
「ザコも愛せる」のが『北斗の拳』の魅力――『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』ラオウ役・楠 大典さん×『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』ノブ役・下野 紘さんインタビュー
『北斗の拳』公式スピンオフギャグアニメ『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』(以下、ザコ挽)の第2クールが、2026年7月6日(月)より放送されます。アニメイトタイムズでは、『ザコ挽』の主人公・ノブ役の下野 紘さんと、現在絶賛放送中の原作準拠でアニメ化された『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』でラオウ役を演じる楠 大典さんにインタビュー。『北斗の拳』のテーマは「愛」と語る楠さん。果たして、『ザコ挽』にも愛はあるのか!?
拳王はあいつらから何かもらっているの?
──おふたりは名作『北斗の拳』にはどのような印象をお持ちですか? 思い出を教えてください。
ノブ役・下野 紘さん(以下、下野):僕は、ゲームで『北斗の拳』に触れた思い出があります。当時やっていたファミコンのゲームにケンシロウがいて。
ラオウ役・楠 大典さん(以下、楠):あれでしょ、他にもジャンプ作品キャラクターが出てくる……。
下野:そうです、そうです! あと、『北斗の拳』の横スクロールアクションゲームもやりましたね。敵を倒すと「あべし」が出てきて、それを取るとポイントになるやつ。僕の中では、そういうゲームの印象が強いです。
楠:これまでの人生で単行本をぜんぶ揃えたのは『北斗の拳』だけなんです。それくらい思い入れはあって。アニメも見ていましたね。アニメ放送翌日に学校に行ったら、『北斗の拳』の話題で持ち切りでした。
下野:好きな人は本当に好きですもんね。
楠:俺ら世代の男の子は、みんな見ていたと思うよ。『北斗の拳』は声優さんすごいなって思った作品でもあって。初めて声優という存在を意識したのは、『北斗の拳』だったかもしれないです。
下野:僕も千葉 繫さんのあの予告は、自分のキャラクターに活かせる部分がないかなと思って、取り入れたことはありました。
楠:全力で喋る、みたいな?
下野:そうです。全力で喋って裏声で張り上げるみたいな。あのナレーションはすごい。
──ふだんアニメを見ない方でも名前は知っているという作品だと思います。
楠:だって、(イタリア首相の)ジョルジャ・メローニさんが知っているんですよ!
下野:何なら、メローニさんは僕よりも『北斗の拳』に詳しいと思います(笑)。僕も養成所に通っていたとき、年上の人で『北斗の拳』の話をする人はいましたし、カラオケで主題歌を歌う人も多かったですね。学校などで色々な先輩が『北斗の拳』の話をしているのを聞いていました。でかいババアとか。
楠:『ザコ挽』にも出てきていたよね! あれ、面接してババア役を決めてたんだって驚いたよ。
下野:そうなんです。
楠:面接で芝居をやっている姿を想像すると……(笑)。
下野:もっといい人いなかったのかなって思いますよね(笑)。まぁ、他がもっとダメだったんでしょ。きっと消去法であいつが残ったんでしょう。
楠:そもそも、どういう風にあの軍が運営されているのかが分からない。拳王軍って名乗っているけど、拳王(ラオウ)はあいつらから何かもらっているの?
下野:確かに! 食料とか?
楠:でも、食料だってその日のうちに拳王軍のあいつらが「ヒャッハー!」しちゃうんでしょ?
下野:いや、それがですね、ザコたちは配給制なんですよ。野菜クズのスープとか、ふだんはそういうのを食べているみたいで。だから、拳王軍の幹部たちが搾取しているんだと思います。もう幹部たちが「ヒャッハー!」しているとしか思えないんですよね。拳王軍の下部組織は、荒くれものたちが自由にやっているだけなのかも。
楠:たまったもんじゃないですね、拳王としては! 名前を勝手に落とされているというか。
下野:あいつら、村の人たちに反撃されて、返り討ちにあいますからね……。拳王はそんな細かいこと気にしていないと思いますが、きっと名前に傷がついているのかなと。
楠:ザコ過ぎる(笑)。
下野:本当にそうなんです! タイトル通り、ザコたちなんです(笑)。





































