
「片田舎のおっさん、剣聖になるII』キャスト連載インタビュー第2回! フィッセル・ハーベラー役 矢野妃菜喜さん|「ベリル先生の考えを知って、私自身もハッとさせられる瞬間がたくさんありました」
実は天才肌なフィッセル
── ここまでの第二期の物語で描かれた魔術師学院でのエピソードについてはいかがですか?
矢野:第一期のお話の以前から魔法師団で経験したことや、ルーシー団長から教えてもらったことがいっぱいあるんだろうなと感じられるエピソードだったと思います。剣魔法科の先生をやっているフィッセルはもちろん新鮮でしたし、結構何でもできそうな印象のフィッセルが、こんなにも誰かに教えることが下手くそなんだっていう驚きもありました。
そういう不器用さからくる可愛さがありつつ、「私ができたからみんなもできる」と言ってしまうということは、実はフィッセルは結構天才肌なんだと発覚した一面もあると思っています。
きっとベリル先生の教えを受けて研鑽を積んできたからこそではあるのですが、フィッセルもまた別ベクトルの天才。そこが地道に努力を続けて今になって評価されているベリル先生との対比になっているし、他の弟子たちとまた違った関係性に思えて面白いなと思っていました。
── いきなり素振り1,000回を命じるなんてかなり体育会系でしたよね。
矢野:そうなんですよ。だから、ベリル先生の弟子たちは実は体育会系な子が多いのかなって思っています。フィッセルもその片鱗が見えましたし、クルニはわかりやすく体育会系ですし。ただ、そんなそれぞれの鍛錬の仕方に個性が出ているようにも感じますし、ベリル先生は順序だてて丁寧に教えてくれているのに不思議だなとも思います。
── 平田さんとの掛け合いを楽しむ方向性で収録に臨んだとのお話がありましたが、実際にベリルとの立ち合いは演じてみていかがでしたか?
矢野:ベリル先生の方が強いので、ベリル先生以上に声を入れないと先生の強さが引き立たない。なので、かなり大目にアドリブを入れていました。だけど、入れすぎるとフィッセルが弱々しく見えてしまうので、その難しさを考えながらお芝居させていただきました。
掛け合いでは平田さんのお芝居が凄く自然体なので、私のほうもそこに乗るかのような、一緒についていくかのようなお芝居になったと思います。ようやくガッツリ掛け合いができたので、凄く嬉しかったことを覚えています。
── 先行上映会の時に、第一期では他のみなさんが羨ましかったと話していましたね。
矢野:第一期では他のみなさんが先生と共に戦っていて、フィッセルは魔法師団に残っていたので「いいなぁ」って思いながら見ていたんです。だから、今回第二期で共闘が実現して嬉しかったです!
── 平田さんほどの大先輩と掛け合うことも中々ないですよね?
矢野:「じゃあ収録始めます!頑張りましょう!」みたいな時に「みなさん頑張ってください!」と冗談を言って場を和ませたりするんです。そういうお茶目なところがありつつ、実際のお芝居では自然と誘導してもらっているかのような不思議な感覚がありました。
平田さんは度々、本当に上手い方とお芝居をするとその時の自分に必要とされているお芝居が書いてあるとおっしゃるんです。私はそこまでのところにはまだ至っていないけれど、平田さんとお芝居をしているとそういった感覚になることが多かったです。
ご本人からするとそんなつもりはないのだろうなと思うのですが、きっとこの感覚のことを言っていたのかなと思いつつ精一杯お芝居させていただきました。
── フィッセルが教えるミュイも含めた生徒たちについてはいかがでしたか?
矢野:私自身としても不思議な気持ちでした。最初の頃はフィッセルが他人に自分の技術や知識を教えるのが下手くそなので、他人に何かを教えているというよりも、ただ自分の思っていることをぶつけるような演じ方をしていました。
最後の方にあったアドバイスするシーンでは、ベリル先生の教え方を見たこともあってもう少し柔らかい表情になっていて、そこでは教え上手になっていいとのディレクションがあったんです。またフィッセルの新たな一面が見られましたし、なんだか難しいけれど楽しさもある不思議な感覚でしたね。
── 褒められて嬉しかったこと、生徒たちを褒めていなかったことに気づいたことも大きな一歩でした。
矢野:おそらく自分を磨くことだけを考える時と違って、誰かに教えるとなって見落としてしまったのだろうなと。でも他人に教える時はそういうこともあるよなと思いながら、私もフィッセルと同じ気持ちで演じさせてもらいました。
── 矢野さんご自身は誰かに何かをレクチャーするような経験があったのでしょうか?
矢野:高校の頃はダンス部で副部長をやっていたのですが、やっぱり先輩になると誰かに教える機会があるじゃないですか。初心者の方に教えるのは中々難しいですし、人によって理解するスピードが違うので教えるたびにこのやり方なら伝わるかなと頭を悩ませていました。
── そういった経験からフィッセルに共感する部分はありましたか?
矢野:教える時に苦戦して固まってしまうことや、どうやって伝えるかに悩んで思考を働かせる時間が発生することですね。フィッセルは口数が多くないからこそおそらく頭の中で色々なことを考えている子なので、そういう間がきっとあるんだろうなと思っていました。
── ありがとうございます。第4話以降もフィッセルの活躍には期待できますか?
矢野:実はこの後の物語でもミュイたちと絡むことがまだまだあるので、ぜひご期待ください!
今後の見どころとしては、この第4話以降で描かれるベリル先生がお父さんのモルデアさんと戦うシーンが私は好きです。キービジュアルのひとつでもあのシーンに焦点を当てていましたが、あそこのアクションは鳥肌が立つくらい迫力がありました。本当に緊迫したシーンになっていて、ベリル先生が田舎を出た意味を問うようなものになっています。ぜひ楽しみにしていただけたら嬉しいです!
── 最後に、今後の放送に期待している視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
矢野:ここまでは一旦フィッセルの活躍をご覧になっていただきましたが、ここから「最強のその先へ――」という表題となっている言葉や、キービジュアルで印象づけられているシーンがどんどん描かれていきます。
「もうおっさんだから」と謙遜するのではなくて、色々な人を巻き込んで……巻き込まれた上で、ベリル先生自身はこういう風に考えているんだと知って私自身もハッとさせられる瞬間がたくさんありました。
今後はベリル先生のカッコいい活躍はもちろんですが、色々な出来事がおきますのでぜひ最終話まで一緒に応援していただければと思います!
『片田舎のおっさん、剣聖になるII』作品情報

放送・配信情報
7月8日(水)よりテレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠、BS朝日、AT-Xにて放送中!
Prime Videoにて7月9日(木)より 世界独占配信中!
放送情報
テレビ朝日系全国ネット:7月8日より 毎週水曜 よる11時45分~ “IMAnimation W”枠(※一部地域を除く)
AT-X:7月9日より 毎週木曜 よる11時〜
【リピート放送】毎週月曜 午前11時~/毎週水曜 午後5時~
BS朝日:7月12日より 毎週日曜 よる11時30分~
配信情報
Prime Videoにて7月9日(木)より 毎週木曜 午前0時15分~ 世界独占配信!
※作品の視聴には会員登録が必要です(Amazonプライムについて詳しくはamazon.co.jp/primeへ)。
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※放送・配信日時は変更になる場合がございます。
スタッフ
原作:佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ(SQEXノベル/スクウェア・エニックス刊)
監督:鹿住朗生
シリーズ構成:岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:早坂皐月
副監督:古我望/川島勝
コンセプトデザイン:島すずめ/夢野れい
色彩設計:鈴木咲絵
美術監督:山下泰希
撮影監督:池田健一
3Dアニメ―ション制作 :YAMATOWORKS
編集:丹彩子
音響監督:ひらさわひさよし/松尾崇宏
音楽:高梨康治
アニメーション制作:パッショーネ×ハヤブサフィルム
プロデュース:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
キャスト
ベリル・ガーデナント:平田広明
アリューシア・シトラス:東山奈央
スレナ・リサンデラ:上田瞳
クルニ・クルーシエル:広瀬ゆうき
フィッセル・ハーベラー:矢野妃菜喜
ミュイ・フレイア:仲田ありさ
ルーシー・ダイアモンド:斎藤千和
ヘンブリッツ・ドラウト:石川界人
モルデア・ガーデナント:内田直哉
ハノイ・クレッサ:近藤隆
クリウ・ライバーク:峯田大夢
プリム:内田愛美
モーリス・パシューシカ:家中宏
主題歌
オープニング主題歌「クレナイノハ」ユニコーン
エンディング主題歌「未完成」BLUE ENCOUNT
第二期イントロダクション
片田舎の剣術師範ベリル・ガーデナント。
彼はいまや騎士団の特別指南役として、そして孤児の後見人として、首都での日々に馴染みつつあった。
しかし、取り巻く環境はベリルに安穏を許さない。
魔術の学究に勤しむ教育機関で。
乗り越えるべき壁がそびえる故郷で。
国境を臨む辺境伯領で。
策謀渦巻く異国の地で。
ベリルは剣士として、ひとりの人間として、
避けることのできない新たな戦いに立ち向かう──































