
アニメ『うちの弟どもがすみません』第11話放送後(2):阿座上洋平(相楽郁人役)インタビュー|「彼が本当に大事にしているもの」を意識してキャラクターに人間味を
母親の再婚で、成田家に引っ越してきた糸が、いきなり4人兄弟の姉に! 無愛想だけど家族想いの長男・源。冷静沈着で爽やかな次男・洛。引きこもりでなかなか姿を見せない三男・柊。いつも元気で甘え上手な末っ子・類。新米長女と個性豊かな弟4人とのにぎやかな毎日が織りなす、スイートホームラブコメ、TVアニメ『うちの弟どもがすみません』。
アニメイトタイムズでは、毎話後にインタビュー連載を実施中です。第11話後は源の友人である相楽郁人役の阿座上洋平さんと、行友朋之役の松岡禎丞さん。本稿では、修学旅行エピソードの話を中心にお伺いした阿座上さんのインタビューをお届けします。
成田家で気になるキャラクターは? そして成田家キャストの印象
──原作の印象をお聞かせください。
相楽郁人役 阿座上洋平(以下、阿座上):実はオーディションは別のキャラクターで受けていたのですが、相楽役で入れていただくことになったんです。なのでそのときに原作を読みました。
普段少女漫画に触れる機会が少ないので、こうやって機会をいただいたときに読むのですが、ここまでハマった少女漫画は自分の中でも珍しくて。みんなすごくかわいらしいし、いわゆる、好きになる相手の家にお姉さんとして入っていくという新鮮さ、その着眼点が面白いというのがひとつありました。
あとはやっぱりコメディ要素が僕の好みだったんですよね。そこと甘酸っぱいシーンとのギャップを、どのシーンでも楽しめたことが、すごく大きかったです。あとは何より、悪い人がいないから、安心して楽しめました。
──コメディ要素は、主に糸ですかね?
阿座上:糸ちゃんは親しみやすいキャラクターだし、ツッコミも「なんでやねん」みたいなところもあれば、モノローグの中で静かにツッコんだりするのもあって、それが僕の好みに刺さったんです。
──そして少女漫画はシチュエーションが大事ですよね。家族になってしまったから、好きになってもいいのか悩むところにもキュンキュンしました。
阿座上:ですよね。なかなかそんな状況にならないじゃないですか。その絶妙なバランスがいいですよね。
──成田家を見ていかがでしたか?
阿座上:個性的で、悪い子がいない。源と糸の恋の様子をうかがっているんですよね。その中で柊がどうなるのかっていうのはあるけど、そこもまた作品のスパイスになっているなと思っています。
──気になるキャラクターはいますか?
阿座上:洛です。洛は源と糸を見守ってくれている良き弟なんですけど、彼に、どこで作品における個性を出していくのだろうと思っていたんです。でもちゃんと彼には彼の、少し違う方向性での出来事が起こっていくというのが面白かったです。
そうやって、源と糸以外の物語もちゃんと描かれているから、それぞれのキャラクターを好きになれる理由になっているなと思いました。家族の中だけでは描けないドラマが描かれていて、楽しく見られました。
──それはここからのお楽しみとなりますね。アフレコでの成田家を見て、どうでしたか?
阿座上:第1話は、お父さん役(成田勲)の小野大輔さんと、お母さん役(成田さほ)の遠藤綾さんもいたんです。まだ、キャストの関係性的にも、どう踏み込んでいくのかという状況だったのですが、そのお2人がすごく現場を盛り上げてくれていたんですよね。そこから出演話数まで少し間があいて久しぶりにアフレコへ行ったら、すでに柔らかい空気感ができていました。
事務所の後輩である大空直美ちゃん(成田糸役)は、すごく天真爛漫で柔らかい空気を持っている子なのですが、彼女が皆さんとだいぶ打ち解けていたので、僕も入りやすかったです。
──大空さんの糸は、ものすごくハマっていますよね。
阿座上:そうですよね。僕のひとつ下の後輩で、付き合いが長いんですよ。僕の妻とも仲良しで、普段からグループでよく遊んでいる仲間なのですが、アフレコで主役として立ち回っている姿って、実はあまり見たことがなかったんです。
僕はある意味ゲストキャラだし、いつもより落ち着いて現場に入っていたんですけど、大空ちゃんが「アフレコで会うとよそよそしくて困惑していました」とあとで言ってくれて。それはいつもの僕を知っているからこそなんですけど、「そんな、いつもの感じではいけないよ!」と思いました(笑)。
──仲間から見て、糸とそっくりなところってありました?
阿座上:隙があればギャグをねじ込もうとする彼女の大阪出身らしさと言っていいかわからないけど、そういうところは糸ちゃんにも通じるのかなと(笑)。それが周りにいい影響を及ぼしていたので、素敵な現場なんだなと思いました。
──包容力もありますよね。
阿座上:お姉さんなので、そうかもしれないですね!
──今回はクラスメイトとして源を見守る存在ですが、糸と源の関係性をどう見ていましたか?
阿座上:読者として、この2人がいい感じになっていくのは、それこそコミックスの表紙を見てもわかるじゃないですか。わかった上で楽しめる作品って素敵だと思うんです。
家族だから距離が近いし、帰る家も同じだし、一緒にご飯も食べる。家族だからこそ踏み込みきれないお互いの距離感というのは、見ていてヤキモキするけど、それもそれで楽しいんですよね(笑)。この2人はいい感じだというのは、クラスメイトもだいぶ序盤でわかっていると思うので、相楽たちが、2人をどうサポートしてあげられるのか、みたいな気持ちで読んでいました。
──最初から雰囲気の良い2人をずっと見守っていくのは、ラブコメの王道でもありますね。
阿座上:そうですね。でも、ラブコメの王道って難しいですよね。それを面白くできる少女漫画って本当にすごいと思います。


































