
【『ヤニねこ』第8話『ニャーたちも師走は走るにゃ』レビュー】姉(存命)の地毛を使ってぬいぐるみを作る妹&大家さんがループを脱するためにモロ出した奥の手とは
「たりない」ニャ
年も明け、アパート恒例の餅つきが始まりました。どうやら毎年大家さん主導のもと餅つきが行われているようで、今年も気合十分です。
披露されるのは高速餅つき。大家役・稲田さんのバトルボイスも相まって、凄まじい破壊力を見せつけます。それは返し手(ついた餅に水をつける人)であるヤニ子を餅に練り込んでしまうほど。こうしてヤニ子は餅としてみんなの中に生き続けることになるのでした……。
というわけもなく、ここまでは大家さんの夢(?)。初夢がヤニ子殺害であったことに「縁起でもない」とこぼす大家さんのもとに、杵を持った一行が押しかけ再度餅つきをすることに。
今度はヤニ子を餅に巻き込むこともなく、順調に餅つきが進む……かと思いきや、ヤニ子のヤニが餅に混入。それを食べたアルねこが帰らぬ人となってしまいました。
というわけもなく、ここまでも大家さんの夢(?)。初夢が夢で見た夢のアルねこの死であったことに焦燥を隠せない大家さんのもとに、杵を持った一行が押しかけ再度餅つきをすることに……。
と、みなさんもおわかりになっているとおり、なぜか大家さんの餅つきがループしていたのです。毎回何かしらの原因で誰かが死に至っているこの運命の螺旋。当然大家さんも無抵抗ではなかったようですが、ループ回数は88回にものぼってしまいました。
どうやら死のトリガーは誰かが臼(餅つき現場)に近づくこと。ならば、と大家さんは思いつきます。もう誰も傷つかなくていいように──優しい大家さんは自分が傷つくこともいとわず、みんなを守るため下半身を露出させました!
器のでけえ大家さんのでけえ大家さんが大家さんの股の間であっちこっちに大家さんして、餅と大家さんの強烈なデュエットを奏でます。しかし揺れている大家さんの大家さんに本能がくすぐられてしまったヤニ子! 誰も臼に近づけてはならない、しかし両手は埋まっている……大家さんは自分の大家さんをヤニ子にぶつけて距離を取らせ、ついに完成した大家さんの餅を全員に投擲したのでした。
これにてループを抜け出した大家さん。その後新春わいせつ餅つきのせいで署までご同行願われたけど、やっぱりよかったね、大家さん。
ちなみに大家さんのカッコいい餅つきの際に流れていた挿入歌はOPを担当している「忘れらんねえよ」の楽曲「たりないか、」。声帯ポリープ手術後、ギター・ボーカルの柴田隆浩さんが再びステージへ舞い戻るまでの一曲です。
声も枯らして弱音も漏れて、心が折れてもなおその場に立つことをやめなかった柴田さん。どことなく大家さんと重なるカッコよさを感じて、少しだけ画面が揺れた気がしました。絵面はたいそうヒドいのにね。
二週連続で大家さんの大家さんが注目を集めたアニメ『ヤニねこ』。ここから先、さらに大家さんはでけえ男になっていくのでしょうが、エネルギーが膨らみすぎたのか来週は特別番組が放送されるとのこと。
なんでもキャストのみなさんがご出演されるとのことですので、こちらも最注目でしょう。まったく『ヤニねこ』はどこまで俺たちを楽しませてくれんだよ。
【文:西澤駿太郎】































