンス:遊佐浩二キャリオット・インスティア・ワイズマン:福山潤ゼオ・トルゼウス・ラインボルト:古川慎エルノール・リヨス・アールヴ:雨宮天アロン・マステリアス・オールドキング:大塚芳忠フィン:田村睦心キキ:いなせあおいロスティ・ナウマン:???アイリス・チャーチル:大久保瑠美ゴードン・バレー:浦和希リリール・マース:大野智敬マイク・マイウス:髙坂篤志ロゼ・プレナイト:河瀬茉希エマ・クレバー:鈴代紗弓ルナイス・アレート:高橋伸也ジョルア・モレーン:田丸篤志コルドロン:鈴木れい子マルゼ:岡本信彦首無し:???ログウェル:大塚明夫サリサ・アルフェルト:清水彩香フィルヴィス・シャリア:金元寿子レフィーヤ・ウィ...

アニメ化で「見つけてもらえた」と実感

ーーアニメのシーズン1を全話観終えた感想をお聞かせください。

漫画・青井聖さん(以下、青井):大成功だと思います。作画や音響のスタッフの皆さん、キャストの皆さんに気持ちを入れて作っていただいて。それがしっかりと形になって、観ている人にもしっかり伝わった結果、あの大きな反響に繋がったと思うと、感謝をしてもしきれません。

原作・大森藤ノさん(以下、大森):マンガのセールスもすごく伸びていて、「見つけてもらえた」と感じました。連載が始まった時もたくさんの方に推していただきましたが、アニメ化で一気に増えた気がします。特に海外からの反響が大きかった記憶があります。「やっぱりアニメの力はすごい!」と思いましたし、スタッフの皆さんのすごさもひしひしと感じました。

ーー物語の熱量やテンションと、作画のクオリティーが最後まで変わらなかったことにも驚きました。

大森:ありがとうございます。原作者としては青井先生の絵も含めて、制作スタッフさんや役者さんに引っ張ってもらえたと感じています。物語の盛り上がりとしては、シーズン2が本番くらいに思っているので、放送開始が今から楽しみです。

ーーシーズン1の中で好きなシーンやエピソードを教えてください。

青井:全シーン大好きですが、特にバトルシーンで圧倒されることが多かったです。それと大森先生が描き下ろしてくださったアニメオリジナルのシーンもものすごくハマっていて。声優さんのお芝居も含め、全然違和感がなくて、アニオリと気付かせないのがすごいなと思いました。

大森:嬉しいです。個人的には1話、5話、7話の奇数話と10話が印象に残っています。狙って𠮷原(達矢)監督とシリーズ構成を作ったわけではありませんでしたが、物語の節目節目で奇数話が盛り上がっていた印象です。10話でウィルに対してイグノールの心が溶け出すところが素晴らしくて、絵や劇伴、声優さんの演技との相乗効果を感じました。他の話数も、原作では意図していない部分が盛り上がって、素晴らしい化学反応だなって。

ーーエルファリアとの約束を守るため、常に前を向いて頑張るウィルの姿が心を打ちました。

大森:10話でウィルがイグノールに言ったことが全てだと思っていて。「失敗を恐れないことが大切なんだ」と、青井先生と一緒に『ウィストリア』を描いている中で感じました。私自身もまた初心に返れた気がするし、『ウィストリア』は自分の中で大きな財産になっています。もう10年くらい作家をやっていますが、ここに来て原点回帰できる機会はなかなかないと思うので、本当にやれて良かったと思います。

青井先生が感銘を受けた𠮷原監督の言葉とは?

ーーアニメの制作や収録中に監督やキャストの方と話されたことで印象的だったことを教えてください。

青井:僕は𠮷原監督オタクなので、𠮷原監督の言葉をほぼ暗記しています(笑)。

最近話したことで言えば、「原作を読んでいる人たちとアニメから観始めた人たち、スタッフやキャストみんなが納得できる最大公約数を目指してやりたいし、やらなければいけない」とおっしゃっていて。漫画を描いている身からすれば、「そんなことを言ってくれる方がいるんだ!?」という驚きと感動がありました。だから𠮷原監督が作る作品は心を打つ素晴らしいものになるんだなと。

大森:青井先生がおっしゃったことが全てで、原作側とアニメ側がリスペクトし合える関係が素晴らしいと思っています。特に第11話のグランドデューク戦ではそれをすごく感じました。

リスペクトしていただきながらも𠮷原監督から「やりたいことがある」とご提案いただいて。原作を描いている身としては、11話はちょっと戦いすぎかなという思いがあって、12話に少しこぼれてもいいかなと思っていました。ただ、完成した映像を観て「ああ、𠮷原監督はこの景色を目指していたのか」と伝わってきたんです。

ーーウィル役・天﨑滉平さんをはじめとしたキャスト陣のお芝居はいかがでしたか?

青井:最近の収録を見ていても「ウィルだな」とすごく感じるし、天﨑さんのお芝居のおかげで、ウィルのことをより多面的に見られるようになりました。かわいいシーンやカッコいいシーンなど、僕の頭の中で細かい部分が更にブラッシュアップできたので、天﨑さんに演じていただいて良かったと感じています。

大森:じゃあ私はエルファリアを演じてくださった関根(明良)さんの話を。1話から回を重ねるごとにエルファリアの解像度がどんどん上がっていって、思わず「わあっ」ってなるくらい。序盤のエルファリアはクールでミステリアスな雰囲気を醸し出していましたが、後半ではかわいらしく、キュートな面も見せてくれて、「どれだけ漫画や小説を読み込んでくれたんだろう?」と。シーズン2ではよりエルファリアの出番が多くなるので、『ウィストリア』を語るうえでは外すことができない魅力になっていると思います。

(C)大森藤ノ・青井 聖・講談社/「杖と剣のウィストリア」製作委員会
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