
矢吹健太朗先生をはじめ、一流クリエイターが集結!「推しが生活を支える」新IP『キャラミクス™』が誕生──40kgのダイエットに成功した創業者・橋本竜氏が目指す“キャラクターインフラ”とは
2026年6月、“寝ている間も推し活ができる”という新しい体験を掲げたサービス『キャラミクス™』が始動しました。
まずはスマホアプリからスタートする本プロジェクトは、キャラクタープロデュースに『To LOVEる -とらぶる-』シリーズなどで知られる矢吹健太朗先生を迎え、睡眠の専門家や複数の大企業とも連携。
さらに8月2日(日)には、矢吹先生や人気声優たちが出演するお披露目イベントの開催も決定しています。プロジェクトを支えるサポータークラブも立ち上がり、その本気度と規模感がうかがえる注目プロジェクトとなっています。
とはいえ、現在判明している情報だけでは、具体的にどんなサービスなのか、まだまだわからない方も多いはず。 そこでアニメイトタイムズでは、プロジェクトの発起人であり、サービスを開発する株式会社リモア代表取締役CEO・橋本竜氏にお話を伺いました。
「キャラクターに支えられた」ことで生まれた自身の成功体験。そこから着想を得たという『キャラミクス』の成り立ち、睡眠を起点としたサービス構想、そして将来的に目指す“キャラクターインフラ”としての展開とは。
「推しが生活を支えてくれる」サービスを目指していると語る橋本氏の独占インタビューをお届けします。
なぜ「推し」は人を変えられるのか
──まず、新しい挑戦に向けて、前職の退社と新会社設立の経緯から伺わせてください。
橋本:以前立ち上げた会社は2024年5月に上場会社の子会社になりまして、そこから2年間の引き継ぎ期間を経て、新しい挑戦をするために退職しました。
これまでいくつかの会社を起業してきましたが、今回はユニコーン企業としての上場を目指し、株式会社リモアを創業しました。
ありがたいことに、すでにアジア有数のベンチャーキャピタルより出資をいただいており、複数の大企業との提携も進んでいます。
──連続起業家の橋本さんならではのスピード感ですね。ちなみに新会社「リモア」という社名には、どんな思いが込められているのでしょうか。
橋本:「Re」と「More」を組み合わせて「成長を続ける」という意味を持たせているのと、愛する家族の頭文字の組み合わせでもあります。たまに「スーツケースの会社ですか?」と聞かれますが(笑)。
──その新会社で立ち上げるサービス「キャラミクス」の発想は、どのように生まれたのでしょうか。
橋本:私自身が40kgのダイエットに成功し、健康になった経験がきっかけです。暴飲暴食で体重が急激に増加してしまい、それが原因で重度の糖尿病になり、緊急入院しました。
その時に「このままだと長く生きられない」とお医者さんに言われまして、家族の将来のために120kgあった体重を5年間で80kgまで落としたんです。その大きな原動力になったのが「あすけん」というアプリで、アプリ内のAIキャラクター・未来(みき)さんの存在でした。
本来、ダイエットは長くつらいものです。でも、キャラクターと一緒に取り組むことで、自分の好きなゲームをプレイしているような感覚でカロリーコントロールができて、すごく楽しく続けられました。
特に印象的だったのは、食べ過ぎると未来さんが悲しそうな反応をすることでした。人から注意されると反発してしまうこともあると思うのですが、不思議と未来さんには「がっかりさせたくない」「悲しませたくない」と思えたんです。その結果、暴食が減り、生活習慣そのものが変わっていきました。
──キャラクターの力で、ダイエットが成功したんですね。
橋本:はい。それまでも色々なダイエットに取り組みましたが、一番効果があり、継続することができました。
そこで、キャラクターの力を使えば、ダイエットだけでなく生活習慣全般の改善を叶えられるのではないかと思い至りました。
いまの生活を変えたいと思っている方々に向けて、推しのキャラクターがアドバイスをしたり、褒めてくれたり、背中を押してくれたりする。そうすることで、日常生活に楽しみや潤いが生まれるだけでなく、人生そのものがポジティブな方向に進んでいくのではないか。それが「キャラミクス」の発想の源です。
──タイトルにもある「推しが生活を支える」という言葉が印象的です。
橋本:私は昔からアニメやゲームが大好きで、キャラクターやストーリーに何度も元気をもらってきました。
受験勉強や資格の学習など、一人ではなかなか続けられないことってありますよね。でも仮に、好きなキャラクターから「今日も頑張ったね」と褒められたり、「明日のために早く寝ようね」と約束ができたりすると、推しのために不思議と続けられることがあります。
だからキャラミクスは単なる睡眠管理アプリではなく、「推しと一緒に人生を少しずつ良くしていくサービス」なんです。
なぜ「睡眠」が最初のテーマなのか
──プロジェクトの最初の柱として「睡眠」をテーマに選ばれた理由は?
橋本:睡眠は、人間なら誰しもが毎日行うことであり、世界中でその重要性に注目が集まっています。 一方で、日本人は先進国の中でも睡眠時間がもっとも短いと言われており、睡眠に課題を抱えている方も非常に多いんです。
私自身も夜更かしをしてしまうことが多く、仕事から帰ってきて、アニメを観ながら寝落ちしたり、ゲームをしていたらいつの間にか深夜3時くらいになっていたり……。そうした日々を繰り返すことで睡眠負債が溜まり、朝になっても眠気が取れず、午後も体が重く、仕事のパフォーマンスや労働生産性が落ちてしまっている実感がありました。
その一方で、リカバリーウェアやカスタマイズできる寝具が売れているように、みなさん「眠りを改善したい」「睡眠の質を高めたい」と思っているはずです。でも、具体的にどう改善すればいいかわからない。その「わからない状態」を、キャラクターを通じて学び、理解し、楽しく実践できるようにする。
まずは睡眠を入口に、心身ともに健康になるきっかけを作ることが、「キャラミクス」が最初に取り組むべきミッションだと考えました。
──「キャラミクス」では、具体的にどのように睡眠にアプローチするのでしょうか。
橋本:睡眠計測そのものは、協力いただけるスリープテック企業の技術を活用しながら、私たちは「キャラクターとの関係性による行動変容」に特化していきます。
例えば、7日間連続でしっかり寝るとキャラクターの限定アイテムがもらえる、シナリオ解放チケットが得られる、睡眠時間に応じてポイントがもらえる、といった設計です。
「毎日寝たらご褒美がある」「寝ている間も推し活ができる」という体験を作ることで、無理に頑張るのではなく、自然と生活習慣が整っていく状態を目指しています。
──入眠までのプロセスもキャラクターがサポートしてくれるのでしょうか。
橋本:はい。キャラクターや声優による朗読や優しい子守唄を聴きながら寝たり、一人語りラジオを聞いたりと、一緒に寝る準備をして、ゆったりとリラックスしながら眠りにつく。そういったやり取りができるアプリを今年中にリリースする予定です。
矢吹健太朗先生ら、一流クリエイターが集結した理由
▲矢吹健太朗先生
──キャラクタープロデュースに矢吹健太朗先生が参加されているのには驚きました。
橋本:私は『To LOVEる』シリーズが大好きで、「人生のバイブル」と言っても過言ではないくらいなので、矢吹先生と最初にお会いした時は本当に嬉しかったです(笑)。
そもそも先生は、「クリエイターこそ睡眠や健康を大事にしてほしい」という強い思いを持たれていました。漫画家さん、特に週刊連載をお持ちの方は、魂を削って毎週描かれています。その結果、体調を崩してしまうことも少なくありません。
矢吹先生には、今回の企画に強く共感をいただき、その結果、ご依頼したキャラクターのデザインだけでなく、キャラクターそのものをプロデュースするという形で、コンセプト作りからシナリオ会議のアイデア出しまで、中核メンバーとして積極的にご参加いただくことになりました。
──今後はどのようなキャラクター展開を予定していますか。
橋本:矢吹先生が描いてくださったメインヒロインの「ミュナ」をはじめ、リリース時は数キャラクターからスタートする予定です。ミュナは、睡眠や夢の世界をモチーフにした“夢の天使”のような存在で、ユーザーの眠りや日常に寄り添ってくれるキャラクターです。
最終的には、数百体以上のオリジナルキャラクターを展開していきたいと考えています。人によって好きなキャラクターは違います。優しく励ましてほしい人もいれば、厳しく叱ってほしい人もいる。お姉さんタイプが好きな人もいれば、妹系や男性キャラクターが好きな人もいます。
だからこそ、多様なキャラクターが必要なんです。自分に合った推しと出会うことで、行動変容の効果も大きくなると考えています。
他にもソーシャルゲームのコラボのように、他のアニメやゲーム作品のキャラクターやVTuberが「キャラミクス」にゲストキャラとして登場するのも面白いかなと思っており、現在準備を進めています。個人的には『新世紀エヴァンゲリオン』のアスカが大好きなので、ツンデレタイプのキャラクターに怒られながら眠りたいですね(笑)。
また、全国各地にいる“ゆるキャラ”やご当地キャラクター、サンリオさんのような可愛いキャラともコラボしたいですね。馴染みのあるキャラクターから応援されたら、頑張ろうという気になる人も多いと思います。
「キャラミクス」という名前の通り、いろいろなキャラクターをミックスさせて、全世代、全世界を対象にした“キャラクターインフラ”を作っていきたいです。
【ミュナ(Myuna)】CV:月音こなさん
【与兵衛(Yohei)】CV:三宅美羽さん
──橋本さんは「キャラクターインフラ」という言葉を使われていますが、なぜ人ではなくキャラクターなのでしょうか。
橋本:いま、SNSや動画、ゲームが生活の中心になり、人々は毎日何時間もキャラクターや推しと接するようになりました。これからAIやロボットが普及していく中で、人とテクノロジーの間に立つ存在として、キャラクターの価値はさらに高まると思っています。
人から言われると素直に聞けないことでも、好きなキャラクターから言われると受け入れられることがあります。ダイエットでも、睡眠でも、勉強でも、AIが「正しいことを言う」だけでは人はなかなか変わりません。でも、好きなキャラクターが褒めてくれたり、励ましてくれたり、一緒に喜んでくれたりすると、行動は続きやすくなる。
日本は世界でも有数のキャラクター大国です。その最大の強みを活かして、人々の日常に寄り添う新しい文化を作りたいと考えています。

































