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- 五六七八千代
- 徳島出身のフリーライター&歌人。現在は、特撮、アニメ、DOMOTOが生きがい。

2026年7月26日(日)よりスタートした、東映特撮の新シリーズ【PROJECT R.E.D.】第2弾『角醒ハンター オメガホーン』。
古代の地上を支配していた巨大生命体「角獣(かくじゅう)」と、その力を引き出して戦う「ハンター」。独特な世界観を舞台に、主人公のシャウトと、人間の姿になれる“角獣王”炎角(えんかく)は、さまざまなハンターたちと出会いながら旅を続けています。
第13話では、シャウトが冒険とヒーローの両立を決意する一方、絶暴のイバルの壮絶な過去が明らかに。さらに、『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の伊達大佐とアギが『オメガホーン』の世界へとたどり着き、前作主人公・弩城怜慈につながる手がかりをつかみます。
それぞれの譲れない思いが交錯し、物語が大きく動き出す第13話。ネタバレありで注目ポイントを振り返っていきましょう!
危険な「角獣人間」を撃退し、人々から感謝のプレゼントをもらったり、大歓声を浴びたりするシャウトと炎角。街を救うヒーローとしてすっかり名を知られるようになり、イバル連合・絶の部下からも握手を求められます。
人々に認められ、ヒーローとして着実に活躍しているシャウト。しかし、その表情はどこか浮かない様子。相棒の炎角に対し、胸の内に秘めていた悩みをぽつりと打ち明けます。
「超古代の謎 全部解き明かすのが俺の夢だ。なのに今 俺はキャプテン・オメガホーンでイバルのハンターにだって握手されている。変だよな?」
人々の安全を守るヒーローとしての責任と、自分の原点である超古代のロマンを追い求めるトレジャーハンターとしての情熱。その間で揺れるシャウトに対し、炎角が返したのは、どこまでも力強く、温かい言葉でした。
「冒険も角獣人間退治も おまえさまがやりたいからやっている。おまえさまの自由だ」
自由とは強さでありエゴ。誰かに強制された正義ではなく、自分自身の「やりたい」という“エゴ”があるからこそ立ち上がれる。炎角の言葉を受け、シャウトはハッとしたように顔を上げます。そして、うじうじと悩み続けるのではなく、「どっちも極めればいいんだ!」「冒険とキャプテン・オメガホーンの二刀流!」と、自分なりの答えを導き出しました。
ここで印象的なのが、シャウトの心境の変化を視覚的にも表現する演出です。悩みを打ち明ける場面では地下道にいたシャウトが、炎角に背中を押されて気持ちを切り替えた後には、明るい外へと続く階段に立っています。閉ざされた空間から、光の差す場所へ。シャウトの心が晴れていく様子と重なるような画面構成に、思わずうならされました。
ヒーローとして人々を守ることも、トレジャーハンターとして超古代の謎を追いかけることも、シャウトにとってはどちらも大切な「やりたいこと」。どちらかを諦めるのではなく、両方を自分の意志で選び取る。そんなシャウトらしい答えに、彼の「エゴ」がまたひとつ強くなったことを感じました。
来週10月18日㈰ 『#角醒ハンターオメガホーン』 第拾参話「来たれ!異世界の来訪者!」放送📢 角獣人間退治で、人々に慕われるようになったキャプテンと炎角🧢🔥 タイムマシンに成功し、未来へ飛び立つ大佐とアギ🚀👔 ついに、2つの世界が交わる—— https://t.co/LCSIF2D4E0 #オメガホーン https://t.co/8nbDamqrJQ
— 角醒ハンター オメガホーン/PROJECT R.E.D.シリーズ【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) October 11, 2026
シャウトが冒険とヒーローの両立を決意する一方、イバル連合の内部では、イバルと鉄壁のレイジによる緊張感あふれるハンターバトルが繰り広げられようとしていました。
客分として連合に入るも常に一歩引いていたレイジ。その真意を聞き出そうとするイバルは、ただ言葉を交わすだけでなく、ハンターバトルを通して互いの本音を探ろうとします。
絶槍角を角醒憑依させたイバルと、電角を角醒憑依させたレイジ。画面いっぱいに躍動するアクションに迫力あるエフェクトが重なるバトルシーンは見応え抜群! 強者であるふたりがぶつかり合うだけでなく、激しいバトルの中での会話を通して互いの思想が少しずつ明らかになっていく展開からも目が離せません。
そして、この戦いの中で明かされたのが、イバルの壮絶な過去でした。
かつてイバルは、ある国の王子として生まれました。しかし、優しい父王は盗賊団に命を奪われ、幼いイバルはその盗賊団の首領に拾われて育つことに。やがて成長したイバルは自ら盗賊団のボスになるものの、間もなく組織は全滅。その理由は、メンバー同士がエゴをぶつけあっての仲間割れでした。
エゴが弱かった父と、エゴが強く自滅した盗賊。その両方の末路を身をもって知ったイバルは、“エゴは罪”という信念を持つようになります。亡き父がなしえなかった世界統一を目標にハンターとしてのし上がる中で出会ったのが、絶炎角だったのです。
さらに驚かされたのが、イバルが絶炎角を手元に置いている理由です。それは絶炎角の実力や考え方を認め、信頼しているからではありませんでした。野放しにすれば危険な存在だからこそ、あえて自分の目の届く場所に置いて監視するという目的だったのです。
絶炎角の不穏な動きを察知しながらも、感情や憶測だけで判断するのではなく、その危険性を冷静に見極めていたイバル。自らの支配下に置く相手であっても、決して油断しない姿勢が印象的でした。
イバル連合を率いる支配者でありながら、世界を俯瞰する視野と、自分なりの信念を持つイバル。放送後の感想でも、王子だったという過去への驚きや、絶炎角を警戒していた理由への反応が多く見られました。
第12話でタイムジャンプを決意した『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』の大佐とアシスタントのアギ。親友・怜慈を追うためにコスモギャバリオンへと乗り込み、ついに時間と時空を超えて『オメガホーン』の世界へとやって来ました!
ふたりが降り立った先で、不審な侵入者として捕らえようと現れたのが、イバル連合のハンター・鋏研(はさみとぎ)のクロリクです。連行されそうになった大佐たちを助けるべくシャウトが颯爽と駆けつけ、彼らを解放するためのハンターバトルが勃発します。
訳も分からないままバトルが繰り広げられる世界を目の当たりにしたアギの口から飛び出したのは――「銀河連邦警察がないから治安が終わっています!」というインパクトの強いひと言。物騒な異世界に対するアギの率直すぎる反応には、思わず笑ってしまいました。
挟角(きょうかく)を角醒憑依させ、2本のブレードで戦うクロリク。空間を裂く能力を利用した短距離ワープでシャウトを追い詰める姿からは、ひと筋縄ではいかない強敵としての存在感がしっかりと伝わってきます。対するシャウトと炎角の息ぴったりの攻撃も、非常に見応えがありました。
無事に助けられた大佐とアギは、シャウトたちに人探しのためにこの世界に来たことを説明し、怜慈の写真を見せます。すぐには心当たりを得られなかったシャウトたちですが、“レイジ”という名前に反応。以前、ハンターバトルをしたことがあると大佐に伝えます。
思いがけないところからつながった、親友の手がかり。大佐はすかさず「どこに行けば会える?」と尋ね、怜慈の居場所へとつながる情報を引き出そうとしていました。
時間も次元も超えて、ようやくたどり着いた異世界。そこで出会ったシャウトたちが、怜慈の行方を知る重要な鍵になるかもしれません。大佐とアギの親友探しがここからどう進展していくのか、次回の展開もとても楽しみです!
物語の終盤では、インボカの領主・ウォーランと補佐のヒムロが不穏な動きを見せました。異世界から現れたコスモギャバリオンの存在を察知したふたりは、謎のメカ角獣・ギャバリオンドルベロスを起動します。
バンダイ公式のおもちゃ情報では「DXキエンカク」として紹介されているこのメカ角獣。次回のサブタイトルも『守り抜け!ハンターVS機炎角!』となっており、物語の核となるのは間違いありません。果たしてウォーランたちの真の目的は何なのか、ふたりの暗躍から目が離せません。
次回予告では、この巨大な脅威がイバル連合の城下町へと進軍。迎え撃つ連合のハンターたちですが、かつてない危機はそう簡単には収まりそうにありません。ゲンノウ、バーサー、レイジたちがどう立ち向かうのか。そして、人々を守るために駆けつけるシャウトと炎角。巨大な敵との総力戦に、今からワクワクが止まりません。
さらに、一瞬映ったレイジのハッとした表情にも心を揺さぶられます。親友を追って時空を超えてきた大佐とアギは、いよいよ鉄壁のレイジとの対面を果たすのでしょうか。レイジの見せた表情が再会への驚きを表しているのか、それとも別の意味を持つのか……。長らく待ちわびていた3人の再会が迫っていると思うと、期待で胸が熱くなります。
シャウトと炎角が貫く「自由とエゴ」。そして、時空を超えて再び交わろうとする英雄たちの絆。新たな脅威と劇的な再会の予感に満ちた次回も、一瞬たりとも見逃せません!
来週10月25日㈰ 『#角醒ハンターオメガホーン』 第拾四話「守り抜け!ハンターVS機炎角!」放送📢 目的を明かしたレイジ、 動き出した絶炎角とバトル👊 大佐とアギはシャウト一行と合同作戦🚨 暴走する巨大メカ・機炎角を前に、 ハンター大集結で迎え撃つ📣 https://t.co/cHWTsd2u9C #オメガホーン https://t.co/iGijEGUFlS
— 角醒ハンター オメガホーン/PROJECT R.E.D.シリーズ【東映公式】 (@ProjectRED_Toei) October 18, 2026
[文/五六七 八千代]
