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SUPER★DRAGONが『貴族転生』OPテーマに込めた音楽的進化と次なるフェーズへの決意【インタビュー】

SUPER★DRAGONがTVアニメ『貴族転生』OPテーマ「Break off」に込めた音楽的進化と次なるフェーズへの決意に迫る! 古川毅さん&飯島颯さんインタビュー

スターダストプロモーション所属の若手俳優集団「EBiDAN」から結成された、9人組の進化系ミクスチャーユニット、SUPER★DRAGON。昨年結成10周年イヤーを駆け抜け、次なるフェーズへと突入した彼らが、2026年の第一弾として放つ新曲「Break off」は、TVアニメ『貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~』のオープニングテーマだ。

アニメの世界観に寄り添いながら、グループとしての“武器”を再提示するミクスチャーロックな本作について、ボーカルの古川毅さんとダンサーの飯島颯さんにインタビューを敢行。メンバー主導で選ばれた表題曲の制作秘話から、Nao'ymtを迎えたR&Bチューン「Fingerprints」、尖りと遊び心が同居したラップナンバー「やっばい」など、音楽的な進化と挑戦が詰まったシングルの全貌に迫る。

 

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アニメ『貴族転生』と響き合うリリック

──新曲「Break off」はTVアニメ『貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~』のOPテーマ。昨年に結成10周年イヤーを迎えたグループのどんな一面を見せられる曲になりましたか?

古川毅さん(以下、古川):この楽曲は1年前くらいに出来上がっていて、僕たちとしても温めてきた楽曲なんです。制作はコンペで楽曲を集めるところから始まって、その中からメンバーのジャン(海渡)と(松村)和哉が選びました。『貴族転生』の楽曲としてしっかりと機能しつつ、SUPER★DRAGONとしての自分たちらしさを見せられる楽曲をセレクトしてくれて、なおかつ2人がラップのヴァースをしっかりとキックしてくれたので、グループとして新しい武器になる楽曲ができました。

──SUPER★DRAGONは楽曲によって制作に関わるメンバーが変わってくるのですか?

古川:そうですね。なおかつコンペという制作方法は、僕らのなかで「Break off」が最後になるんじゃないかなと思っています。昨年にリリースしたアルバム『SUPER X』もコンペは一切行わず、自分たちのアイデアからゼロイチで制作をしました。もちろん必要に応じて様々なクリエイターやミュージシャンの方に作曲をお願いすることはありますが、基本的にはメンバーが主体になって制作をするスタイルが定着しています。その意味で「Break off」は、タイアップ曲として作品の世界観に寄り添いつつ、その中でグループとしての個性をどう出すか、という部分を2人が背負ってくれました。

──飯島さんはこの楽曲のどんな部分にSUPER★DRAGONらしさを表現できたと思いますか?

飯島颯さん(以下、飯島):まずサウンド面がライブ映えしそうな楽曲だと思いました。何より振り付けが一目見てパッと印象に残るものになっているので、キャッチーさもありつつ、また新しい風をスパドラに吹かせてくれる楽曲だと感じています。今回、主人公のノアが貴族に転生しながらもブレない信念を軸に民を救っていく姿勢や考え方が歌詞に反映されていて、そこにもスパドラらしさを重ねることができるなと思いました。

──スパドラも自分たちの信念、やりたいことを貫く気持ちを大切にしている?

古川:そうですね。僕らはみんなエゴのかたまりなので(笑)。

──アハハ。でも、メンバーが9人いたら各々のエゴがぶつかり合うこともあるのでは?

古川:いい意味で役割が分割されているので大丈夫です。ただ音楽を作るうえでは、基本的に我の強いメンバーが携わることが多いですね。

──ちなみにグループとして活動していくうえで掲げている信念はあるのですか?

古川:はっきりと言語化して共有しているわけではないのですが、立ち上げ時のプロデューサーからよく言われていた「期待に応えて予想を裏切る」というアティテュードは僕らの本質かもしれません。僕らは毎回妥協せずに取り組んでいますし、10年活動を続けていると妥協せざるを得ないフェーズもありましたが、そこでもがき苦しみながら戦うことで、自分たちの信念を貫ける環境を構築してきた自負はあります。

──「期待に応えて予想を裏切る」。ファンの期待をさらに上回るものを常に提供していくということですね。

古川:そうですね。それだけでなく、メンバーやスタッフに対してもどれだけ新しいリアクションを与えられるかということを常に意識していて、自分たちも新鮮に楽しめる活動をしていきたいなと思っています。

飯島:僕は普段、楽曲の制作に直接関わることはあまりないのですが、いつもデモを聴かせてもらう段階からワクワクすることが多いんです。そこからどうパフォーマンスするかの想像が膨らみますし、きっとBLUE(ファンネーム)のみんなもワクワクしてくれるんだろうなと感じるので、毎回楽しみです。

──メンバー間でも刺激し合って活動できているんですね。それが結成から10年以上、ずっと同じ9人で活動を続けてこられた秘訣でもあるのでしょうか。

古川:どうなんでしょうね。僕らも何がどうなって10年変わらず一緒にやってこられたのかはよくわかっていなくて。とはいえ、目に見えないところで確かなことがあるのかもしれないですね。性格もライフスタイルも恐ろしいくらいバラバラな9人なので(笑)。

飯島:たしかに(笑)。

古川:みんなで同じ表現をやっているはずなのに全然バラバラだったりすることもあります。もちろんある程度一致させないといけない瞬間はありますが、だからこそやり甲斐もありますし、ギャップが生まれたらそれはそれで面白い。そういう意味で内側からも「予想を裏切る」というのが、活動するうえでのエネルギーになれているのかなと思います。

──楽曲の話に戻しまして、「Break off」はミクスチャーロック寄りのアッパーなサウンドで、その意味では初期のスパドラを彷彿とさせる部分もあります。10周年を経ての原点回帰のようなモードがあったのでしょうか?

古川:楽曲をセレクトしたジャンと和哉がそういう部分を感じたというのはあると思います。活動初期の頃は、当時のプロデューサーや周りの大人にミクスチャーロックというものを教わって、言うなれば「やらされて」いた部分がありました。その中で特に僕はミクスチャーロックにのめり込んで、リンキン・パークやリンプ・ビズキット、Dragon Ashが好きになったので、そういった要素も僕たちが守っていくべき芯のひとつだと考えています。これまでもアルバムでは必ず表現してきましたが、今回のようにシングルの表題曲としてミクスチャーロックを打ち出すのは久しぶりなので、ファン的には嬉しいと思いますし、その意味ではたしかに原点回帰的なところはあると思います。

──先ほど飯島さんから、歌詞に主人公のノアの精神性が込められているという話がありましたが、その他にアニメとのリンクを感じるポイントはありますか?

古川:ジャンと和哉のリリックが、アニメの世界観をしっかり踏襲してくれていると思います。そのうえで2人のラップはそれぞれアウトプットの仕方が違うので、それも含めてSUPER★DRAGONの楽曲としても成立していますし、アニメのように色んなキャラクターが混在できているんじゃないかと思います。

飯島:アニメを観ていたら、第5話のサブタイトルが「人は宝」だったんです。「あれ?このワード、歌詞の中にあったやつだ!」ってびっくりして。主人公の「民や兵士ひとりひとりとの出会いも大切にしていこう」という考え方を表現した言葉だと思うのですが、僕自身も去年はスパドラ以外の舞台の仕事でもたくさんの人との出会いがあって、人からもらう刺激や出会いのおかげで自分自身の視野も広がったので、この言葉は個人的に好きです。

 

──古川さんも自分やグループに重ねられたり共感できる部分はありますか?

古川:2人とも作品のことを捉えながら丁寧に書いてくれたと思うのですが、ちゃんとそれぞれの言葉になっているので、各々のスタイルを超えて自分たち自身のアティテュードになっています。アグレッシブで未来に対して前のめりな気持ちや姿勢はどれも共感できますし、その意味ではどの言葉も自分にスッと入ってくる感覚はあります。あとはやっぱり“Break off chaos”というフレーズですよね。この言葉はまさに自分たちらしいなと思って。自分たちなりに活動していくなかで、自分が思っていることや不満なりを作品に閉じ込めることは必要だと思うので、その意味でも自分たちらしい曲になっていると思います。

──余談ですが、タイトル“Break off(=断ち切る)”にかけて、自分の中でなかなか断ち切れないものがあれば教えてください。

飯島:僕はアイスの食べ過ぎですね。アイスクリーム屋さんのアイスもコンビニアイスも好きで、冬でも関係なくずっと食べているんです。僕は末端冷え性なんですが、親に「アイスの食べ過ぎが原因じゃない?」って言われたくらいで。なので断ち切れたらいいなと思いつつ、多分無理ですね(笑)。

古川:アイスを我慢して末端冷え性が治ったとしても、ストレスで体調を崩しそうだよね。

飯島:そうそう、アイスがストレス解消になっている可能性はある(笑)。

古川:それで言うと、僕は食前に甘いものを食べるのが好きなんですよ。

──食後ではなく食前ですか?

古川:そうなんです。和菓子では甘いものを食べた後に塩昆布で締める文化があるじゃないですか。甘いものの後はしょっぱいものを食べたくなる。だから僕は、ハンバーグと白いご飯を食べる前にチョコアイスとかを食べたいんですよ。

──珍しいですね。それはハンバーグと白いご飯をより美味しく食べるため?

古川:まさにその通りです。食前に甘いものを食べることで、食欲を高めたいんですよね。自分の中にあるその食欲メーターがマックスの状態だと、一番幸せにご飯を食べられるんです。なので、帰る前にコンビニでアイスを買って、ご飯を作る間にそれを食べるのがクセになっています。でも健康のことを考えると血糖値を一気に上げることになるので、糖尿病になる恐れがあるんですよね。前にそのことをファンの方から指摘されて、それは勘弁したいなと思っていて。

飯島:そりゃそうだよ(笑)。

古川:それからしばらく、その食べ方を辞めようとしていたんですけど、気づいたら甘いものを食べてしまうんですよね。今月で26歳になるんですけど、30歳になるまでには何とかしようかなと思っています。

 

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