
『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』第5話「PHANTOM FUND」を振り返り! 旧型電脳都市に潜む汚職と、命を懸ける攻殻機動隊
北海道の北端を舞台に、新たな事件へ挑む草薙素子たち。第5話では、戦闘サイボーグ・コイル・クラスノフと佐川電子を巡る汚職事件が描かれました。
サイケデリックな演出が光るフチコマの活躍や、旧型電脳都市の描写など、見どころも満載。企業犯罪の裏で命を懸ける者たちの姿も印象的だった第5話を振り返ります。
フチコマ全開! 旧型電脳都市の描写が楽しい
第5話は、フチコマと戦車によるどこか不思議なやり取りからスタート。原作でも印象的だった場面ですが、金田朋子さんの愛らしい声とサイケデリックな映像表現が加わることで、よりコミカルでポップな雰囲気に仕上がっていました。
その後、戦闘サイボーグのコイル・クラスノフと佐川電子を監視するため、草薙たちは北海道の北端へ向かいます。今回ぜひ注目したいのが、旧型電脳都市の描写です。
原作コミックスでも圧倒的な情報量で描かれていた街並みが、本作でも細かく作り込まれており、画面を眺めているだけでも楽しい仕上がりとなっています。
フチコマが、謎のコスプレ美女商売人からレアな物品を強奪する(?)シーンも思わず笑ってしまいました。それにしても、この街の人たちはなぜみんな関西弁なんだ……。
バトーと素子、それぞれの潜入捜査
情報屋・クロルデンから佐川電子の情報を得た素子は、本社へ潜入。一方、バトーとトグサは地下工場へ向かいます。本日のアクションシーンは、フチコマを駆使して工場の奥深くへ突入するバトーたち。
そこで待ち受けていたのは、戦闘サイボーグのコイル・クラスノフでした。バトーは事前に後輩の矢野へ尾行を命じていましたが、彼はコイルに殺害されてしまいます。そのことも影響していたのでしょうか。戦闘の末、バトーはコイルを射殺。
情報を聞き出すことはできなかったものの、工場内で大量の現金を発見し、事件の裏に企業ぐるみの不正があることが明らかになっていきます。
私腹を肥やす者と、命を懸ける者
本社へ潜入した素子も、さっそく警備ロボットとの戦闘に突入。せっかくクロルデンが用意してくれたフリーパスだったにもかかわらず、「わたしって大馬鹿だわ」と苦笑する素子の茶目っ気も印象的でした。その後、元北端特務課長・加賀崎宗平と対峙した素子は、必要な情報だけを確保すると戦闘は避けて撤退します。悪事が明るみとなったため逃走しようとする加賀崎の身柄も拘束しミッションクリアとなりました。
ざっくりと事件を説明すると、加賀崎とソ連側のマーロフによる土地売買、その過程で発生した公金の不正蓄財(金を金塊に変えていたようです)でした。かつて公安に所属していた加賀崎も、結局は金に飲み込まれてしまったひとりだったのです。
事件のあと、エンディングではバトーと素子が殉職した矢野の墓を訪れます。私腹を肥やし、破滅していく者たち。一方で、その不正を暴くため命を落とした者もいる。華やかなサイバー世界やアクションを描きながらも、人間の欲望や正義の代償を静かに描いたエピソードでした。
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作品概要
あらすじ
キャスト
(C)2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE
































