
【アニメ世論調査2026結果発表その2】オタクをオープンにしている? 推し活疲れはある? それでもアニメを見る理由は? アニメファンのリアルを聞いた!
近年は数年前よりもオタクであることをオープンにしやすくなったと言われています。カバンにキャラクターグッズをつけたり、趣味として人に公言したりと、あなたも周りでオープンにしている方を見かけたことがあるかもしれません。
また、「推し活」という言葉の定義が大きくなり、各種メディアに取り上げられることも多くなってきました。
さらには、その推し活自体が苛烈になり、心を癒すべき趣味が逆に自分を追い詰めてしまう場合もあるようです。
アニメイトタイムズでは、「2026年 令和のアニメファン世論調査」と題し、現代のオタクたちがどんな状況に置かれているのかを徹底調査。
本稿では、「オタクをオープンにしているか?」「推し活の境界線は?」「推し活疲れはある?」「あなたが今でもアニメを見る理由は?」など、かなり踏み込んでアンケートを取った内容をまとめてみました。
たくさんのコメントをピックアップしていますので、多くの方の意見を参考にしてみてください。
基本情報
●回答者の年齢
10代前半:24人(5.8%)
10代後半:73人(17.5%)
20代:117人(28.1%)
30代:122人(29.3%)
40代:46人(11.0%)
50代:29人(7.0%)
60代以上:6人(1.4%)
●回答者の性別
男性:90人(21.6%)
女性:305人(73.1%)
回答しない:22人(5.3%)
アンケート内容
今回実施したアンケート内容は以下の通りです。
・職場や学校で、自分がオタクであることをどこまでオープンにしていますか?
・あなたにとって「推し活」の境界線はどこからだと思いますか?
・「オタク」と名乗っていい境界線は、どこからだと思いますか?
・「推し」と「ファン(単に好き)」の決定的な違いは何だと思いますか?
・情報過多や出費、SNSの人間関係などで「推し活疲れ」を感じたことはありますか?
・あなたがアニメオタク(または推し活)の道に引きずり込まれた「最初のきっかけ」は何ですか?
・あなたが今もアニメを見続ける理由、楽しいと思う瞬間は何ですか?
今回アンケートにご協力いただいた方の総数は417人(男性90人、女性305人、未回答22人)。あらためて、ご協力ありがとうございました!
オタクであることを隠す時代は終わった?
Q.職場や学校で、自分がオタクであることをどこまでオープンにしていますか?(擬態レベル)
「フルオープン」「聞かれたら隠さず言う」「一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている」「完全隠匿」の4択で回答を募集しました。以下の図1は、回答別の割合を示しています。
結果は、「聞かれたら隠さず言う」が255人で最多となり、「フルオープン」が78人、「一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている」が58人、「完全隠匿」が26人という結果でした。
全体の6割以上が「聞かれたら隠さず言う」と回答し、「フルオープン」と合わせると約8割の人がオタクであることを隠していないことがわかります。(図1)
▼図1
かつてはオタク趣味を公言しづらい風潮もありましたが、現在ではアニメやゲーム、漫画などが広く浸透し、オタクであることも「数ある趣味のひとつ」として受け入れられつつあるようです。
また、年齢別に見ても多少の差はあるものの、どの世代でも「完全隠匿」と回答した人は最も少数派でした。特に若い世代を中心に、自分の好きなものをオープンに語りやすい環境が広がっていることがうかがえます。
さらに、自由回答では「オタク趣味がきっかけで友人ができた」「共通の趣味を通じて人間関係が広がった」といった声も多数寄せられました。自分の“好き”を発信しやすくなったことで、同じ趣味を持つ仲間と出会う機会も増えているようです。
今回の結果からは、「オタクであることを隠す」のではなく、「必要に応じて自然に共有する」というスタンスが、現在の主流になっていることが見えてきました。
世代別オタクオープン度
●10代前半(中学生)
フルオープン:3人(12.50%)
聞かれたら隠さず言う:12人(50.0%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:9人(37.50%)
完全隠匿:0人(0%)
●10代後半(高校生)
フルオープン:20人(27.4%)
聞かれたら隠さず言う:40人(54.8%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:11人(15.1%)
完全隠匿:2人(2.7%)
●20代
フルオープン:26人(22.2%)
聞かれたら隠さず言う:74人(63.2%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:14人(12.0%)
完全隠匿:3人(2.6%)
●30代
フルオープン:18人(14.8%)
聞かれたら隠さず言う:81人(66.4%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:12人(9.8%)
完全隠匿:11人(9.0%)
●40代
フルオープン:6人(13.0%)
聞かれたら隠さず言う:28人(60.9%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:6人(13.0%)
完全隠匿:6人(13.0%)
●50代
フルオープン:4人(13.8%)
聞かれたら隠さず言う:16人(55.2%)
一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている:6人(20.7%)
完全隠匿:3人(10.3%)
続いて、回答に合わせて募集した回答理由やエピソードをご紹介します。
「フルオープン」回答者のコメント
・アニメのグッズ置いたら同じ趣味の人と話ができるから(10代後半・女性)
・通学のカバンに推しのキーホルダーをつけたり、スマホの後ろを押しで埋め尽くしたりして友達に「この子私の推しなの!」といった感じで自慢したり、推しのイベントに行った話などアニオタじゃない友達にも話してます。(20代・女性)
・もう隠す時代ではなくなったから(30代・男性)
・ライブや物販でどうしても休みたいことがある時があるため、フルオープンに何故休むのかを話しています。基本的に休めているので、かなり理解のある職場です(20代・女性)
・高校に入学して友達ができるか不安だったけどアニメがあったおかげで友達が沢山できたこと!(10代後半・女性)
・産まれたときから両親ともにアニメや漫画が好きで家族全員オタクでした。周りの子たちはアニメ漫画が好きでも親にバレないようにしてるとか聞いていると恵まれているなぁと思いオタクを全面に出すことが自由に生きているようで好きでした。見た目に気を遣うこともなかったし、オタク友だちさえ居れば楽しかったし、ジョジョオタクの男の子とお付き合いして結婚したし。今は子育て中ですがカバンに大好きなキャラクターをジャラジャラつけていると、他人の子どもたちに「あ!鬼滅の刃だ!」など声をかけられることもあります。幼稚園のママに「もしかしてそれって◯◯のキーホルダー?」と聞かれてから仲良くなり、今では夜中にオンラインで通話しながらゲームしたり、オススメを語り合う仲になりました!(30代・女性)
・同じものが好きな人と楽しめる、非オタ・別界隈オタさんでもコンビニコラボ系だとおまけ感覚で対象商品に着いてくるグッズをくださる。(20代・女性)
「聞かれたら隠さず言う(普段は大人しいが、オタクを隠してはいない)」回答者のコメント
・「オタク」って悪い意味で使われがちだけど、「好きなこと・興味があることに真剣に取り組む・夢中になる」という意味で、時代・流行が足早に変化する中で、悪く言われる筋合いは誰にもないから。一瞬のウケを狙う日本社会において、永く続くならばむしろ、褒めるべきことだ。(30代・男性)
・3年同じ教室で授業を受け続けていたのに最近初めて同じアニメが好きということに気づいて一気に親密になった(20代・女性)
・アニメ視聴に対する反応があまりキツいものではなくなってきたのと、ライト層が増えてきたから。世間話のひとつとして話題のアニメを持ち出しても伝わるようになってきたから。(30代・女性)
・意外とアニメやゲームやってる人いるので、たまに話する時意外と話が通じたりする。積極的には、知らない人への説明が面倒なので、あまり言わない(40代・男性)
・皆大体は何かのオタクだから(10代後半・女性)
・大学1年の合宿活動の時、スマホのトップ画面を友人(当時は他人だった)が見て「えぇ!そのキャラ好きなの!?私○○ってキャラ好き!」という会話になり盛り上がって、今では親友になっている。(20代・女性)
・学生時代から色々なオタクをやっていたので、特に友達からは引かれることもなく、優しく話を聞いてもらえます。またオタクではない友達も最近ではアニメを見ていることがあるので、オープンに話すことができます。(30代・女性)
・気になってる人には布教しようと思うが自分から言ってオタクや作品のイメージを悪くしてしまわないかが不安だから(20代・男性)
「一部の信頼できるオタ友にだけ打ち明けている」回答者のコメント
・オタクではない人に話しても価値観が合わなくて不愉快なことを言われるため話さない。信頼できる優しい相手ならオタクでなくとも話すこともある。(40代・女性)
・学生だった頃は、オタクに対する理解がなかったから。オタクと言っても、合わない人もいて苦労したことがある。今は性格の合うオタクと付き合うようにしてる。(50代・女性)
・他人に自分の好きな物について知って欲しいとか共感して欲しいと思わないから!自分の好きな物の話を引き気味に聞かれたり、興味無いのに頑張って話聞かれても嫌だから職場では寝るのが趣味と答えてます!(20代・女性)
・やはり、年代によってはまだマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃると思ったから。(20代・女性)
「完全隠匿(一般人のフリをして擬態している)」回答者のコメント
・イベントの日に休みを取りやすいため、自由に趣味を満喫するためにみんなに隠しています(30代・女性)
・自分が感動して何回も見に行ったアニメ映画が初週の売り上げランキング1位、という記事を一緒に見た時に、「誰が見るんだろうね、こんなの」と入社直後に言われたことがあり、それ以来シャッターを下ろしています。(30代・女性)
・周りもオタクがいる世代だが、作品や熱量がライトなオタクが多く、自分がニッチな作品で考察するタイプなのがかみ合わず気まずくなりそうなので。(10代後半・男性)
・自分自身の年齢を考え、世間体を気にしているため。(50代・女性)


































