
Netflixシリーズ『だんでらいおん』小林親弘さん×潘めぐみさんインタビュー|空知英秋先生の原点がここに!『銀魂』の先輩たちに「お邪魔します!」の緊張感!?
「鉄男」と「美咲」は対照的。だけど……
ーーキャラクターの話題も出ましたが、改めて鉄男と美咲それぞれの印象を伺えますか。
小林:丹波鉄男は、普段はやる気がないというか、あえてそういう脱力した生き方を「選んでいる」男です。出世にはあまり興味がなく、淡々と自分の仕事をやるスタイルですね。
組の成果として成仏させた霊魂の数を競い合ってはいるのですが、彼は「量より質」を大切にしているところがあります。霊魂の一体一体にちゃんと向き合って解決していこうとする、効率よりも「人情」を重んじるような人です。なにせ表面上はやる気を感じられないので、いざという時のギャップがあります。
潘:美咲は、静と動で言ったら静の方…かと思いきや…ところがどっこい、とてもパワーがある子です!
テンションの振り幅も「マイナスから100まで」あるような。一方で、芯となる「何のために生きて、何を大切にしているのか」という志は一本通っている。クールなようで実は熱い、かつ思いやりのある子なんですよね。あと、ちょっと涙もろいところも魅力です。どちらかというと鉄男のほうが揉め事を起こしがちなので、「おいテツ! 」とよく諫めていますね。
小林:美咲は「やりすぎだぞ」とか、絶妙にバランスを取ってくれる子だよね。
潘:「おい、テツ!」ってすごく言った気がします(笑)。
でも、そういう時の鉄男って必ず「誰かのために」怒ったり、首を突っ込んだりしてくれるんですよ。それを諫めつつも、鉄男の根っこにある想いを美咲も分かっているからこそ、成立している関係なのかなと。年齢差を超えて、魂が近かったんでしょうね。たんぽぽ組は「類は友を呼ぶ」という感じの二人だなと。
小林:鉄男にとっても、美咲との出会いは一つの転換点だったと思います。彼自身も「こんなことをやっていて意味があるのか」という疑問を抱えていたと思うんです。そんな時に美咲と出会い、仕事との向き合い方を大きく変えていく。そんな背景も感じながら演じました。
ーーバディを組んでみて、お互いの印象はいかがでしたか?
潘:小林さんは、ずっと第一線にいらっしゃる先輩でしたから。
小林:いやいや(笑)。覚えていますよ。あれは僕が声優を始めて1か月目くらいの、ほぼ初めてのアフレコだったんです。
潘:へぇー! あのときそんなタイミングだったんですね。個人的には尊敬の念しかないです。「どう育んできたらそのお芝居が出るんですか! ありがとうございます」という感じで。
小林:……(得意げな表情)。
潘:あっ、調子に乗ってる!
小林:この1分でいいんだ……この1分だけでも、調子に乗らせてほしい!
潘:じゃあ、ちょっとだけ乗らせときましょうか(笑)。
今回も小林さんの鉄男のお芝居がグイグイ引っ張ってくれるので、バディとして掛け合う際も何の不安もなくて。むしろ頼もしいくらいでした。「たまには(鉄男の漕ぐ)自転車、漕いであげるか」くらいの気持ちで。
小林:いつもは漕いでもらっているんだけどね(笑)。潘ちゃんはずっと第一線で、作品にしっかり向き合っている人という印象でした。だから共演していても安心感があるし、ちゃんと愛を持って取り組んでいるのを感じるので、本当に頼もしいバディだと思っています。
潘:ありがとうございます(笑)
ーー物語の途中からは、宮野真守さんが演じる京河正樹が登場しますね。
潘:正樹って、繊細で愛でたくなるような可愛い青年なんですよ。それを宮野さんが演じるのはすごく新鮮でした。座組の真ん中にいるときはヒーローだったり、カリスマ的な存在で、皆を引っ張る役のイメージが強かったので、正樹のお芝居は、また味わい深くてすごく素敵だなって。
小林:正樹の芝居は凄まじかった。スゴイ飛び道具でしたね、あれは。
声の高いミニプロトからロボットのプロトまで、すべて一人で演じていますから、「何でもできるな、この人!?」と圧倒されました(笑)。
ーー(笑)。宮野さんとの共演はいかがでしたか?
小林: 僕は宮野くんと同い年なので、新人の頃からずっと最前線にいる姿を見ていて「こんなにガッツリ掛け合ったことなかったな」と思って新鮮でしたし、嬉しかったです。
潘:現場に入ってきて、マモさん(宮野さん)の方から「同い年ですよね」みたいな話をされていましたよね。業界で活躍している同い年同士のやりとりを見ていて、なんだが胸熱でした。




























