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『死亡遊戯』三浦千幸×宮本侑芽が続編『44:CLOUDY BEACH』の見どころを語る【インタビュー】

デスゲームの中にある優しさと人間ドラマ――『死亡遊戯で飯を食う。 44:CLOUDY BEACH』三浦千幸さん×宮本侑芽さんインタビュー

 

幽鬼はたくさんのものを背負って生きている感じ

──ここからは、7月10日(金)公開の『CLOUDY BEACH』について伺っていきたいと思います。作品の冒頭では、幽鬼にとって40回目のゲームと、その後の幽鬼と藍里の再会が描かれます。そして、44回目の「クラウディビーチ」で再び同じゲームに参加することになるわけですが、その時点で二人はお互いに対して、どのような感情を抱いていると思いますか。

三浦:(作中で)「キャンドルウッズ」は、伝説のゲームみたいな扱いをされているのですが、白士が生きていることを知らない幽鬼は、生き残ったのは2人だけだと思っているんです。だから、藍里に対しては、「あの凄惨さを本当に理解できるのは、私たちだけだよね」みたいな仲間意識もあるのかなって。この世界に、まだいるとは思っていなかったけれど、いてくれて嬉しいみたいな気持ちだったのかなと思います。

宮本:藍里としては、安心感はありつつも、正直、ちょっと気まずい気持ちもあったんじゃないかなとは思うんです。藍里は、髪も伸ばしたりとか、すごく周りの目を気にして動いている子なので。

三浦:たしかに、(第11話で)「もう金輪際関わりたくないです、こんなゲーム」って言っていたのに(笑)。

宮本:そうそう(笑)。だから、「会っちゃった」って気持ちもあるのかなって。でも、デスゲームに一緒に参加する仲間として、もちろん、幽鬼の存在は心強いと思います。

──ご自身の演じるキャラクターに関して、「キャンドルウッズ」からの変化は感じましたか?

三浦:9回目の「キャンドルウッズ」からだいぶ跳んでのゲームなので、経験値はかなり違っているし、業というかカルマみたいなものを、さらにたくさん背負って生きている感じはします。自分の中で答えが出ないことをぐるぐると考えながら、ゲームを続けてきたんだろうなって。

宮本:私も『CLOUDY BEACH』を経て、藍里にはテレビシリーズの時には見えていなかったところがいっぱいあったんだなって感じました、知らない間に5人も殺していたこともそうなんですけど(笑)。

──作中に描かれていないところで、敵チームの「ウサギ」を5人殺すという「キャンドルウッズ」のクリア条件を達成していました。

宮本:『CLOUDY BEACH』で、「こういう動き方もできる子だったんだ」って、分かった部分は多くて。実は、こう動くと効率が良いみたいなことを考えられて、行動力もある子だと分かるようなシーンも出てきたりして。そこは、成長したところかもしれないんですけど、私的には知らなかった部分だなと思いました。

三浦:うん。合理的なところはありそう。

宮本:感情では動かないタイプで、たぶん、MBTI(性格診断)で分けると、緑ではなくて、紫か青かなって気がします(笑)。

三浦:面白い(笑)。でも、藍里みたいにやれたら理想的というか、この世界で本当に強く生きていけるよねって思います。それが、なかなか上手くいっていないのが、幽鬼なのかなって。

 

「クラウディビーチ」の参加者はくせ者が多い

──「クラウディビーチ」は劇場上映ということでアフレコは、1日がかりだったのですか?

三浦:いえ、3回に分けて録りました。

アニメスタッフ:3話分あるので。

宮本:アフレコ台本も3冊に分かれていました。

──では、テレビシリーズの続きのような感覚で収録されたのですか?

三浦:そうですね。第11話の後、1週間か2週間くらいお休みはありましたが、感覚的には続けて録っていたので、テレビシリーズの延長みたいな感覚で。キャラクターの感覚を忘れたりすることもなく、そのまま、収録に臨むことができました。

──もう一度、最終回を録るような感覚ですか?

宮本:というよりは、新しいゲームを録るくらいの感覚でした。

三浦:そうそう。ゲームごとに人も入れ替わるので。

宮本:私的にはゲームをまたぐのが初めてだったので、初めての方に「あれは、防腐処理なんです。痛みはあるんです」とか説明して、玄人感を出していました(笑)。

三浦:私は、宮本さんがいてくれて、すごく嬉しかったです。

──基本的に、三浦さん以外のキャストは、ゲームごとに総入れ替えになるわけですよね。三浦さんに伺いたいのですが、ゲームごとにキャストが変わると、やはり、アフレコのスタジオの雰囲気も変わるのでしょうか?

三浦:はい。同じ作品ではあるけれど、ゲームごとに収録の空気感は本当に違っていて、すごく新鮮でした。人数が多いと女子校みたいな感じだったりするので、「ゴールデンバス」では、ガヤで楽しそうなお湯のかけ合いとかしていて。(「スクラップビル」にも参加していた)御城役の土屋(李央)さんと、「え、『死亡遊戯』だよね?」って言ったりしていました(笑)。そう思っていたら、次の週には一気に人がいなくなってたりして、「おかえり、『死亡遊戯』」って(笑)

宮本:あはは(笑)。

──では、『CLOUDY BEACH』のアフレコは、どのような雰囲気でしたか? 宮本さんも「キャンドルウッズ」との違いを感じたことがあれば、教えてください。

宮本:ゲームの回数を重ねているからなのか、理由は分からないんですけど、参加プレイヤーにくせ者が多くて。しかも、台本を読んだ時から行動が異様だと思った人もいるんですけど、古詠さん(CV:田村ゆかり)とか、喋り方に特徴があったりするキャラクターが多かった印象があります。蜜羽さん(CV:明智璃子)なんて、喋る度に「うわー強そう!」って感じが伝わってきて。

三浦:分かるー。アフレコでは、テスト、ラステス(ラストテスト)、本番って3回回すんですけど、明智さんは、テストから「ドーン!」ってカマしていて、「すごい、やっぱりベテラン揃いのゲームだ!」ってなりました。

宮本:本当にくせ者感がすごかったです。

──では、最後に、ストーリー的なネタバレにならない範囲で、『CLOUDY BEACH』の魅力を教えてください。

宮本:もちろん、『CLOUDY BEACH』自体のストーリーやゲーム性も面白いんですけど。テレビシリーズを観ていて好きなキャラクターがいる方は、「この人には、こういう感情があったんだ」みたいに楽しんで頂けるシーンが何か所かあったりするんです。好きなキャラクターがいればいるほど、さらに楽しんで頂けるはず。テレビシリーズを観て下さった方には、特に観て欲しいですね。

三浦:たしかに詳しくは言えないですが、テレビシリーズを観ていると、「この子はあの子」「あの子はこの子」みたいに関係性が繋がっていることを感じるところがあるので、より楽しめるんじゃないかなと思います。

──『CLOUDY BEACH』を観ることで、テレビシリーズもより楽しめるようになる?

三浦:そうなんですよ。(テレビシリーズの)いろいろなところに隠されている種を見つけることができるので、ぜひ『CLOUDY BEACH』もテレビシリーズも一緒に何度も楽しんでもらいたいです。

 
[文・丸本大輔]

 

作品情報

死亡遊戯で飯を食う。44:CLOUDY BEACH

あらすじ

これは、とあるいかれた世界の話。

プレイヤーネーム「幽鬼」。職業、殺人ゲームのプロフェッショナル。

プレイヤーの生存率が極端に減少するジンクス「三十の壁」を乗り越え、幽鬼は歩き続ける。

死が隣り合わせのゲーム。続いて挑むは絶海の孤島。

そこに集められたのは8人のプレイヤー。幽鬼が見知った熟練者も、中にはいた。ゲーム「クラウディビーチ」。壁を越えた先には、壁を越えた人しかいない。

彼女は今日も、死亡遊戯で飯を食う。

キャスト

幽鬼:三浦千幸
藍里:宮本侑芽
永世:永瀬アンナ
古詠:田村ゆかり
日澄:稲垣好
真熊:島田愛野
蜜羽:明智璃子
海雲:遠野ひかる

(C)鵜飼有志・ねこめたる/KADOKAWA/「死亡遊戯で飯を食う。」製作委員会

 

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