
TVアニメ『綺麗にしてもらえますか。』OP主題歌「綺麗。」でCDデビュー!注目の歌い手・ゆう。さんが歌と自分を愛する理由に迫る!
12歳の頃からYouTubeを中心に「歌ってみた」活動を続け、聴く者の心を上向きにするポジティブで真っ直ぐな歌声で支持を広げてきた歌い手「ゆう。」が、TVアニメ『綺麗にしてもらえますか。』のオープニング主題歌「綺麗。」で待望のCDデビューを果たした。じん、ナユタン星人、夏代孝明といった豪華クリエイター陣が名を連ねる今作は、彼女のこれまでの歩みと、二十歳を迎えた「今」の等身大の魅力が凝縮された一枚となっている。アニメタイアップへの想いから、楽曲制作の裏側、そして「歌のことばかり考えて生きてきた」と語る彼女の音楽哲学まで、じっくりと話を訊いた。
自己プロデュースで磨いた表現へのこだわり
──先日、無事にシングルがリリースされました。CDデビューした今の感想をお聞かせください。
ゆう。さん(以下、ゆう。):今までオリジナル曲をあまり発表してこなかったので、まず有名なボカロPの方たちとご一緒してオリジナル曲を制作してもらえること自体がすごく新鮮な経験でしたし、それがフィジカルになって、いろいろな人の手元に届くことは初体験なので、純粋に楽しかったです。
──実際にCDを手にしてみて、何か特別な感慨は生まれましたか?
ゆう。:自分がCDを手に取った時はあまり実感が湧かなかったのですが、最近、友人や知人から「(CDが)届いたよ」と写真や連絡が来ることで、ようやくリリースを実感できました。家族からも「親戚の誰々が買ったらしいよ」と報告を受けたりするので本当にありがたい限りです。それとファンの方もSNSに写真付きで購入の報告をしてくれたりするので、じっくり見させてもらいました。自分というよりも誰かに喜んでもらえていることが嬉しかったです。
──ゆう。さんは幼い頃から歌手になりたかったそうですが、いつ頃からそういう気持ちが芽生えていたのでしょうか。
ゆう。:何かきっかけがあったというよりは、物心がついた時から歌は好きでした。両親とも音楽や歌うことが好きなので、多分、親からいろいろな音楽を聴かせてもらっていたのが影響していると思うんですけど。それこそ親の実家にカラオケルームがあったんですよ。親族が集まったタイミングにみんなで歌ったりとかしていたので、歌が好きな家系なんだと思います。
──家にカラオケルームがあるとは筋金入りですね(笑)。その当時はどんな音楽に触れていたのですか?
ゆう。:母親がドリカム(DREAMS COME TRUE)好きで、歌っているのを聴いたり、私も歌ったりしていたので思い出深いです。その頃は自分から音楽を探しに行くというよりも、親から教えてもらった懐メロを歌うことが多かったですね。「涙そうそう」(夏川りみ)や「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)とか。
──子供にしてはかなり渋いラインナップでした(笑)。そんななか12歳の頃にYouTubeでの「歌ってみた」活動を始めたとのことですね。
ゆう。:はい。子供の頃から歌手になりたいと思っていたのですが、やっぱり年齢的に自分から行動に移せることが少なくて。そんななかでインターネットは距離が近く、一歩踏み出しやすい環境だったので、中学生になりたての時に「やってみよう!」と思って始めました。実際にやってみたらずっと楽しくて、友達と遊ぶ時間を削ってまで歌を録るくらいのめり込んでいきました。ネットを介して自分の歌に対して反応をいただけることもモチベーションに繋がっていったんだと思います。
──歌のMIXから動画の制作まで自分でこなしていたというお話ですものね。その活動が軌道に乗ってきたと感じた瞬間を挙げるとすれば?
ゆう。:YouTubeにショート動画のコンテンツができた頃、2021年とか2022年の早い段階で、アカペラのショート動画を投稿し始めたんです。それがありがたいことにたくさん再生されて。それまでは最高でも10万再生される動画がたまにあるくらいだったのが、ショート動画は爆発力がすごかったので、その時が一番手応えを感じました。
──自分の歌の強みについてはどう分析されていますか。
ゆう。:今はクセの強いタイプのボーカリストさんが流行っている中で、私はあえてめちゃめちゃ真っ直ぐで王道な感じのところが、逆に強みなんじゃないかなと思っています。声質的にはそこまで特別ではないというか、比較的クセのない声質だと自分では思っているので、そのまま真っ直ぐ歌っていたら、気付いたらそこが強みになっていた感じなんですけど。
──でも、その真っ直ぐさが個性になっていて、歌を聴けばすぐにゆう。さんとわかりますし、歌声からポジティブなエネルギーを感じます。
ゆう。:それは心がけているポイントかもしれません。楽しそうな歌声って聴いている側まで楽しくなってくると思うので、聴いてくれた方が「音楽で励まされています」と言ってくれるのに対して少しでも力になれるように、録音中はポジティブなことを150%ぐらい考えて歌っています。
──ゆうさん自身もポジティブな性格なんですか?
ゆう。:性格自体は意外とネガティブなんじゃないかなと思っています。自分が楽しそうに歌っているのを聴いて自分もポジティブになって元気をもらうというか。理想の自分の姿を歌を通して作っているところはあるかもしれないですね。
──なるほど。ゆう。さんは2024年3月に初めてのオリジナル曲「青春最後の1ページ」を発表しました。この曲はどんなきっかけで制作することになったのでしょうか。
ゆう。:この曲は、共作してくれているSAKURAmotiさんがもともと友達で、別に誰に提供するでもなく自分で作っていた曲を親御さんに聴かせたときに「(ゆう。に)合ってるんじゃない?」と言われたらしくて。それで「こういう曲があるんだけど、良かったら2人で膨らませて形にしてみない?」と提案をもらって、ちょうど二人とも高校を卒業するタイミングだったので、卒業ソングとして形にしました。
──それでゆう。さんも作詞・作曲にクレジットされているんですね。子供の頃からピアノを習っていたという話ですが、自分で楽曲を作ることにも興味があった?
ゆう。:せっかく一緒に作るなら部分的にも参加したいなと思って。もともと別の仮歌詞が入っていたものを自分の曲として変えて作りました。最近は特に作詞・作曲に興味があって、SAKURAmotiさんにもその話をしていたので上手く共作という形でまとめてくれた部分もあります。
──そして2025年8月に2曲目のオリジナル曲「ハイライト!」を発表。こちらは夏が似合う爽快かつ元気いっぱいな曲ですが、どんなイメージで制作したのでしょうか。
ゆう。:「ハイライト!」に関しては、そろそろ2作目も作りたいと思った時に、お知り合いのshikisaiさんに「ぜひ一曲書いてほしい」とお願いしました。こっちは完全にお任せで、shikisaiさんが私のイメージのど真ん中をイメージして書いてくださって、曲の雰囲気やテンポ感が自分の歌いやすいテイストにドハマりしていてびっくりしました。歌詞もポジティブな部分と、これから先の不安みたいなものが両方入っているところが自分のキャラクターに近くて、シンプルにメロディもすごく好きでした。


























