
【今週の『名探偵コナン』の話題は?】灰原視点で語られる過去、若狭先生を離さない理由にファン涙「孤独な殺意」<1165話>
青山剛昌先生が描く推理漫画『名探偵コナン』は、週刊少年サンデーにて1994年より連載中。黒ずくめの組織によって体が幼児化した高校生探偵・工藤新一が、正体を隠して「江戸川コナン」と名乗り、組織の動向を探りながら数々の事件を解決に導く大人気作品です。
探偵や警察がそれぞれの信念を持って立ち向かう姿、さまざまなキャラクターの深掘りと同時に恋愛模様も描く本作。意外な人物関係や組織に関する情報も随所に散りばめられ、隠されていた真実が徐々に明かされていきます。
7月8日(水)発売の週刊少年サンデーに掲載された『名探偵コナン』第1165話「孤独な殺意」では、APTX4869を自ら飲んで組織を抜け出した当時の詳細が、灰原視点で語られました。殺気をみなぎらせる若狭を離さない灰原の思いが明かされ、涙が止まらない読者も続出。
本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『名探偵コナン』最新話(第1165話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、週刊少年サンデー未読の方はご注意ください。
APTX4869を飲んだ当時の詳細が灰原視点で語られる
フサエ・ブランドのお店で強盗団に監禁されたコナンたち。みんなで反撃の準備をするなか、コナンの策を「無謀…」と密かに評する若狭留美先生は、ひとり戦略を立てていました。
コナンのイタズラめいた仕掛けはいい目眩ましになるとして、「2、3人撃たれて死ぬかもしれないけど問題はない」と判断し、若狭は“命懸けのイタズラゲーム”に臨もうとします。
すると、灰原 哀が若狭の服を掴んで留まらせようとしていました。「ダメよ先生…そっちに行っちゃ…ダメ‼」と、目で訴えかけます。
黒ずくめの組織によって大切な人を奪われた灰原と若狭。隠しても匂いでわかるという灰原は、復讐のために非情な決意を固める若狭を引き戻そうとしていました。
シリーズ第3話では、灰原がAPTX4869を飲んで組織から脱出した頃の詳細や、彼女の思いが明かされています。ここへきて灰原視点で当時のことが語られ、SNSでも大きな話題に。
あの日、APTX4869には人間を幼児化させる効力があると確信した灰原は、小さくなった体で雨の中を走りながら思考を巡らせていました。ただの毒薬ではなく何かの目的で両親が作ったのなら、今自分が作らされている薬は何なのか──。薬に関する謎は深まります。
また、灰原は薬で体が小さくなったなんて誰も信じてくれないだろうとして警察に駆け込むことを断念していますが、気になるのは警察に行かないもうひとつの理由。灰原は、「警察内部にも組織の息のかかった警官がいるかもしれない」と考えて警戒していました。
灰原がその可能性に言及したことから、「今回わざわざ言及したのは、やはり警察内部に内通者がいるということなのか?」と懸念する声も。前々から「スコッチ(諸伏景光)が組織内で公安バレしたのは内通者がいたからではないか」といった声もありましたが、今回その思いを強めた読者も多いようです。
そして、自分と同じく薬で体が幼児化した工藤新一を頼りにやって来た灰原は、工藤邸の前で倒れてしまったところを阿笠博士に助けられました。体が幼児化したことやその経緯を打ち明けると、博士は同じように薬で縮んだ新一が「江戸川コナン」と名乗っていることなども包み隠さず話します。
若狭はコナン・阿笠博士・少年探偵団たちに出会えなかった灰原
当初の灰原は、コナンや博士のことを利用して組織に一矢報いようと画策していました。「お姉ちゃんの敵が討てるなら…誰がどうなろうとも…」と孤独に復讐心を燃やしていた灰原は、まさに目的のためなら手段を選ばない今の若狭と同じなのです。
灰原が組織に対して強い復讐心を宿していたことに関しては驚きの声もあがっていますが、そんな彼女がいかに変わっていったのか、改めて心に沁み入る回となりました。孤独な灰原の心を解かしていく印象深いシーンのひとつひとつ、そして灰原の思いが読者の涙腺を緩ませます。
「ヤバくなったらオレが何とかしてやっからよ!」と言ってくれるコナン。光のような居場所をくれた博士や少年探偵団。灰原にとって彼らは火傷しそうなほど温かく、いつしか守るべき存在かつ大切な居場所になっていました。
おそらく大切な人たちができたからこそ組織への恐怖心が膨らみ、周りに危害が及ぶことを恐れるあまり、ひとり抱え込むこともありましたが、彼らから“勇気”をもらい前を向くように。
みんなのおかげで変われた灰原は、かつての自分と重なる若狭を助けようとしていました。
「そう…先生は私…工藤君や博士や…みんなに出会えなかった…私だから…」
だからこそ「孤独な殺意をみなぎらせないで」と懇願する灰原。そんな彼女の眼を見て、母親のように慕うアマンダ・ヒューズの姿が若狭の頭をよぎります。
APTX4869の幼児化の条件は“風邪”が関係している?
今回のエピソードでは、灰原がAPTX4869を飲んだときに“風邪気味”だったことが明らかに。体の幼児化の条件には“風邪”が関係しているのではないかという多くの人の見解が、いよいよ確信に近づいてきました。
実はメアリーがAPTX4869で体が縮んだときも、鼻声だったことが1151話「脅しの写真」で明かされています。メアリーの娘である世良真純いわく、メアリーは自身の体調には無頓着なのだとか。
無頓着と言えば、毛利 蘭が「コナン君も新一と一緒で割と風邪には無自覚か……」と認識していることも判明しています。(1160話「十二支の館からの脱出」)
これらのことから、新一がトロピカルランドで薬を飲まされたときも風邪気味だったのではないかと推察できますが、果たしてその真相は……? 次回はシリーズ解決編です!



























