2.5次元
『エリステ』稲垣成弥×安里勇哉×馬場良馬インタビュー

かつて「ミラクルトリオ」と呼ばれた3人が再会! それぞれが出した答えとは──『Action Stage「エリオスライジングヒーローズ」-New Dawn-』キース役・稲垣成弥さん×ディノ役・安里勇哉さん×ブラッド役・馬場良馬さん鼎談インタビュー

ヒーロー作品の聖地「シアターGロッソ」での公演!

──今回の『エリステ』はついに、ヒーロー作品の聖地とも言える「シアターGロッソ」での公演となります。

馬場:『エリステ』がシリーズ作品として続いてきた中で、今回満を持してGロッソでやれるのはエモいですね。

──ぜひ、ご家族一緒に観てほしいですね。

稲垣:お子さんでも楽しめる内容になっていると思うし、どんな反応をしてくれるのか見てみたいです。

──そして『エリステ』の見どころといえば、ライブパートも外せません。

稲垣:芝居パートとはガラっと雰囲気も変わります。ライブパートは皆さんにも参加していただいて、手拍子をしていただいたり、ペンライトを振ってほしいですね。

ステージ上からも皆さんの楽しそうな表情を見るのが嬉しくて。昨年の夏にやった「SUMMER FESTIVAL」はライブが中心の公演でしたが、普段の舞台では出せない声援やコール&レスポンスもあったので僕らも楽しかったんです。今回はどんな感じになるのかまだわかりませんが、パフォーマンスする曲はカッコいい曲からかわいい曲、パーティー感覚で楽しめる曲などバラエティー豊かですし、日替わり曲もあるので楽しみにしていただきたいです。

──既にライブパートの組み合わせと、日替わりでパフォーマンスするキャストも発表されています。「ミラクルトリオ」でパフォーマンスする曲もありますね。

稲垣:三人でやる曲もあるし……。

安里:二人でやったり、四人でやったりする曲もあるし。

稲垣:(取材時点では)稽古開始前ですが、曲は聴かせていただきました。

馬場:聴いたんだ!?

安里:(テンポ)速かった?

稲垣:速かった。

馬場:またヒーヒー言いながら鏡前で練習する日々が……。

稲垣:(笑)。

「役者としてやりがいがある舞台」

──この記事を読んでいる方、そして『エリステ』をきっかけに「2.5次元舞台」をご覧になる方へ、「2.5次元舞台」ならではの魅力をご紹介ください。

安里:マンガやアニメ、ゲームを舞台化したものが2.5次元と言われていますが、マンガもアニメも決められたフレームの中で作者の方が見せたいものや伝えたいものを描いています。でも2.5次元では、ある発言や行動を受けてからのキャラの表情の変化や息遣い、周りにいる人がどんな反応をしたのかまで観ることができる。2次元を飛び越えて、よりリアルに、表現できる枠が広がることで、もっと広く深い部分まで観て感じていただけると思います。そうすると、より想像が膨らんで、新たに発見、または違う解釈が生まれる。これが良いところだと思います。

稲垣:そうだね。演じる側もオリジナル舞台だとゼロから役を考えて演じないといけないけれど、2.5次元は既に導いてくれる原作があって、イチがあります。いわばオリジナルはゼロからイチを作る作業だけど、2.5次元はイチを10にして、そしてそれ以上にしていくのが違いかなと思います。

例えばマンガ原作の舞台であれば、ひとつのカットやシーンを掘り下げて、キャラクターの刻一刻と動く感情の変化と彼ららしさ、または見えていない意外な面まで見せることができる。役者としてやりがいがある舞台です。

馬場:『エリステ』はゲーム原作で、アクションシーン以外の間の物語は絵やセリフで描かれます。ゲームをしている時に「この人って普通の生活ではどんな感じなのかな?」「戦いの時、どんな気持ちだったのかな?」と疑問に思ったことを想像することがあると思いますが、それらの表面的に見えているところだけでなく、見えていないところまで具現化するために僕は舞台に立っているわけです。

皆さんがモニター越しに見ていたキャラクターが目の前で動いて、息遣いを感じることができて、汗まで見える。知っているシーンを役者が生身で演じる様子を見ていると新たな発見があって、皆さんの頭の中もめくるめくような感情や思考の変化が起きると思います。そして感情を揺さぶられた後、ライブパートでは楽しく発散できて。楽しいひと時を過ごしてもらうのと同時に、「あのキャラが今、現実にいるんだ」と思ってもらいつつ、より作品を愛してもらえたら。それができたら役者冥利に尽きますね。

──『エリステ』もそうですが、2.5次元は衣装や驚くような演出によって再現性が高いところが素晴らしいですね。

稲垣:セットや小道具、映像と照明が合わさることで、僕たちキャストの芝居や物語により彩りを加えてくれています。ステージを作ってくださるスタッフの皆さんには毎公演、感謝の気持ちでいっぱいです。

自分が出ている舞台は、公演中は映像を通してしか見られませんが「THE EAST」は初めて客席からステージを観ることができました。「自分はこんなことをやっていたんだ!?」「お客さんからはこんな風に観えているのか」という発見と共に「おもしろっ!」と思いました。

『エリステ』を客観的に観られたことで、新しい発見ができたし、この『エリステ』に活かしたいと思っています。

──ありがとうございます。最後に今回の公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

安里:今回は「THE WEST」から張り巡らされていた伏線を回収していって、最後はしっかり着地します。既に『エリステ』シリーズ作品をご覧になった方も「New Dawn」からご覧の方も「THE WEST」を予習・復習しておくことをオススメします。

ディノとしては今まで見せられなかった個人の葛藤、そして「ミラクルトリオ」としての葛藤や心が揺れ動く様子をご覧になっていただけるのではないかなと思っています。再結集した「ミラクルトリオ」から一瞬たりとも目を離さないでください。この三人が出ていないところ以外は(笑)。

馬場:今作「New Dawn」は、ゲーム原作で描かれている部分をより深く、丁寧に書いてくださっているなと思いました。「ミラクルトリオ」の三人の関係値を大切に描いてくださっているのがとても嬉しかったです。それが僕たちのモチベーションになっているし、責任の重さも実感しています。「ミラクル」といわれる所以を感じていただけるようにしっかり演じていきます。

『ヒーロー』としてのブラッドと「ミラクルトリオ」の二人と一緒にいる時のブラッドは同じ人間ではあるけど全然違います。支えてくれる仲間がいるからこそ、『ヒーロー』として活動できているブラッドがいると思うので、この公演でブラッドと共に悩んで葛藤して、そして壁を乗り越えていきたいと思っています。

稲垣:第一弾から繋がってきたものが「New Dawn」でひとつの節目になるのが感慨深いです。この公演は「ミラクルトリオ」を軸にしたお話になっていて、キースがこれまでの葛藤や呪縛から解放されて、次のステージに進んで行くための大事な公演になるのではないかなと思っています。

安里:この「New Dawn」で「ミラクルトリオ」の三人がやっとスタートラインに立てる気がする。

稲垣:ずっと過去に囚われてきたキースがジュニアやフェイスなど、いろいろな人と出会って、いろいろな情報や考え方を得てきて、もがいてきた答えが今回ようやく見つかります。そして答えを見つけた時、キースが今後どうしていくのかを考えるきっかけ、転機になるお話なので、「ミラクルトリオ」の三人の再結集と、キースの行動・選択を見守ってください。

【インタビュー:永井和幸】

Credit

撮影:ヨシダヤスシ
ヘアメイク:杉田智子 太田夢子(earch)
スタイリスト:小林洋治郎

公演日程

東京公演:2026年7月3日(金)~7月12日(日) シアターGロッソ
京都公演:2026年7月18日(土)~7月20日(月・祝) 京都劇場

チケット

東京:(平日)S席:12,000円/A席 8,500円/注釈付き指定席 12,000円  (土日)S席:13,000円/A席 9,500円/注釈付き指定席 13,000円
京都:(土日)S席:12,500円/A席 9,000円/注釈付き指定席 12,500円
※全席指定・税込価格
※注釈付き指定席=舞台及び演出の一部が見えづらいお席、スピーカーなどの機材に近いお席となる場合がございます。予めご了承ください。

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『Action Stage「エリオスライジングヒーローズ」-New Dawn-』作品情報

Action Stage「エリオスライジングヒーローズ」-New Dawn-

あらすじ

【ロスト・ゼロ】の事件から4年。
殉職したとされるディノ・アルバーニの生存を信じ、キース・マックスは今なおその影を追い求めていた。
一方、ブラッド・ビームスも、キースの危うい動向を注視しながら、自身が抱く疑念の答えを探すべく奔走する。
そんな折、街に忍び寄る新たな【イクリプス】の脅威。
混迷を極める事態の中、『ヒーロー』たちの前に立ちはだかったのは、幾度も交戦した『ゼロ』だった。
彼らが再び対峙するそのとき、失われていた時間が、今激しく動き始める――

キャスト

キース・マックス:稲垣成弥
レオナルド・ライト・Jr:野口準
フェイス・ビームス:高本学
オスカー・ベイル:横山真史
ジェイ・キッドマン:寿里

ディノ・アルバーニ:安里勇哉

シリウス:小野健斗
シン:大隅勇太
シャムス:杉江大志

ブラッド・ビームス:馬場良馬

アンサンブル:町田尚規、田中慶、松崎友洸、大塚悠斗、山口渓、安久真修、山川源太、竹井弘樹

(C)2022 Happy Elements K.K/ASエリオスR製作委員会
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