
『幼女戦記Ⅱ』第1話「サラマンダー戦闘団」を振り返ろう! 新たな部下たちというさらなる悩みの種が増えたターニャ……「どうしてこうなった!?」
2026年7月8日(水)より放送開始となったTVアニメ『幼女戦記Ⅱ』(以下、本作)。
原作は著:カルロ・ゼン先生&キャラクター原案:篠月しのぶ先生による、KADOKAWAから刊行されているライトノベル。東條チカ先生によるコミカライズも人気を博しています。
本稿では、そんな本作の第1話「サラマンダー戦闘団」を振り返りつつ、今後の見どころやキャラクターたちの動きを整理していきます。
第1話「サラマンダー戦闘団」あらすじ
統一暦1926年、秋。戦火は今なお世界を焼いている。帝国はいわば、四面楚歌。そして何より東部戦線。その東部戦線へターニャ・フォン・デグレチャフ中佐率いるサラマンダー戦闘団も投入されていた。
お粗末な戦闘を見せる新人たちに、世界中が帝国の敵に!? ターニャはどうする?
TVシリーズ第1期が2017年放送、劇場版が2019年公開とかなり第2期までの時間があった本作ですが、公式から“だいたい3分で分かる!アニメ「幼女戦記」”という、ゼートゥーア役・大塚芳忠さんによる非常にわかりやすい予習・復習動画が公開されています。これまでの流れはこちらを参照していただければと。
第2期第1話は劇場版後の物語ということで、主人公ターニャ・デグレチャフ中佐率いる第二〇三航空魔導大隊を基幹とし、新たに地上部隊や砲兵隊を加えた「サラマンダー戦闘団」が結成された後からの幕開け。
その後、ターニャに幼児性愛的な目線を向けるルーシー連邦のロリヤ、ターニャを父の仇としてつけ狙う合州国義勇兵のメアリー・スーといった、ターニャを狙うものたちがいまだ健在であることなどを描いていきました。
サラマンダー戦闘団に関してはターニャが冒頭から新人たちを歓迎する演説をぶち上げたので、順調に戦果をあげていくか……と思われましたが、いきなりお決まりの台詞「どうしてこうなった!?」が飛び出すような状況。
新たに加入した歩兵部隊は「底抜けのアホぞろい」、機甲部隊は「待てもできぬ駄犬」、砲兵部隊は「バカの寄せ集め」、新任の魔導士たちは「弾除けにも使えん」と散々な様相。思いっきり口汚く罵っていますが、戦争をやっている以上しっかりしてもらわないと彼ら自身が死ぬだけならまだしも、味方にも被害を与えかねません。
神を騙り自身の運命を弄ぶ存在Xに関する事象をはじめ、悩みの尽きないターニャにさらなる悩みの種が舞い込んできてしまいました。その後、地上部隊の退避を支援するグランツ中尉を制し、戦技披露がてら自分が連邦の戦闘機と戦うと申し出るターニャ。
この連邦のコミー(※コミュニスト、共産主義者の意)の戦闘機との空中戦は劇場版さながらの見応えとなっており、何度も見たくなってしまうことでしょう。途中練度の低い味方から必要のない援護射撃が入り苦言を呈する場面がありつつ、鮮やかに全機撃破しその凶悪な戦闘力が変わらぬことを示してくれました。
駐屯地への帰還後、まだ戦争のやり方を知らぬ新人たちを叱責するターニャ。その後、頭の痛い問題は部下たちだけではなく、今の帝国を取り巻く状況も加味せねばならないことが明かされていきます。
特に東部のルーシー連邦との戦闘が泥沼化しており、先述したロリヤが粛清のため強制収容所送りにしていた魔導士の再登用を書記長ヨセフに提案するなどまだまだ終結の兆しも見えないこと。
そして西方では、航空優勢を維持しながら連合王国が新たな協力体制を模索していること。加えて、海を隔てた先にある合衆国が武器の供与、多国籍義勇軍の派兵などの方法で帝国との戦争に関わろうとしていることなどが判明。
まさしく世界中が帝国の敵に回るような状況で、ターニャがサラマンダー戦闘団を用いてどう立ち回るのかに注目です。
加えてメアリーやドレイクが墓参りをする描写が入ったのですが、なんと劇場版に登場していたビビが既に戦死していることが明らかに。ビビが亡くなってしまっているとなると、メアリーの帝国に対する憎悪はさらに苛烈なものになっていることを予感させます。
戦争に勝ちきれなかった時を踏まえて、ターニャはなんとか部下たちにも気を遣う
ターニャの回想の中で帝国を取り巻く状況が厳しいことを予感させてくれたところで、セレブリャコーフ中尉から急報が。なんと、哨戒中のヴァイス少佐が連邦の二個歩兵旅団と接敵したというのです。それだけの大群に包囲されてしまう前に、迅速に動いて防衛線を築いて対処せねばなりません。
早速動き出したサラマンダー戦闘団でしたが、歩兵部隊ではトーン大尉がこの状況でまさかの将校偵察に出てしまうというトラブルが発生。ターニャは即座にグランツ中尉に指揮権を移譲するよう指示を出し、トーン大尉は戦闘中の行方不明(MIA)扱いに。
そんなドタバタを繰り広げている間にも敵が動く様子がなく、警戒をするターニャ。まずはヴァイス少佐に弾着確認が出来るか確認し、砲兵隊を動かして揺さぶりをかけることに。弾着は確認できたものの、夜陰が濃くその効果のほどは確認できず……。
これ以上迂闊に手を出すわけにも行かず、根競べの様相を呈してきたところで、再びヴァイス少佐からの報告が届きました。なんと敵の旅団は既に壊滅状況にあり、その残骸だったものに対して警戒を続けていたことがわかったのです。
お互いの練度不足が露呈したものの、サラマンダー戦闘団側はほぼ万全の戦力が残っているので、このまま残敵の掃討戦へと移っていきました。
この戦闘の勝利を持ってターニャは自分も考えを改めなければと決意。屈託のない笑顔(※と言われてはいましたが、どこかひきつっていて恐ろしい)を浮かべ部下たちをねぎらうことにするのですが、ターニャはその裏で鬼か悪魔かのような表情を浮かべていました。
高級将校である自分はこの戦争に勝ちさえすれば無条件で評価が上がるものの、勝ちきれないと責任を取らされてしまいます。上官命令抗弁がどこまで適用されるかわからないので、多方面からの証言を得られるように部下からのイメージも大切にしようと考えての立ち回りだったのです。
もちろんMIA扱いになったトーン大尉の行方を一応は気にしつつ、敵前逃亡だったら銃殺刑だと釘を刺し第1話は終了。ラストシーンは、新人たちが駐屯地に飾られたターニャのポスターを見て「プロパガンダは恐ろしい」と呟いて幕を閉じました。
ターニャ自身は部下たちからのイメージを大切にしようとしていましたが、もう時すでに遅し。このポスターのような人物ではないことが理解できたからこそ、きっと新人たちも「プロパガンダは恐ろしい」と呟いたのだと思われます。これで彼らも、ターニャがグラジオラスやオリーブで飾られるような少女では決してないのだと理解したはずです。
今後、サラマンダー戦闘団はどんな戦闘を潜り抜けていくのでしょうか。また、ターニャはこの戦争を生き延びて平和な日常を手に入れられるのでしょうか。幼児性愛者のロリヤや復讐に燃えるメアリーに狙われている点はどうしたって気になります。今後のターニャたちサラマンダー戦闘団が繰り広げる戦争に注目です!
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