
秋アニメ『朱色の仮面』木村太飛さん&山本悠有希さんは高校時代に出会っていた!? 浦 和希さんも驚く運命的な縁と、3人の和気あいあいとしたアフレコ現場
監督は熱量が服を着て歩いている人。選んでいただいた期待には絶対に応えたい
──そのような先輩たちの演技や立ち居振る舞いを生で体感していかがでしたか?
木村:明夫さんも和彦さんもですけど……声が大きい(笑)。マイク前に立つと、ボン!って感じで本当にすごいんですよ。明夫さんなんて数秒前まで和やかにしていたのに、マイク前に立つとシャキッと武神の仮面になりますし、ディレクションへの対応も僕らとは違っていて。これまで積んできた経験を背中から感じましたね。それに、皆さんすごく喋ってくれるんですよ。
山本:『朱色の仮面』は毎回ベテランの方がゲストでいらっしゃるんですけど、ベテランの先輩方が場を和やかにしてくれるんです。なので会話が止まらないです(笑)。
浦:和彦さんの36歳の話とかね(笑)。
山本:そうそう。井上喜久子さんの“17歳教”の話になったときに、和彦さんは「僕はずっと36歳」とおっしゃっていて。
木村:理由を聞いたら、「36歳は先輩にも甘えやすいし、下は潰しやすい」って目を鋭くして僕や浦さんを見ていました(笑)。皆さん優しくて、現場を和やかにする方法も学べるところですね。
──アフレコには渡邉監督もいらしていたと思いますが、監督はもともと原作が大好きでゴリ押しでアニメ化を実現させたそうですし、監督の印象はいかがでしたか?
木村:渡邉監督は「皆さんの好きな熱さで、1回聞かせて下さい」と言って、やってみて違う所があれば教えてくださるんです。本当に寄り添って作ってくださる方だなと感じました。
山本:「ここは違う」「こういう感情でいきたい」といったところは押さえてくださいますが、それ以外は結構自由にやらせてくださいますね。
木村:そうなんです。基本的には信じてくださっているのを感じます。SNSにもオーディションで僕を選んだ理由を書いてくださっていたので、監督の期待には絶対に応えたくて。僕が持てる限りの力を100%出したいですね。
オーディションの時に声を聴いて直感で『ペル』だ、と感じました。 昔泣き虫だったところから大きく成長したペル。大きなものを背負いつつ、困難な状況や強大な敵に立ち向かう力と強い信念を感じる演技が決め手でした! #朱色の仮面
— 渡邉徹明/Tetsuaki Watanabe (@tetsuaki_w) July 4, 2026
山本:キャスト発表があったとき、太飛くんだけでなく、ほかのキャスト一人ひとりにもコメントをくださって、めちゃくちゃ嬉しかったです。
監督は現場ですごくお喋りをするタイプではないですが、私はダビングでご一緒したときに静かな熱さを感じました。ご自身がアニメ化したかったという話はダビングの時もされていましたし、本当に細かいところまでこだわっていて。
例えば、仮面をつけるときのエフェクトは仮面に合わせて全部違うらしいんですよ。それと、この作品は“旅”もテーマのひとつで、ソナがご当地で毎回ご飯を食べるシーンは意図的に入っているらしいです。しかも、どこの国をモチーフにして、どの食べ物をモデルにするかなど細かなところまで考え込まれていて、そこもすごく熱いなと感じました。
木村:ご飯を食べるアニメが好きだと話していましたよね。
浦:ご飯のシーンは、世界観を表すファクターのひとつでもありますからね。僕がほかでご一緒したときから感じたのは、本当に“熱量が服を着て歩いているみたいな人”だなと。2人が話したように、いわゆる多弁なタイプではないと思いますが、作品に向き合う熱量というか力強さは人一倍あるので、第1話を見て、今回もそれがフィルムにのっていると実感しました。
──見る側からしても、原作が大好きでこれだけ情熱のある監督なら安心感があります。
木村:渡邉監督以外にも、本当に『朱色の仮面』は好きな人たちが集まっているんですよ。
山本:それこそアニオリの部分は原作の先生たちが監修をしてくださって、一緒に作ったそうです。先生たちもアフレコ現場によく来てくださるんですよ。
浦:嬉しいよね。
山本:先生たちと監督のタッグといいますか、絆をとても感じていて。そういう意味でもすごく熱いですね。
木村:那波先生は「こんなオシャレな街に来たことない。身体の中からオシャレにしようと思って、ブルーボトルコーヒーを買いました」とおっしゃっていて面白かったです(笑)。
浦:アフレコのスタジオがオシャレな街にあったからね。
山本:普段は家から出ないそうで。
木村:それを聞いて、みんな笑っていました。でも、そのくらい気さくな方なんですよ。
裏の顔は、昭和でも通用する最強のスピリット
──仮面には自分を隠すとか、外に見せる一面のような意味合いもありますよね。本作のアフレコを通して、お互いの表の顔と裏の顔を感じたところはありますか?
木村:山本さんは……そのままの感じでしたね(笑)。浦さんは超先輩してくれて、(新人の僕に)こんなに優しいの?と驚きました。
山本:私は、太飛くんのことを学生時代のイメージから勝手にクールな人だと思っていたんです。でも、実際にはめちゃくちゃ気さくな人だったのでビックリしました。お芝居をしているときとそうでないときのギャップもめちゃくちゃ大きいですね。ペルはいろいろなものを抱えた真面目なキャラクターだけど、太飛くんは素になった瞬間にすごく陽気ですごく喋りますし。
浦さん演じるモクはひょうひょうとしていて、いい意味で気楽に生きている人ですけど、浦さん自身は先ほどの話でもわかるように、私たちに対して細かな気遣いを本当にしてくれて、いつも助けられています。
木村:本当に、僕たちが気づかないところまで気を配ってくださって、視野が広いなと感じます。
──褒めてくれるいい後輩ですね。
浦:もっといろんなことを言っていいからね(笑)。
木村:えっと、あとは……。(考え込む)
浦:もうないのか(笑)。太飛はほかの現場で少し喋ったことがありましたけど、粛々とやっているイメージだったんですよ。だから、この2人と一緒にやることが決まり、どういう後輩たちなのか想像を巡らせていたんですね。言い方は悪いかもしれませんが、最近の子は打たれ弱いから、先輩として声をかけるときはどういうことに気をつけようか……などといっぱい考えて現場に行ったんです。そうしたら、2人とも最強のスピリットを持っていて。なんなら昭和でも生きていけそうな力強さで。
山本:私、古いのが好きなんですよね(笑)。
浦:それを感じたので、僕が伝えられることはたかが知れていますけど、余計なことを気にせず伝えてあげたいな、って気持ちになりました。そういう意味では、彼らの人間力には驚かされます。いろんなことがある世の中ですから、心を閉ざしていると、こっちも踏み込みづらいんです。でも、彼らは「皆さんとコミュニケーション取りたいです!一緒にお芝居やりたいです!」とすごくオープンで前向きに生きているので、大好きになりました。
木村・山本:嬉しいです!!
──良かったです。インタビューでは印象いいのに裏ではちょっと……とかじゃなくて。
浦:じゃあ、実は、あんまり好きじゃないって事で(笑)。
木村:なんでですか! まだなにもしていないのに!(笑)
[文・千葉研一]
朱色の仮面
あらすじ
武神の仮面、蜘蛛の仮面、炎龍の仮面、勇気の仮面、朱色の仮面——。
“仮面”は、それをつけた者に力を与える。
時に可能性を無限に拡げ、時に想像を絶する災いをもたらす——。
伝説の仮面職人ガストン・ルーの弟子ペルは、
ふと手に取った“武神の仮面”に操られ、理性を失い暴走し、
意図せず、仲間、そして師匠を殺めてしまう。
ペルは絶望しながらも、世界中に散らばっている師匠の作った仮面を壊すことを決意。
自身が犯した大罪と向き合いながら、旅に出る。
「償いって言ったらかっこいいんだろうけど そんな立派なモンじゃねぇ。」
友との出会い、そして強大な敵との対峙——。
仮面バトルファンタジー、開幕!
キャスト
(C)那波なばな・Dr.Poro・少年画報社/朱色の仮面製作委員会


































