
TVアニメ『鉄鍋のジャン!』原作ファンの皆さんには「原作のままアニメ化します!」ということ一番にお伝えしたいです | 戸谷菊之介さん×⻑⾕川育美さん×天﨑滉平さん 鼎談インタビュー
シリーズ累計発行部数約1000万部(漫画・電子)の料理マンガ『鉄鍋のジャン!』。2025年の連載30周年を記念して、原作ファン待望のアニメ化が発表されて以来、各所で話題を集めています。
本作は、「料理は勝負」と言い切る極悪非道な性格の持ち主・秋山 醬(あきやまじゃん)と、一癖も二癖もある料理人たちが料理バトルを繰り広げる作品。料理マンガにも関わらず、幻覚作用や中毒作用のある料理を出すなど、あらゆる意味において異色でヤバイ伝説のコミックとして知られていました。
2月15日(日)には待望の第1弾キャストが公開! 秋⼭ 醬役に戸谷菊之介さん、五番町霧⼦役に⻑⾕川育美さん、⼩此⽊タカオ役に天﨑滉平さん、そしてナレーションを津田健次郎さんが担当することが発表されました。
アニメイトタイムズでは、戸谷菊之介さん、⻑⾕川育美さん、天﨑滉平さんにインタビューを実施。“激ヤバ”料理バトルアニメのキャラクターにどうアプローチしたのか、収録の様子などをお話いただきました!
※キャラクター名の醬は旧字になります
「どのシーンをアニメ化できるんだろう……?」というのが率直な感想でした
──あまり見たことのない注意テロップが出るくらい“激ヤバ”な作品ですが、キャストの皆さんが初めて本作に触れた時の率直な感想を教えてください。
秋⼭ 醬役・戸谷菊之介さん(以下、戸谷):オーディションの時に初めて読んだんですけど、主人公・秋⼭ 醬(以下、ジャン)の言動が想像以上に激しくて、とにかく「ヤバい漫画だな」というのが第一印象です。ただ、読み進めていくうちに、料理漫画でありながらバトル漫画のようにエキサイトした感じがすごく面白くて、めちゃくちゃ楽しみながら読んでいました。
五番町 霧⼦役・⻑⾕川育美さん(以下、長谷川):私もオーディションを受ける際に初めて原作を読んだんですけど、声優の仕事を通して様々な作品に触れてきたつもりでしたが「世の中にはこんな作品があったのか!」と衝撃を受けました。
ジャンの個性が圧倒的に強くてあまり見たことのない主人公像ですが、私が演じる五番町 霧⼦(以下、キリコ)もヒロインみたいな立ち位置でありながら、他の作品では見られないような言葉遣いや勢いのある女の子で面白かったです。
原作を読みながら「この内容を本当にアニメで再現できるの?」と思っていたら、毎週アフレコ現場で台本をいただく度に「あ、本当にやるんだ!」という新鮮な驚きもありました。
⼩此⽊タカオ役・天﨑滉平さん(以下、天﨑):僕もオーディションのお話をいただいたタイミングで原作を手に取りましたが、長谷川さんもおっしゃった通り「どのシーンをアニメ化できるんだろう……?」というのが率直な感想でしたね。
原作を読んでいて感じるのは情報量ですよね。普通のマンガなら単行本2、3冊くらい読み終えた感覚なのに、『鉄鍋のジャン!』の場合はまだ1冊の半分も読んでいなかったりして。その濃厚な情報量とストーリー、そして熱いものが凝縮されている作品なので、読んでいて飽きないというか、気付けば夢中になって時間が過ぎている、そんな魅力のある作品だと思いました。
──情報量という意味では、原作の単行本には色々な料理のレシピも載っているんですよね。
天﨑:見ました! しかも何故か劇中に登場しない料理のレシピまで載っていたりするんですよ。
長谷川:謎過ぎる(笑)。
天﨑:そういう料理本としての側面や魅力もありますよね。実際に読んで作ってみる楽しみ方もあると思います。
──別作品で、戸谷さんはご自身が演じたキャラクターが好きなパンをプライベートで再現されていましたが、今回は役作りで料理をすることはありましたか?
戸谷:いや、さすがに今回は作れないです(笑)。
長谷川:家庭にある食材で作れないレベルの料理ばかりですからね。
戸谷:まずは中華鍋を用意するところから始めないといけないですし、何より五番町飯店みたいな火力が圧倒的に足りないので。でも、今後もし料理企画があったら、ぜひ挑戦してみたいです。
もはや悪口ではないような独特のワードセンスが面白くて、アフレコでも後ろから笑いが起きるんです(笑)
──原作ではジャンとキリコがお互いに「ブス」「バカ」「サル」みたいに罵り合うことが多くて、体感7~8割くらいのシーンで喧嘩をしている印象ですが、実際の収録の様子はいかがですか?
戸谷:アニメでは「ブス」「バカ」といった罵倒の後に、何故か「つり目」「巨乳」と続くんですけど、もはや悪口ではないような独特のワードセンスが面白くて、アフレコでも後ろから笑いが起きるんです(笑)。そんなパワーワードが非常に多い作品なので、アフレコ時はテスト段階から既に面白かったです。
天﨑:本番では絶対に笑ってはいけないんですけど、テストの時はキャストもスタッフもみんな普通にゲラゲラ笑いながらツッコミを入れたりもしていますね。
長谷川:全ての登場人物が面白いんですよ。ジャンが特出して個性的ではあるんですけど、それこそ名前も付いていないようなキャラクターまでどこかおかしいところが多くて。この作品は周りの人の反応を含めて盛り上がる作品でもあると思うので、アフレコ現場ではその様子を楽しく見ていました。
──そんなジャンとキリコの激しいやり取りに巻き込まれがちなのが小此木ですが、天﨑さんから見てお二人の掛け合いはいかがですか?
天﨑:ジャンとキリコが言い争いをしている時は、どちらかと言うと小此木は一歩引いたところから見ていることが多いんです。よく劇中で小此木はうろたえていますが、現場自体はとても和やかで仲が良いので、僕は何がくるのかワクワクしながら皆さんのセリフを聞いていました。
あと、小此木に関しては、彼は本当に何も知らないので(笑)。こんなに何も知らない子が、よくこの厨房にいると思いますよね。
長谷川:しかも五番町飯店みたいな名店にいるからね。
天﨑:小此木は16歳という年齢もあるかもしれませんが、ジャンとキリコが超人的にできる分、彼は視聴者の皆さんの目線に近い存在なんです。視聴者と同じ疑問を小此木も抱きますが、世界観がヤバすぎることもあってボコボコにされてしまうのが大変だなと同情しています。
──小此木はアニメの第1話から先輩である望月に蹴られるなど散々な目に遭っていますからね。
天﨑:本当に可哀想ですよ。
長谷川:そもそも現代の視点だと、望月もだいぶアウトな人ですよね。
戸谷:たしかに望月はヤバいです(笑)。

































