
『クレヨンしんちゃん』×『バズマンTV』がコラボ! 脚本を担当したダウ90000蓮見翔さん×平井峰太郎監督×國安真一プロデューサーに見どころを聞く|「みさえとひろしが、しんのすけがいないとき、ふだんはどんな会話をしているのか……」
TVアニメ『クレヨンしんちゃん』と、漫画大好き芸能人とプロの漫画家がタッグを組んでバズる漫画を生み出していく漫画リスペクトバラエティ番組『バズマンTV』のコラボが実現! ダウ90000蓮見翔さんが『クレヨンしんちゃん』の脚本を担当したストーリーが、2026年9月19日(土)にテレビ朝日系列にて放送されます。
アニメイトタイムズでは、蓮見さんと、『クレヨンしんちゃん』の制作に携わる平井峰太郎監督、國安真一プロデューサーそれぞれにインタビュー。「蓮見さんの世界」を味わうことを意識したという、コラボ回の見どころなどについてお聞きしました。
『クレヨンしんちゃん』はもう生活に馴染んでいるものなんです
──蓮見さんのことはもともとご存知でしたか? どのような印象を持っていたのか教えてください。
國安真一プロデューサー(以下、國安):YouTubeにアップされている動画を観て知っていました。お話の内容、会話のテンポが良すぎて、この良さを吸収して『しんちゃん』にも活かせないかと思っていたら、まさかご本人にお話を書いていただくことになるとは……。『バズマンTV』の「ダウ90000蓮見翔さん脚本企画」のお話をいただいたときは、あのお話を考える方とご一緒できるならぜひに、と思いました。
平井峰太郎監督(以下、平井):申し訳ありません。私は蓮見さんのことは寡聞にして存じ上げませんでした。お笑い自体嫌いではないのですが、ここ数年はアップデートできていない感じです……。ダウ90000のコントについても、今回この話をいただいてから初めてYouTubeで拝見し、私なりに蓮見さんの魅力をどう引き出せるか、イメージを膨らませておりました。
──蓮見さんは『クレヨンしんちゃん』の脚本を担当できると分かったとき、どんなお気持ちでしたか?
ダウ90000蓮見翔さん(以下、蓮見):「本当に?」と思いましたね。びっくりしました。だって、ずっと愛されているアニメなわけですから。「『しんちゃん』の脚本書けます」ってなったら、誰でも嬉しいですよ。そんな作品に自分の考えたものが入り込んでいいのかなっていう気持ちもありましたが、とにかく光栄でしたね。
──蓮見さんにとって『クレヨンしんちゃん』とは。
蓮見:小さい頃から、もうずっとあるものなんですよね。なんかのタイミングでガッと観たわけじゃなくて、ずっと観ているものであって。何なら、大人になってからも映画を観ていますし、今でもやっぱ『オトナ帝国』(映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』)とか観返していますし。もう生活に馴染んでいるものなんです。
──今回の脚本はどんな内容になっていますか?
蓮見:ひろしとみさえが、家のリビングで喋っているという内容ですね。これ以上もこれ以下もなくて、何なら、しんちゃんもほとんど出てこないです(笑)。
──な、なぜそういう攻めた内容に?
蓮見:せっかくやらせていただくからには、ふだんの自分の作風を入れないとな、と思ったのが大きな理由です。僕はワンシチュエーションばっかり作っているので、ちょっとその流れでやらせてもらえたらと思って書きました。あとは、単純に自分がひろしとみさえの日常を見てみたかったというのもあります。
「本当にこれでやるのか」と(笑)
──國安さんと平井監督は脚本を読んだとき、どう思いましたか?
國安:ふだんの『しんちゃん』は動きの面白さが重要視されるので、今回のみさえとひろしが居間で会話をするだけのお話を読んだとき、これで『しんちゃん』として成立するのか不安がありました。ただ、蓮見さんが書いたということで改めて、今まで観てきた動画のことを思い出していったんです。そこで自分は、蓮見さんの考えたお話を観たことはあっても、読んだことはないと気づきまして。もう一度いただいた脚本を読み直したんです。
さらにAP(アシスタントプロデューサー)と一緒に読み合わせもしたところ、最初は見えていなかったテンポ感が見え、このお話で『しんちゃん』を作ってみたいと、ワクワクしました。その後、蓮見さんの「ロマンス」の本を読んだ時、おお、同じ感じだ!と感慨深かったです。
平井:「本当にこれでやるのか」と(笑)。夫婦の間の何気ない会話のなかに生まれる変な空気やおかしさが蓮見さん独特の視点で描かれているわけですが、「リアルな人物が演じることで出せる微妙な表情や細かい演技があってこその笑いを、はたしてアニメで表現できるのか? いや、できっこねえだろ……」と、ちょっと途方に暮れました。
──そんななか、実際にどのような映像に仕上げていきましたか?
平井:いつもの『クレヨンしんちゃん』と大きく違うのは、8分間カット割りなしのワンカットで、BGM、効果音も極力抑えているというところです。蓮見さんの脚本を活かすにはそうすることがベストと思いました。ひろしとみさえが舞台で演じているコントを客席から見ているような感じで楽しんでいただければいいな、と思います。
また、お話の初めと終わりでふだんは使わないフェードイン、フェードアウトがあるのも舞台の明転、暗転を意識してのことです。会話のテンポと間にも気をつけました。自分が演出する時にはいつも「間」を意識して大事にしておりますが、今回の作品はまさにそこがいちばんのキモですので、ふだん以上に十分に気を配ったつもりです。うまく笑いを生み出せていればいいのですが。あと、ひろしにちゃんと白い靴下履かせています(笑)。





























