
この「まこつくん」だからこそ、煌は心を開きたくなったんだろうな――アニメーション映画『君と花火と約束と』夏目誠役・佐藤勝利さん(timelesz)&葉山煌役・原菜乃華さんインタビュー
物語にちなんで、お二人が昔の自分にメッセージを送るとするなら
ーーお二人はそれぞれ、アニメやお料理がお好きだったりと、いわゆる“オタク気質”な一面があるのかなと思います。
原:佐藤さんがオタクというのは、今初めて知りました(笑)。
佐藤:今日で会って2日目ですからね(笑)。
でも確かに、いろいろなものにのめり込むタイプですね。料理もそうですし、「オタク」と言えるほどの趣味は料理かもしれないです。
分析もしちゃいますし、何回か試してみて、「この時の分量のほうが良かったかな」とか考えたりします。あとは料理から異国の文化に興味を持って「なんでこれが生まれたんだろう」とか、そういうところまで知りたくなるタイプです。
ーー原さんはいかがですか?
原:私はアニメーションが好きです。「オタクです!」と胸を張って言えるほどではないんですけど……。
私がアニメーションにハマったきっかけは、実写作品や邦画ももちろん大好きなんですけど、どうしても勉強という目線で見てしまうので、純粋に娯楽として物語を摂取したいと思った時に、自分の中で一番ピンときたのがアニメーションだったんです。
原:私は本当に、人からおすすめされた作品を順番に見ていくタイプで、グッズも買っちゃいます(笑)。
家にはアクリルスタンドがたくさんあって、いわゆる「推し棚」があるんです。でも、もういっぱいになってしまったので、一軍だけ選抜して、あとは実家に送っています。
佐藤:そうだったんだ。僕もキッチンツールとかは集めたいタイプですね。
ーーこの作品は、誠が「自分は何をやりたいのか」を徐々に見つけていく物語でもあると思います。お二人ご自身も、これまでに気持ちの面で世界の見え方が変わった瞬間があれば教えてください。また誠のように発展途中の昔の自分にメッセージを送るとするならどんな言葉を掛けますか?
佐藤:僕は事務所に入る時のオーディションですね。それまでは、正直あまり行きたくなかったんです。でも、会場に入って、同世代のオーディション生を見た瞬間にスイッチが入りました。「負けたくない」という気持ちだけで16年くらいやっています。
その時に経験したことには全部理由があると思っていますし、その大事な要素があっての今の自分がいるので。過去の自分に何も言わない方が良いかなと思いつつも、「頑張れ」って言いますね。
原:私は、進学するのかしないのか、そのタイミングで進学をせずにお芝居の道で「退路を断って頑張ろう!」と思った時が一つの区切りなのかなと思っています。
私もポジティブな気持ちよりもネガティブな気持ちのほうが燃料になるなと思うので、上手くいかないことや、くすぶっている気持ち、10代特有の「負けたくない」というトゲトゲした気持ちも、全部最高に良い原動力になると思っています。なので、昔の自分には「そのままで合ってるよ」「苦しいかもしれないけど、それで正解だからね」と言ってあげたいです。
ーー最後に、皆さんにメッセージをお願いします。
佐藤:先ほど長岡の方から作品について「石畳や街並みなど、いろいろなところが本当にリアルだった」と教えていただきました。
タイトルにも「花火」と入っているくらいなので、花火のシーンは大切に描かれています。先ほど伺ったのですが、双子の花火はCGではなく手描きなんだそうです。音の表現も、実際の花火は少し遅れて音が聞こえるようなリアルさを、映画ではどう表現するか工夫しながら作られたと伺いました。
花火のリアルさと、アニメーションならではの華やかさ、その両方を楽しんでいただけたらと思います。
原:本当に長岡花火の魅力が存分に描かれている作品なんじゃないかなと思いますし、全国に長岡花火の迫力や素晴らしさが伝わるような作品になっていると思います。ぜひ何度でも劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。
[取材・文/笹本千尋 撮影・編集/小川賢人]
『君と花火と約束と』作品情報
2026年7月17日(金)公開
主題歌:timelesz『消えない花火』(Over The Top)
配給:松竹/シンエイ動画

































