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アニメ『メイドさんは食べるだけ』市ノ瀬加那×須能千裕 インタビュー

“食”を通して見えてくるスズメとリコッタの愛しい関係性と、ぎゅっと詰まった“かわいさ”──アニメ『メイドさんは食べるだけ』橘スズメ役 市ノ瀬加那さん×リコッタ・フレスカ役 須能千裕さん インタビュー

須能さんのお芝居で自然と“妹感”が出た市ノ瀬さん

──『メイドさんは食べるだけ』への印象と、ご出演が決まったときの感想をお聞かせください。

市ノ瀬:まず、原作漫画の表紙があまりにも好きで、iPadで拡大して見ちゃうくらいかわいくて。どういう色の使い方をしているんだろう、と食い入るように見たのを覚えています。

また、オーディションのときからスズメちゃんを演じたいと強く思っていたので、出演が決まった連絡をマネージャーさんからいただいたときはとても嬉しかったです。この温かい世界を、日常を歩むことができるんだという楽しみもありました。現場の空気感もとても良くて楽しく作品を作っていくことができました。

須能:リコッタちゃんに決まったときは、本当に嬉しかったです。お話の内容はもちろん、絵が本当に素敵だったので、まだ出演が決まっていないのに(前屋 進)先生の画集を購入させていただきました(笑)。

──画集を!

須能:ドイツの出版社さんが発行している画集なのですが、それを購入してからオーディションの結果を待っていました(笑)。

実は私自身、リコッタちゃんが初めてオーディションに受かっていただいた役なんです。だからこれまでを振り返って「あぁ、リコッタちゃんのためにとっておいたんだな」と。

大好きな作品ですし、前屋先生が大事にしていらっしゃる世界観を守っていけるかなという不安もありました。でも加那ちゃんを含め、キャストの皆さんは頼りになる方ばかり。アフレコが始まったら安心して、リコッタちゃんとして集中して作品づくりに臨めました。

──そんな須能さんが演じるリコッタ・フレスカの魅力について、橘スズメ役を演じる市ノ瀬さんから教えていただけますでしょうか。

市ノ瀬:原作を読んでいるとき、リコッタちゃんは結構いろんな演じ方が想像できるキャラクターだなと思いました。

私の中でイメージを固めすぎずに収録に臨みましたが、ちーちゃん(須能さん)が演じるリコッタちゃんを聞いた瞬間に、自然とスズメちゃんの素の部分が出てくるような気持ちになったんです。

普段は等身大の女の子らしい部分を見せるスズメちゃんですが、リコッタちゃんといるときは結構“妹感”が強めになる瞬間がたくさん出てくるんですよね。本当に自然と妹のようになりました(笑)。

須能:(笑)。

市ノ瀬:言葉の節々にスズメちゃんに対する愛情が滲み出ていたので、これはスズメちゃんも甘えたくなるよね、と。甘えやすいなとも思いましたし、それに対して「仕方ないわね」「手がかかる子ね」と言うリコッタちゃんもすごくかわいいんです。

原作を読んでいても、リコッタちゃんのシーンはクスッと笑っちゃうポイントがたくさんありますが、ちーちゃんの声が入ることで、より自分の中でリコッタちゃんが立体的になっていきました。

須能:リコッタちゃんもスズメちゃんのことが大好きなんですよね。「何かをしてくれるから」「こういう子だから」と自分の得になるからではなく「スズメちゃんがそこにいてくれるだけで好き」というレベルの“大好き”だと思います。

──では、須能さんから見て、市ノ瀬さん演じる橘スズメの魅力を教えてください。

須能:加那ちゃんのスズメは、もう本当に赤ちゃんみたいなかわいさがあります。「このご飯あげたらどんな顔をするかな?」「ここに連れて行ったらどんな反応をするんだろう」みたいな子です。それはもう、リコッタちゃんも張り切っちゃうよね、と(笑)。

先ほど「リコッタちゃんに甘えたくなる」と言っていましたが、私は加那ちゃんの声がついたスズメに、母性を引き出されちゃいました。

市ノ瀬:(笑)。

須能:リコッタちゃんは(スズメを)守ってあげたい、この子が幸せに生きてくれれば……という気持ちを出そうとするのですが、客観的に自分を見られる子なので「こんなに出したら引かれる」と冷静な部分もある。だからこそ、ツンデレキャラとして映っているんだろうなと。

私の中でツンデレを意識したわけではありませんが、結果として、リコッタちゃんの精一杯の愛情と照れ隠しが伝わったら良いなと思います。

「『いただきます』『ごちそうさま』の言い方ひとつにも違いがあって」

──演じる前に準備されたこと、もしくは演じる際に意識されたことはありますか?

市ノ瀬:食べている瞬間のスズメちゃんが本当にかわいいので、この幸せな気持ちをどう伝えたら良いのか、というところが課題でした。なので作中に出てくる食べ物を、可能な限り収録前日に食べて、どういう食感がして、どういう風に食べるのか、自分で確かめてから現場に向かいました。

食べ物を口に含む感覚など、一つひとつの呼吸やアドリブ的な要素も重要な作品だと感じましたし、スズメちゃんが美味しそうに食べるからこそ魅力的に映る作品でもあると思っています。「いただきます」「ごちそうさま」の言い方ひとつにも違いがあって。なので一口一口を丁寧に向き合う気持ちで収録に臨みました。

須能:リコッタちゃんはツッコミ役的な要素があるので、言葉として強い部分があったり「やめときなさいよ」と止めるセリフが多かったりするのですが、それは全部“スズメが大好きだから”という心の動機であることを念頭に置いてアフレコに臨みました。

──様々な分析をされてから収録に臨まれたのですね。

市ノ瀬:あと、1話から最後まで、もうこのままオンエアできるんじゃないかと思うくらい、映像が出来上がっていたので、そこに助けられた部分がものすごく大きかったと思います。

須能:うんうん。本当に作画が凄かったよね。

市ノ瀬:もちろん、色がついていない状態でも想像しながら演じていますが、どういう食べ物を食べているのかを目で確認できる情報は、やはり大きいなと改めて感じました。

この映像だったからこそ出たお芝居も多分あったと思うので、スタッフさんには感謝の気持ちでいっぱいです。

須能:作品の中で大きい事件が起きるわけじゃないからこそ、ちょっとした視線や呼吸が感じやすくなるといいますか。人の心が動いたから起きる人の動作みたいなものがしっかりと描かれている作品です。

なので、演じる側としても変に気張りすぎず、日常感を出しながら作品を作っていくことができたと思います。作品に関わった皆さんとチーム一丸となって作っていけたのが、本当にありがたかったです。

──お二人が太鼓判を押すくらいですから、オンエアがすごく楽しみです!

須能:もう本当に“かわいさ”が出来上がっているので、“かわいい”としか言えなくなると思います(笑)。ご覧になる皆さんも“かわいさ”を感じていただけたら、ぜひその気持ちをそのまま言葉にしていただけたらと思います!

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