この記事をかいた人

- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

2026年7月26日(日)よりスタートした、東映特撮の新シリーズ【PROJECT R.E.D.】第2弾『角醒ハンター オメガホーン』。
古代の地上を支配していた巨大生命体「角獣(かくじゅう)」と、その力を引き出して戦う「ハンター」。独特な世界観を舞台に、主人公のシャウトと、人間の姿になれる“角獣王”炎角(えんかく)は、さまざまなハンターたちと出会いながら旅を続けています。
今回は双子のハンターの姉である剛胆のエイルが大活躍! 自らも「キャプテン」を名乗ることを決意したエイルは、幼なじみのチャツミから助けを求められ、父親を救うためヘル・ハンターバトルに挑みます。
本記事では、第拾話のストーリーをネタバレありで振り返りながら、エイルの成長や印象的なシーン、見どころをたっぷりと紹介していきます!
イバルとのハンターバトルに勝利し、訪れた町で歓迎される“キャプテン・オメガホーン”。そんなシャウトの姿に憧れたエイルは、自分も「キャプテン」を名乗ることを決意します。
しかし、そんなエイルに波斬のギリコは「名前だけ強そうにしたって実際に強くなるわけないってのに」と一言。
「剛角の力があれば私だって!」と引かないエイルはギリコに模擬戦を提案。こうして2人のバトルが始まります。
気合い十分で挑むエイルでしたが、ギリコが飛角の鉄扇を一振りしただけで、あっという間に吹き飛ばされてしまいます。勢いに任せて突っ込んでいくエイルは、ギリコを捉えることすらできません。
悔しさをにじませて何度でも立ち上がろうとするエイル。その姿からは、「絶対に諦めない!」という彼女の強さが伝わってきます。
そんなエイルにギリコが教えたのは、ただ力や勢いに任せるのではなく、相手の動きをよく見ること。そして、相手が押してくるときには引き、引いたときには押すという、ハンターとしての戦い方でした。
憧れだけでは届かなかった「キャプテン」の座。完敗したエイルが、ここで得た学びをどう自分の戦いに生かしていくのか。ここから始まる「キャプテン・エイル」への道が、楽しみになる一戦でした。
そんなエイルの元へ駆け込んできたのは、幼なじみの少女・チャツミでした。彼女の父・チャパパをはじめとする村の男性が、イバル連合の部下に捕らえられ、“貴重なプレートの発掘”という過酷な労働を強いられているというのです。
幼いころにチャパパが作ってくれたおいしいハンバーグや優しい言葉を思い出したエイルは、自らが立ち上がり彼らを救い出す決意を固めます。
村人たちを苦しめていたのは、闘角(とうかく)を操る闘焜(とうこん)のズ・シンと、威角(いかく)のプレッシャーで相手を従わせる妹・威妖(いよう)のバ・シンの兄妹。彼らは村人に強制労働をさせるだけでなく、リングで一方的にいたぶる「ヘル・バトル」まで強要していました。
チャパパたちを救うため、ズ・シンへ真っ向から勝負を叩きつけるエイル。 ズ・シンはエイルのことを“キャプテン・オメガホーン”だと勘違いしつつも、面白がってその勝負を受け入れます。
そんな彼女の覚悟に応えるように、シャウトは自身のトレードマークである帽子を託します。すると、アナの体格フィッティング補正が起動し、なんとエイルがGOハントスーツを装着! “キャプテン・エイル”となり、堂々とヘル・ハンターバトルのリングへ降り立ちました。
ゴングが鳴り響き、 始まったバトルはプロレスそのもの! ズ・シンが繰り出すドロップキックやブレーンバスター、ジャンピング・シャイニングウィザードといった本格的な技の数々に、エイルはどんどん追い詰められていきます。
リングの外へ放り出され、何度も倒れるエイルでしたが、その脳裏に浮かんだのは、先ほどギリコから授かった「相手が押さば引け、引かば押せ」という教え。
相手が引いた瞬間に自身のエゴで剛角の力を全身にみなぎらせたエイルは、必角技『質実剛拳(しつじつごうけん)』からの顔面パンチでズ・シンを打ち倒し、見事な逆転勝利をつかみ取ります!
続くバ・シンの反撃もありましたが、炎角の力を借りてこちらも見事に撃破。村の人々を自らの力で救った“本物のキャプテン”へと確かな成長を遂げたのでした。
直前のギリコ戦では、勢いだけでは通用しない現実を突きつけられていたエイル。しかし、教えられたことをすぐさま自分の戦術へと落とし込み、見事に勝利へとつなげた姿には、彼女がハンターとして新たな一歩を踏み出したことがはっきりと感じられました。
エイルが「キャプテン・エイル」として爽やかな勝利をつかんだ一方、その裏側では不穏な動きも静かに進んでいました。
まず気になったのは、見事に勝利を収め、称賛を浴びる姉・エイルを見つめる弟・アルの表情。第五話で「角獣博士になる」という目標を見つけ、一歩成長した姿を見せていたアル。しかし今回は、自分より先に姉が「キャプテン」として脚光を浴びる姿を目の当たりにします。
楽しげに村へ戻るエイルの後ろ姿を見つめ、アルがぽつりとこぼした「エイルに一歩先 行かれちゃったかな」という一言。姉への尊敬だけでなく、焦りや嫉妬もにじんで見えるような何とも言えない表情に、思わずドキッとさせられました。
双子として強い絆で結ばれてきた2人の関係に、変化が訪れる場面がくるのでしょうか。
そして、もう一人の“弟”にも不穏な動きが。
イバルのアジトをめちゃくちゃに散らかしていた絶炎角。その手に握りしめられていたのは、なんと前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』に登場した「ギャバリオンライフル」でした。
なぜ、超古代の角獣である彼がギャバリオンライフルを持っているのでしょうか。第八話で語られた「黒い仮面の男」から与えられたものなのか、それとも不時着したコスモギャバリオンなどから何らかの形で手に入れたものなのか。現時点では謎に包まれていますが、前作とのつながりを感じさせる重要なシーンとして強く印象に残りました。
エイルの華々しいキャプテンデビューの裏で、アルと絶炎角、それぞれの“弟”に見えた不穏な影。全く異なる境遇にいる彼らが、ここから物語にどのような影響を与えていくのか。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開から、ますます目が離せません。
第拾話は、エイルが自らの力で「キャプテン」として一歩を踏み出す姿を描いた、爽やかな成長回となりました。
誰でもGOハントスーツを身につけられるという、本作ならではの柔軟な設定も非常に印象的です。強大な力を持つ特別な存在だけがヒーローなのではなく、自分の「エゴ」を持ち、声を上げる人なら誰でも“キャプテン”になれる――。そんな本作の根底にあるテーマを、エイルの物語を通して改めて感じさせられました。
さらに次回予告では、前作『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』からアザ・ゾルス信者のウォーランとヒムロが参戦することも明らかに。『PROJECT R.E.D.』シリーズはまだまだ始まったばかり。ここからどのような形でつながっていくのか楽しみです。
そして、そんなクロスオーバーへの期待をさらに高めるのが、次回の「レイジVSシャウト」のハンターバトルです! これまで謎に包まれていた鉄壁のレイジが、なぜシャウトたちの前に立ちはだかるのか。そして、彼が操る壁角はどんな力を見せるのか。
『PROJECT R.E.D.』の序盤で早くも描かれる新旧主人公の激突。シャウトが積み重ねてきた「エゴ」とレイジが背負う過去が交錯するとき、どんな感情のぶつかり合いが生まれるのか。いよいよシリーズが大きく動き出すであろう次回の放送が待ちきれません……!
来週も鼓膜に力を入れて、シャウトたちの冒険を一緒に見届けましょう!
来週10月4日㈰
— 角醒ハンター オメガホーン/PROJECT R.E.D.シリーズ【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) September 27, 2026
『#角醒ハンターオメガホーン』
第拾壱話「砕け!立ちはだかる壁!」放送📢
町の脅威を退けたシャウトと炎角🧢🔥
町名主からもてなされ、スカウトされる!?🍴
一方、レイジも「あるモノ」を求めて動き出す…
シャウトとレイジが対決するのか!?https://t.co/IyNrm8FANY#オメガホーン pic.twitter.com/F7saT34hta
[文/五六七 八千代]
