
夏アニメ『さよならララ』菱川花菜さん(ララ役)×川石奈奈さん(大津茉里役)インタビュー|「絵でぶん殴ってくる」映像美と、キャラクターと生きた役作り
今期の新作アニメの中で注目を集めている作品のひとつが、キネマシトラス15周年作品オリジナルTVアニメーション『さよならララ』。「人魚姫×滋賀県」という設定もさることながら、懐かしさもある独特なタッチで描かれる映像美や、物語の驚きの展開に第1話放送後はネット上でも大きな話題となりました。
また、いきものがかりによるオープニングテーマ「さよならララ」を使用したオープニング映像は、「一部セル画のカットを使用し、スタッフの手書きクレジットを載せた映像」とのことで、スタッフのこだわりが詰め込まれた映像が公式SNSにアップされると、1日経たずに2万を超える“いいね”を集めました。
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— TVアニメ『さよならララ』公式✨2026年7月より放送・配信中! (@Goodbye_Lara) July 12, 2026
『さよならララ』 オープニング映像公開
🎵OPテーマ いきものかがり「さよならララ」
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一部セル画のカットを使用し、手書きクレジットを載せた、柔らかくも優しい本映像を、ぜひご覧ください。https://t.co/Cjk2DcDaVo… pic.twitter.com/VzgbPF3ntA
アニメイトタイムズでは、話題の作品で主演を務める、菱川花菜さん(ララ役)と川石奈奈さん(大津茉里役)にインタビューを実施。作品の魅力や演技のことはもちろん、滋賀県出身で本作が声優としてはじめてオーディションで受かった作品となる川石さんの滋賀愛や、2人の仲の良さが伝わるエピソードがたくさん飛び出しました。
滋賀県を舞台とした作品なら「私以外にいないだろ!」
──『さよならララ』はオリジナル作品ですから、オーディション資料で初めて作品内容に触れたと思いますが、資料を目にした時の率直な印象からお聞かせ下さい。
菱川花菜さん(以下、菱川):“人魚姫”と“滋賀県”というインパクトがすごかったです。これはすごい作品になりそうだと思いましたが、同時に「なんで滋賀なんだろう?」って(笑)。その謎は収録に行ってからじゃないとわからないだろうから、謎のままオーディションに挑みました。
それから、オーディションの資料には絵コンテが添付されていたのですが、(人魚姫×滋賀県という)設定のインパクトを凌駕するぐらい、その絵コンテやビジュアルボードが魅力的でした。どうにかしてこの世界の中に入りたい!!と強く思いましたね。
──キャラクターの設定についてはいかがでしたか?
菱川:ララと茉里は真逆のキャラクターだなと感じました。なので、ララを演じるためには茉里のことも知らないといけないと思い、夢中で資料を読みました。
──川石さんはオーディション資料をご覧になって、どのように感じましたか?
川石奈奈さん(以下、川石):私がいただいたオーディション資料には、逆に絵コンテとかは入っておらず、茉里ちゃんの立ち絵とセリフだけがあったんです。原作のないオリジナルアニメですから、(資料では)物語がどのように進んでいくのか全然わからなかったのですが、始まってみたら私が想像していたよりもとんでもないことがたくさん起こって驚きました。
──滋賀県が舞台であることは、早い段階から知っていたのですか?
川石:そうですね。「滋賀県を舞台にしたオーディションがあるらしいよ」と聞いていました。ただ、大まかにしか聞いていなかったので、花菜ちゃんと同じように「滋賀と人魚ってどうやって結びついていくんだろう?」と思いましたね。その時に想像していたのとは、ちょっと違いました(笑)。
──滋賀県出身ですから、オーディションはより気合が入ったのでは。
川石:めちゃくちゃ入りました。滋賀県が舞台の作品はあまりないので、こうやって滋賀県を前面に出してくれるのが滋賀県民としてすごく嬉しかったです。「絶対に関わりたい!」「この作品に出たい!」との思いが強くて、スタジオオーディションの直前には「私以外にいないだろ!」って気持ちでした。こうして関わらせていただけるのが、とても嬉しいです。
──ちなみに、これまでスタジオオーディションの経験はあったのでしょうか?
川石:経験はありましたけど、そんなに多くはなかったです。なので、「今回こそは!今回こそは!!」という気持ちがあって、オーディションに向けていただいた台本がボロボロになるぐらい練習しました。マネージャーさんに新しい紙を刷ってあげるよと言われるぐらい、1人でたくさん練習した記憶があります。
演じる上でのポイントは、プリンセスとしての上品さやキャラと同じ生活
──キャラクターのこともお聞きします。それぞれどのような役作りをして臨んだのかお聞かせ下さい。また、ご自身と似ているところはありますか?
菱川:役作りといいますか、私は地図を見ないで、あえて知らない土地を歩くのが好きで、「知らないけれどとりあえず行動してみる」という度胸は少し通じるものがあり、ララに感情移入できた部分がありました。ただ、ララの度胸や芯の通った部分が好きすぎて、演じる時にそこを押し出してしまったんですね。アフレコで「もう少し品を出して下さい」とよく言われて(笑)。ララはプリンセスで、育ちがいいですから、王家の出身として上品な感じをすごく意識して演じました。
──でも、共感できるところは多かったと。
菱川:はい。性格はすごくわかるので、なんでこう思うんだろう?となることはなかったです。
──川石さんは、茉里をどのように演じたのでしょうか?
川石:私と茉里ちゃんは、“考え方”は似ているところも結構あるのですが、“気持ちを表に出す方法”が真逆で……。「なんでこう思ったのに、その時に言わないんだろう?」となることがたくさんありました。なので、どういう意図があって茉里はこういう気持ちを出したのか、すごく考えましたね。
私は先輩方より経験が圧倒的に少なく、出来るだけ作品に時間をかけたいなと思いました。アフレコの期間中は茉里ちゃんと同じ生活をするようにしていたんです。同じものを食べたり、茉里ちゃんは毎朝5時に起きてジョギングをしているので、私もアフレコの期間中にずっとジョギングを続けたり、ボクシングを始めたり……とにかくがむしゃらに、やれることは何でもやりました。
──茉里の向上心も感じられるように。
川石:そうですね。茉里ちゃんはストイックな子なので、彼女がそういうことをどれだけ大切にしているかがわかればいいなと思っていました。
──ボクシングはやってみていかがでしたか?
川石:私、運動神経が本当に悪くて……。自分でやってみて、すごいなって思いました。でも、上級者の方たちがやられているのを横で見学して、息遣いとかを近くで感じることが出来たので、やって良かったなと思います。
──感じることが演技にも活きますよね。滋賀弁に関してどうですか?
川石:方言は監督から結構自由にやらせていただいたので、アクセントで躓くことはなかったです。ただ、関西の養成所に通っていた時は「教室に入ったら絶対に標準語以外喋っちゃダメです」と言われていたんですよ。それなのに、いざ初めてメインの役を演じることになったら、「方言を喋ってください。しかも滋賀弁です」って(笑)。方言だと立てたいところが立たないこともあるので、立たせたいところを意識するか、方言を意識するかという塩梅を探るのが難しかったです。






































