
Little Glee Monsterがローゼマインたちとの出会いで開いた“新しいページ”──TVアニメ『本好きの下剋上 領主の養女』オープニングテーマ「Pages」インタビュー
「個人的に『ジェットコースター』って呼んでます(笑)」
──歌詞の中で、リトグリとしての活動や伝えたいメッセージ、自分自身の気持ちと重ねられる部分はありますか?
アサヒ:私は〈ひとりじゃ届かない景色も君と 位置についたらよーいドンで(見つけよう)Let's go!〉の部分が一番共感できます。この6人だからこそ見られる景色があると思いますし「君」というのはガオラー(Little Glee Monsterファンの総称)の皆さんのことでもあって。「みんなと一緒にいろんな景色を見に行きたい」という想いが重なります。
──活動の中で「ひとりじゃ届かない」と実感する瞬間も?
アサヒ:日々そう感じていますし、この6人でよかったと思う瞬間がいっぱいあります。ライブやテレビ出演など、見えないプレッシャーに押し潰されそうになる時も、みんなで支え合っていることを感じています。
この間もテレビで新曲を初披露した時、いろいろあってみんなで慰め合って……。
MAYU:「慰め合う」じゃなくて、みんなでアサヒを慰めたんやけどね(笑)。とってもカッコいい歌だったのですが、アサヒは自分の理想が高いからこそ、終わった後に悔しさで泣いてしまって。
ミカ:そう、かっこいいんです。
アサヒ:その時にみんなが慰めてくれて。みんなの優しさに感謝しています。
──素敵な関係性ですね。他の皆さんも歌詞で共感できるポイントはありますか?
miyou:〈予想外の展開に ページが滲んでしまったら 栞挟んで次の楽しみ とっておくのもいい〉という歌詞がすごく好きです。「みんな人生焦りすぎ!」って思うことがあるので(笑)。
結海:そう! いったん閉じちゃってもいいんだよね。
miyou:すごく心を軽くしてくれる言葉ですよね。「Pages」というタイトルや作品にも合わせつつ「休憩するのも大事だよ」と伝えてくれる。私自身、結構マイペースなタイプですが、周りに振り回されず、自分のタイミングでページを開け閉めしていいんだよというマインドに共感しています。
かれん:ちなみにこの部分は、原画展でローゼマインちゃんが鼻歌で歌ってくれていた箇所でもあるんです。「それはどういう歌?」と聞かれてマインがこの歌詞を紹介してくれる演出があって。それを見た時めっちゃ嬉しくて、一緒に歌っちゃいました(笑)。
MAYU:私は〈泣いて 笑って 時には笑われて それでも挫けなかった〉というフレーズですね。
こういう活動をしていると、心ない言葉を投げられることがどうしてもあって。でも、そこで挫けなかったからこそ私たちは今ここに立っているし、この歌を歌えている。この〈時には笑われて〉という言葉が入ることで、歌詞がよりリアルに響くと思うし、今の時代、挫けることなく自分に勝っていく強い気持ちが大事だと思っています。
このパートは私が担当しているんですけど、自分だけでなく、みんなにも届け!という思いを込めて、毎回噛み締めながら歌っています。
ミカ:私が好きなのは〈一歩もう一歩 たしかに進んできた 君の背中をずっと見てた〉の部分です。私自身、リトグリに加入してからずっと5人の背中を見てきたので、この歌詞を歌うと「ここまで一緒に歩むことができたんだ」と思って感謝の気持ちが溢れ出てくるんです。
お姉ちゃんたち(先輩メンバーのかれんさん・MAYUさん・アサヒさん)を含むメンバーが葛藤しながらも立ち向かっていく姿は本当にかっこいいし、みんな本当に強い人間だなと尊敬しています。
結海:私はさっき話に出た〈君の心を 私の言葉で 全部この世界に 残したくて〉です。私たちは、ファンのみんなや世の中の人がなかなか伝えられない言葉や気持ちを、歌や歌詞を通じて代弁できるような職業に就けていると思うので、ファンの方に歌でメッセージを届けている今の状況ともすごく重なりますし、歌っていてすごくグッとくる部分です。
──先ほどロングトーンなどのお話はありましたが、その他にレコーディングで特にこだわった点や、苦労したポイントがあれば教えてください。
MAYU:この曲はとにかく「喉との戦い」でしたね。最後のロングトーンだけでなく、2サビの終わりや随所に長く歌うフレーズがあって、メインの歌に合わせてハモリも同じ長さでキープしないといけないんです。声が震えないように何度も録り直して、かなり喉を酷使しました。
あと、コーラスが本当に難しかったです。絶妙に音を取りにくい箇所が多くて、声を大きく出しすぎると雑音になるし、抜きすぎると全然聴こえなくなるのでバランスが難しくて。個人的に「ジェットコースター」って呼んでます(笑)。
miyou:そうなんや(笑)。アカペラクリエイターのとおるす(CoWRITE)さんがコーラスアレンジをしてくださっているのですが、詰め込める技術をこれでもかと詰め込んでくれるんですよ。
──とおるすさんは今回のニューシングルのもうひとつの表題曲「一輪」や「Break out of your bubble」(2024年)などの制作にも携わっていますが、歌う中で今までとの変化を感じる部分もありますか?
結海:自分の心の内をそれぞれが表現できるきっかけになった楽曲が多い印象があります。
miyou:とおるすさんのコーラスは、普通には行かせてくれない面白さと大変さが共存しているんですよね。練習の数も増えたような気がしていて。
MAYU:その代わり、自分たちのものにできたらすごく強みになる。だから、皆さんにも歌ってみてほしいですね。6人集めてもらってリトグリ体験をしていただけたらなって思います。
miyou:「歌えない!」って言われそう(笑)。






























