
「また一緒に演じられる」「モチベーションが高まりました」──『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』由良葵役・楠木ともりさん×由良茜役・夏吉ゆうこさんインタビュー
一回紐解けると、実はシンプルな考えを持っている子なのかもと思いました
──演じるうえで意識したことを教えてください。
楠木:葵はわりと劣等感が強いんです。彼女は茜のことが好きなのですが、「茜はちゃんとできているのに、私は……」みたいなことを内心では考えていて。そういう悩みをナチュラルに抱えつつも、熱意が乗ってくるキャラクターでもあるんです。加えて、葵はモノローグで心情を語るようなシーンがぜんぜんなくて。でも、彼女なりの感情の流れは確かにあるんです。なので、アフレコのときには「今の彼女は、どういう感情ですかね?」というのを細かくすり合わせていました。
──なるほど。
楠木:そうやってすり合わせをしたり、物語の全体を把握してから彼女の言葉を振り返ってみたりしていくなかで、「あ、だからこういう言葉選びなのか」というのが見えてきて。一見何を考えているのか分からないけれど、一回紐解けると、実はシンプルな考えを持っている子なのかも、という印象になりました。
夏吉:素直だよね。
楠木:そう、素直なんです。
夏吉:茜は、最初は毛の逆立った猫ちゃんみたいな状態なのですが、だんだんと仲間内にツッコむようなテンションで話すようになって。ただ、何も意識せずそういうツッコミをしたら、茜の語感的に“ツッコみ慣れしたお姉ちゃん”みないな感じになりやすいんですよ。それもあって、「年相応のちっちゃい女の子が、ちょっといぶかしんでいる感じで」というディレクションをいただくときがありました。
──勢いよくツッコミ過ぎないというか。
夏吉:そうですね。ディレクションでは、「ここは、ちょっと年相応でかわいく」というときもあれば、「少女感は残しつつ、もう少し警戒を解いた感じで」というときもありました。かと思えば、顔が思い切りデフォルメされて「ギャグシーンです」というときには、五十鈴に引っ張られて勢いを出す場合もあって。臨機応変に表情が変わる子だったので、お芝居もシーンに合わせて都度セリフの温度感やバランスを考えていました。
──本作はサーカスを題材とした作品ですが、おふたりはサーカスを観たことはありましたか?
夏吉:実際に観たことはないですね。
楠木:私も観たことがなくて。CMなどで映像を見ることがあるくらいです。
夏吉:イメージですが、エリート集団なんだろうなって。
楠木:確かに。サーカスって、生身の人間が想像を絶するような動きをするから感動するのかなって。今はCGなどの技術があるので、それっぽい映像も見られるかもしれませんが、私は人間が実際にやっているというところに、ロマンを感じています。きっと実際に行ったらずっと「おー!」「わー!」って声を出している気がします(笑)。
夏吉:私も(笑)。
楠木:技術が発展したいまの時代だからこそ、サーカスを見てみたいです。
夏吉:人力のすごいショーを見たいですね。
キャラクターの掘り下げに伴ってセリフの端々に味が出てくる
──おふたりが最近、「グロウアップ」したと感じたことはありますか?
夏吉:本作でとあるロケに行ったのですが、今までできなかったフラフープが急にできるようになったんです。茜を演じることによって、彼女の身体能力がちょっと身についたのかも(笑)。急な成長を遂げました。
楠木:今までは現場でいちばん年下のことが多かったのですが、今回の現場は後輩ちゃんが多くて。それもあって、いろいろ質問をしてくれる子がいたんです。私の成長がどうこうとはちょっと違うかもしれませんが、環境の変化を感じますね。時間が経った感じがするというか。でも、質問されたときに迷わず言語化して答えられている自分には、ちょっとした成長を感じたかもしれないです。
夏吉:収録現場でともりちゃんが、率先してアドバイスをしているときがあって。
楠木:やっぱり、自分が新人のときに先輩たちにしてもらってうれしかったことはしてあげたいなって。なるべくできることはやろうという感じでした。
夏吉:すばらしい! それを見ながら、私はせめて差し入れをおいしく食べて、現場を盛り上げようとしていました(笑)。
楠木:雰囲気作りも大事。夏吉のおかげで現場が盛り上がったところは絶対にある! 「先輩ってなんだろう」と考えた現場でしたね。
──いよいよ物語が動き始めた本作。おふたりが思う、第2話以降の見どころを教えてください。
楠木:昭和の世界観でかつ、私があまり詳しくなかったサーカスが題材という未知のオリジナルアニメで、ワクワクしながらシナリオを読んでいました。ここからキャラクターたちの過去や、考えていることなども明らかになっていきますが、まずはまっさらな気持ちで次の展開を楽しみにしてもらえたらなと思います。
夏吉:ともりちゃんが言っているように、キャラクターが掘り下げられて、関係性もどんどん明らかになっていきます。それに伴ってかけ合いも面白くなっていき、セリフの端々に味が出てくるんですよね。「あ、この時代感でこういう自然なツッコミが出るんだ」みたいな、ある意味令和感のあるセリフもあって、そのバランスが面白いです。序盤は特にリラックスして楽しめる作品なので、まずは気楽に見ていただければと思います。
【インタビュー:M.TOKU】
キャストインタビュー連載
スタッフ特集「グロウアップショウ、クローズアップしよう!」
『グロウアップショウ ~ひまわりのサーカス団~』作品情報

放送情報
TOKYO MX:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
群馬テレビ:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
とちぎテレビ:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
BS11:7月4日(土)より毎週土曜24時00分~
テレビ愛知:7月4日(土)より毎週土曜26時25分~
MBS:7月5日(日)より毎週日曜25時20分~
AT-X:7月10日(金)より 毎週火曜21時30分~
※リピート放送:毎週火曜9:30~/毎週木曜15:30~
配信情報
ABEMA・dアニメストアにて最速配信!
ほか各配信プラットフォームにて順次配信!
■放送・配信情報詳細はこちら
スタッフ
原作:キルクスコレクション協会
監督:亀井幹太
キャラクター原案:深崎暮人
シリーズ構成:菊池たけし
キャラクターデザイン・総作画監督:牧野和俊
助監督:髙橋さつき
アクション監修:稲田正輝
絵本デザイン・エフェクトデザイン:まつもとあやね
時代考証:山田順子
イメージボード:六七質
美術監督:橋本巧
美術設定:綱頭瑛子
美術レイアウト:平義樹弥
色彩設計:ホカリカナコ
CG監督:神田瑞帆
撮影監督:青嶋俊明
編集:坪根健太郎
音響監督:藤田亜紀子
音楽:菅野祐悟
制作:A-1 Pictures Psyde Kick Studio
キャスト
鶴巻瑞佳:野田朋花
川澄桜翔:黒崎しおり
吾野伊万里:小山内怜央
五十土五十鈴:安堂ななこ
由良葵:楠木ともり
由良茜:夏吉ゆうこ
酒匂雫:鎌倉有那
スヴェトラーナ:岩橋由佳
麻利亜:釘宮理恵
間宮凛:茅野愛衣






























