『エンダーのゲーム』初日舞台あいさつレポート

逢坂良太さん、佐藤聡美さん、白石涼子さんの3人が、映画公開の喜びを語る! 『エンダーのゲーム』公開初日舞台あいさつレポート

 2014年1月18日(土)、東京の新宿ピカデリーにおいて、同日公開となったディズニーによる新作SF映画『エンダーのゲーム』の初日舞台挨拶を実施した。

 『エンダーのゲーム』は、1980年代に海外で大きなヒットを飛ばしたSF小説を原作に持つ新作映画だ。日本における本作は、アニメ作品で活躍するキャストを起用しての吹き替え版の製作や、佐藤秀峰さんによるコミカライズに加え、ディズニーとしては初めて「コミックマーケット」でのプロモーションが行われるなど、様々な面で“異例”なアプローチが行われている。そんな本作がついに公開されるとあって、注目度は高まるばかりだ。

 初日舞台挨拶のステージには、吹き替え声優として本作に参加した「エンダー」役の逢坂良太さん、「ペトラ」役の佐藤聡美さん、「ヴァレンタイン」役の白石涼子さんの3名が登壇。本作への思い入れや、公開を迎えての感想などを語ってくれた。

■ 『エンダー』初の「ネタバレOK」舞台挨拶イベントが開幕!

 本作の公開初日とあって、新宿ピカデリー第3シアターの座席は満杯。今回の舞台挨拶は、全国22の劇場で同時中継が行われる中での舞台挨拶という、非常に大きな規模のイベントであるためか、映画の上映が終了した直後の会場は、おごそかな空気に包まれていた。

 そんな中、司会の吉田アナウンサーが登場。場の空気を持ち前の軽いノリで軟化させつつ、舞台挨拶の登壇者である逢坂良太さん、佐藤聡美さん、白石涼子さんをステージへと呼び込んだ。

公開初日を迎えてのコメントを求められた3人は「粛々とした舞台に立つことはあまりないので、ちょっと緊張しています」という逢坂さんのコメントに代表されるように、少々緊張気味な面持ちが見て取れた。3人とも、アニメをメインの活動の場としている声優であるため、一般映画の舞台挨拶といのが初の経験であることが原因らしい。

 しかし、実際にはトークの合間に笑いが入り混じっており「会場全体でイベントを楽しむ」というアニメイベント的な雰囲気は失われてはいなかった。どんな舞台に立っても“声優”という立場は変わらないのだろう。

 また、上記の通り本舞台挨拶は上映後に行われたため、公開されたてホヤホヤな作品の内容についても触れられた。非常に複雑でシビアな(キャラクター同士の)人間関係のもとに成り立っている作品であるため、主人公「エンダー」の中に渦巻く心情や、ヒロインにあたる「ペトラ」が「エンダー」に対して抱く感情など、役者視点でも想像や悩みが絶えないようだ。

 ちなみに白石さんは「ヴァレンタインは姉弟ではあるけど、エンダーのことは愛してますよ!」とハッキリと断言。劇中で言えなかった想いを吐き出すかのごとく、勢い良く「エンダー」への愛を語っていた。劇中における「ヴァレンタイン」を、白石さん視点で見てみると、色々と違ったものが見えてくるかもしれない。

 そして最後には、各人がひと言ずつコメントを残し、舞台挨拶は終了となった。今回はそのコメントを掲載し、本校の締めくくりとしたい。『エンダーのゲーム』に関するコンテンツ展開は、公式サイトにてチェックすることができる。本作に興味を持ったら、まずは公式サイトを観覧してみよう。

逢坂良太さん(エンダー役)
「『エンダーのゲーム』について話す機会があっても、今まではネタバレを気にしながら喋っていたので、この舞台挨拶で(作品の)中身に触れることができてホッとしました。それと同時に、達成感を感じています。何度観ても面白い作品ですので、ぜひ2回3回と劇場に足を運んで楽しんでみてください」

佐藤聡美さん(ペトラ役)
「私としては初めて、外画の吹き替えでメインどころを演じさせてもらった作品なので、思い入れも深くなっています。映画を観たら、原作小説の方も合わせて読んでみると、より楽しいですよ」

白石涼子さん(ヴァレンタイン役)
「やっと公開を迎えられて、本当に嬉しいです。もし、まだ見る予定がないお友達がいたら、ぜひお誘い合わせの上、一緒に観てみてください。その時はぜひ、吹き替え版をお願いします!」

<公開情報>
2014年1月18日(土)全国公開

◆日本のアニメに影響を与えた伝説のストーリー
エンダー・ウィッギンは禁断の“サード(第三子)”として生まれたために、友達もいない孤独な少年時代を過ごしていた。
だが、彼はエンダー(終わらせる者)という名の通り、宇宙戦争を終わらせ地球を滅亡から救う使命を背負っていたのだ。
敵は、独自に進化し圧倒的な軍事力を誇る昆虫型生命体フォーミック。
その第二次侵攻に備え、世界中から選抜された少年戦士たちと共に防衛軍ベースキャンプのバトルスクールに送られた
エンダーは、過酷な訓練によって宇宙で戦うためのあらゆる術を叩き込まれる。たとえ敵であろうと、多くの生命を奪う戦争は許されるのか?…エンダーは強い疑問を抱き苦悩しながらも、驚くべき速さで戦士として頭角を現し、少年戦士たちの指揮官となる。いつ開戦するかもわからない焦燥感と、絶望的なまでの孤独や重圧と戦うエンダーに、最終戦争の時が迫る。
そこには純粋な彼の心を破壊しかねない、衝撃のエンディングが待ち受けていた…。



<STAFF&CAST>
監督:ギャヴィン・フッド/脚本:ギャヴィン・フッド/原作:「エンダーのゲーム」オースン・スコット・カード著
出演:エイサ・バターフィールド ヘイリー・スタインフェルド ベン・キングズレー ヴィオラ・デイヴィス with アビゲイル・ブレスリン and ハリソン・フォード
原題:Ender’s Game
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

◆主な吹替キャスト一覧
エンダー/逢坂良太
ペトラ/佐藤聡美
ヴァレンタイン/白石涼子
ビーン/沢城みゆき
アーライ/桑島法子
ボンソー/内山昂輝
メイザー/麦人
グラッフ/磯部 勉
アンダースン/斉藤貴美子
ダップ/乃村健次
テレサ/田中敦子
シャムラジナガル/大友龍三郎
ジョン/志村知幸
ピーター/阪口周平
ディンク・ミーカー/木村 昴
バーナード/田谷 隼

>>映画『エンダーのゲーム』公式サイト

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