この記事をかいた人

- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

2026年9月6日、仮面ライダー生誕55周年の節目に誕生した新シリーズ『仮面ライダーマイス』がついにスタート!
主人公・音澄宙(おとすみ・そら)/仮面ライダーマイスは、令嬢・瑞生優菜(みずき・ゆな)に仕える使用人。ふたりは、人々を襲う謎の怪人・不可思議(ふかしぎ)に立ち向かいます。さらに、100年の眠りから目覚めた「十二支同盟」は、マイスと対立する組織のようで……?
お嬢様と使用人という少し変わった関係性、ネズミをモチーフにした新たな仮面ライダー、そして個性豊かなメンバーが集う十二支同盟。コミカルなやり取りから迫力のアクションまで、さまざまな魅力が詰め込まれた第一話は、これから始まる物語への期待を一気に高めてくれる内容となっていました。
今回は、そんな『仮面ライダーマイス』第一話をネタバレありでじっくり振り返りながら、印象に残ったシーンやキャラクターの魅力、そして今後の展開が気になるポイントを紹介していきマイス!
物語の幕開けに目を奪われたのが、無声映画を思わせる美しいモノトーンの映像です。クラシック調の音楽が流れる雨の夜、大正時代の街並みのなかに浮かび上がる巨大な時計台で先代「仮面ライダーマイス」と「仮面ライダーマオウ」が激しくぶつかり合います。レトロな世界観と仮面ライダーの戦いが組み合わさった、印象的なシーンです。
「なぜ100年前の世界に仮面ライダーが?」「ふたりはなぜ戦っているの?」――冒頭からノンストップで浮かぶ疑問が、我々を一気に作品の世界観へと引きずり込みます。宙とは異なる先代マイスの重みのある声も、「この人物は一体何者なのか」という興味をかき立てました。
さらに、この100年前の戦いが現代の物語へとつながっていることを感じさせる、意味深な描写も登場。先代マイスは100年後に再び「人の進化」に関わる何かが始まることを語り、対するマオウは「本当の希望」で今度こそ自分が人々を導くのだという決意を口にしています。
加えて中盤では、マイスと敵対する「十二支同盟」のリーダー・嶺髙華武利(みねたか・かむり)からも気になる言葉が。
「使命に背いたネズミに代わって、ネコの僕が十二支を率いて幾星霜」
この言葉から、かつて十二支同盟を率いていた「ネズミ」――つまり先代マイスが、何らかの使命に背き、追放されたことがうかがえます。では、その「使命」とはいったい何でしょうか。なぜ先代マイスは使命に背くことになったのか。そして、追放されたはずの「ネズミ」の力が、なぜ現代を生きる宙や優菜へと受け継がれているのでしょうか。
怒涛のように押し寄せる謎の数々に、好奇心とワクワクが止まりません! 爽快なアクションはもちろん、過去から連なる因縁を紐解くミステリーとしても、「早く続きが知りたい!」と今後の展開への期待が高まる最高の幕開けとなりました。
🐭発表しマイス❗️🐭
— 仮面ライダーマイス【東映公式】 (@my_th_toei) August 30, 2026
番組ナレーション&黒い仮面ライダーマイスの声を演じるのは #小林親弘 さん❗️
彼は一体何者なのか…!?
来週の第一話を要チューもく‼️#仮面ライダーマイス pic.twitter.com/Es6icSrkXZ
本作のストーリーを引っ張る存在として、注目したいのが宙と優菜の関係性です。
宙はいわゆる「何でも言うことを聞く従者」ではありません。時には優菜を「お前」と呼び、赤点の成績をたしなめたり、事件に首を突っ込もうとする彼女を軽口でいなしたり。その言葉の端々からは、優菜への親しみと、つい構いたくなってしまうような距離の近さが感じられます。
優菜もそんな宙の態度を気にする様子はなく、むしろ当たり前のように受け止めています。宙に頼ることをためらわず、それでいて自分の意思はきちんと伝える優菜と、そんな彼女をからかいながらも、最後にはきちんと支える宙。主従という関係でありながら、ふたりの間には長年連れ添った家族のような親友のような、飾らない親しさが感じられます。
そんな関係性が、単なるコミカルな掛け合いで終わらないところも本作の見どころです。物語序盤では、宙が優菜の弾くピアノをBGMにオムレツを作る日常シーンが描かれました。しかし彼がオムレツにまぶしていたのは、不可思議の体内で作られるシードエグズの粒子。何気ない場面に不穏な要素を忍ばせることで、「優菜には何か秘密があるのでは?」という疑問が生まれます。
さらに印象的なのが、仮面ライダーマイスへの変身シーンです。宙がマイスドライバーを装着すると、優菜の「ネズミさんになあれ!」という声をきっかけに変身が発動。戦いを終えたあとも、優菜の「人にも~どれ!」という言葉で変身が解除されます。
つまり、宙は自分の意思だけで自由に変身するのではなく、優菜の存在が変身そのものに大きく関わっているのです。戦う宙と、それを見守る優菜――そんな単純な関係ではないことが、この変身シーンから伝わってきます。
そんな優菜の人柄が伝わってくるのは、不可思議にさらわれた被害者たちが救出された場面。無事を確認した優菜は、「良かった、幸せを引き裂かれずに済んで」とつぶやきます。誰かが無事に帰れたことを、自分のことのように喜ぶ優菜。その姿からは、人の幸せも大切にしている彼女自身の優しさが感じられます。
そして、この言葉には優菜自身の過去も関係しているのかもしれません。一瞬、幼少期の宙と優菜の姿も描かれており、優菜にもまた、過去に「幸せを引き裂かれた」経験があることを思わせる描写が登場しました。
毒舌な執事とマイペースなお嬢様のコミカルな掛け合いを楽しみながら、少しずつ明かされていくであろうふたりの過去にも注目です。
マイスと同じく、不可思議から人々を守る存在として登場した組織「十二支同盟」。和洋折衷の大正ロマンを感じさせる建物をアジトに構えており、そのレトロで美しい佇まいが、「100年の眠りから目覚めた」という彼らのミステリアスな魅力をより一層引き立てていました。
組織の名の通り十二支をモチーフにした構成員が所属。まだ全員の詳しい人物像は描かれていませんが、短いやり取りの中にもそれぞれの性格が見えていました。
そんな個性豊かなメンバーを率いるのが、華武利です。
仮面ライダーマオウに変身する華武利は、十二支同盟の中でも際立った強さを誇る人物。曲者ぞろいのメンバーをまとめ上げるカリスマ性も持ち合わせており、堂々とした立ち振る舞いからはリーダーとしての存在感が伝わってきます。
華武利が掲げるのも、不可思議から人々を守るという十二支同盟としての使命。しかし、同じ敵と戦うマイスとは、目指すものが完全には一致していません。公式でも両者は「相容れない正義」を胸に戦う存在とされており、彼らの関係性が今後どう変化していくのか注目です。
そして、物語にさらなる波乱をもたらしそうなのが、麻尾達臣(あさお・たつおみ)。
街でたまたま宙と出会い、優菜の家庭教師として瑞生家にやってきた達臣。しかし、その正体は、華武利の命を受けて瑞生家に潜入した十二支同盟の構成員でした。第一話のラストでその事実が明らかになり、敵がすぐそばまで入り込んでいることが判明。物語は一気に緊張感を増します。
一方で、達臣は不可思議から「宙と男同士のカップル」と勘違いされ、ふたりまとめて連れ去られるというコミカルな場面も見せました。対立側の重要な人物でありながら、どこか憎めない一面も持つ達臣。今後、瑞生家への潜入を通して宙や優菜とどのように関わっていくのか、注目したいキャラクターです。
😺もいっこ発表しマオウ❗️😺
— 仮面ライダーマイス【東映公式】 (@my_th_toei) September 6, 2026
第1話をご覧いただいた方にだけ❗️
とっておきの秘密㊙️を大発表‼️
驚愕の #仮面ライダーリド の正体は……
◯◯ ◯◯‼️‼️
今すぐ仮面ライダーwebをチェック❗️https://t.co/34h2pe43Aj#仮面ライダーマイス pic.twitter.com/nfxMX7xLPS
多くの謎を散りばめ、今後の展開への期待を最高潮に膨らませてくれた『仮面ライダーマイス』第一話。100年前の真実、マイスと十二支同盟の因縁、宙と優菜を待ち受ける運命など、まだ明かされていない要素が多すぎるからこそ、「次にどのピースが埋まるのか」とワクワクが止まりません!
十二支同盟についても、未登場の幹部や深掘りされていない構成員が多く、今後それぞれのキャラクターや関係性がどう掘り下げられていくのかも注目したいポイントです。さらに、瑞生家に潜入した達臣の存在によって、宙と優菜の日常にも少しずつ変化が訪れそうな予感。彼がふたりに与える影響や、華武利が達臣に託した目的も非常に気になります。
100年の時を超えた物語は、まだ幕を開けたばかり。謎多き運命に立ち向かう宙と優菜、そして彼らを取り巻く個性豊かなキャラクターたちがどんな物語を紡いでいくのか――。これから明かされていく謎や新たな展開を楽しみながら、『仮面ライダーマイス』の物語を、これからも楽しんでいきましょう!
[文/五六七 八千代]
