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華族探偵が活躍する『東京探偵姫』収録でメインキャストが意気込..

『東京探偵姫』のドラマCD収録現場を直撃!真堂圭さん、水島大宙さん、木村まどかさん、矢野明日香さんが意気込みを語った!

 『月刊コミックバーズ』にて連載中の人気マンガ『東京探偵姫』は、明治26年の東京市、明治政府の特命機関で優秀なメンバーのみが選ばれる華族探偵の一人、小野沢真央美は華族探偵の女王と称えられる母・小野沢菊枝を目標に、助手の村瀬七緒と様々な事件を解決していく物語であり、沖田総司や土方歳三など実在の人物も登場するパラレルストーリーとミステリーなど魅力満載の作品。

 その作品が昨年秋の舞台化に続き、ドラマCD『東京探偵姫~残光の剣士・沖田総司~』として6月に発売される。その収録が先日、都内スタジオにて行われた。収録後、作品のヒロイン・小野沢真央美役の真堂圭さん、村瀬七緒役の水島大宙さん、氷川小夜子役の木村まどかさん、森下亜梨沙役の矢野明日香さんにインタビュー取材を敢行。ドラマCDの聴きどころや作品にかける意気込みなどを語ってもらった。

 ドラマCDの初回生産分特典としてPV、声優・原作者インタビュー、このイベントの模様など盛りだくさんの映像を収録したスペシャルDVD付き。原作の南原順さんが主宰する劇団ボイスマジックの特設サイトにて4月23日まで予約受付中。今後の展開も楽しみな『東京探偵姫』のドラマCDをぜひ聴いてみよう!


●実際にキャラを演じてみて見えた意外な一面

――収録を終えての感想をお聞かせください

水島大宙さん(村瀬七緒役):先日のイベントでちょっとした寸劇みたいなものはありましたが、今回の収録で七緒君をちゃんと演じるのが初めてでした。だから最初は探り探りで演じるつもりでしたけど、すぐに作品のノリに入っていけたのでしっかり演じられたかなと思います。
 七緒君は一見状況に流されそうに見えるけど、実は芯がしっかりした男の子で。でも真央美ちゃんには振り回されっぱなしでしたが、助手としての役目はちゃんと果たせたかなと思っています。

真堂圭さん(小野沢真央美役):水島さんと同じようにイベントから今回の収録という流れで、「自分が演じる真央美ちゃんがどんなキャラなのかな?」と思っていたら、演じてみるとすごく元気な暴走娘で(笑)。楽しく演じることができました。

木村まどかさん(氷川小夜子役):私は『東京探偵姫』には昨年の舞台公演から関わらせていただいて、今回のCDドラマでもその時と同じ小夜子をやらせていただいています。舞台とCDドラマではキャストさんが変わったり、テンポ感も違うと思うので新鮮な気持ちで小夜子を演じることができました。小夜子はクールな役ですが、内面から出る熱さが随所に感じられる台本だったので、どこまで熱さを出そうか、悩んだし、難しかったです。でもここまで小夜子と向かい合うことができてうれしかったし、これからも長く深く付き合っていけたらいいなと思いました。

矢野明日香さん(森下亜梨沙役):私もまどかさんと同じく昨年の舞台から引き続いて、亜梨沙役を演じさせていただきましたが、自分の中では一度舞台で完結したという想いがあって。ドラマCD化のお話を聞いた時、でき上がった世界をもう一度崩して、再構築することに不安もありましたし、逆に楽しみな気持ちもありました。ただイベントでキャストの皆さんとお会いできたことで安心して収録に臨むことができました。実際、収録も楽しくできてよかったです。


●真央美と七緒の名コンビぶりに注目!

――ご自身が演じるキャラクターをご説明ください

水島さん:七緒は華族探偵である真央美ちゃんの助手という立場です。でもおうちにいる時から生活全般の面倒を見ていて、執事のごとく、使われ……お仕えしています。恩義があって真央美に忠誠を誓っているんですが、割とフレンドリーに接してもらっていると自分では思っています(笑)。直感派の真央美に対して、七緒は堅実な推理をしたり、サポートをしながら事件を解決する役割なんですが、今回もそういう部分がちょこっと見られます。「実はこんな実力を持ってるんですよ!」と後半でポッと出すんですけど、出方が地味なので皆さんに伝わればいいんですが(笑)。他の華族が華麗な花を咲かせるように、僕は枝となって養分を皆さんに提供したいなと思っています。

真堂さん:木村さん・矢野さん:ありがとうございます(笑)。真央美のお母さんの菊枝は有名な探偵で、菊枝に成り代わるくらいの意気込みで探偵業にのめり込んでしまうあまり、突っ走り過ぎたり、よかれと思ってやったことが裏目になったり、すごく残念な子です(笑)。でもまっすぐで素直な女の子なので愛してほしいなと。七緒君とのコンビネーションもバッチリで、レバーを発見しては七緒に引かせたり……。

水島さん:移動からしてサイドカー付き自転車だし(笑)。

真堂さん:コミカルなところも随所に見られますが、機転を働かせて謎を解くシーンもあって、いろいろな魅力が詰まったキャラクターだと思います。

木村さん:小夜子はまだ10代の華族探偵なんですけど、海外生活の経験もあって大人びていて、しっかりした印象があります。いろいろなことを見たり、経験したりしているからこそ、どんな状況になっても楽しむ方向に持っていける子なのかなと思ったので、そんな部分もしっかり出せたらと心がけて演じました。

矢野さん:亜梨沙は、見た目はふわふわかわいくてフランス人形みたいなお嬢様という感じですが、実はああ見えて笑顔で、人の心を突き刺すような怖い子なんじゃないかって思いました(笑)。小夜子さんと一緒にいて会話をすることが多いんですけど、例えば小夜子さんはイライラしているのが表に出ますが、亜梨沙は「そうですわね」と笑いながらも腹の中ではものすごくひどいことを考えているんじゃないかと。

真堂さん:腹黒?(笑)

水島さん:悪い性格だったりして。

木村さん:怖いかも。一番若いのに……。

矢野さん:13歳で最年少の華族探偵らしいんですけど、海外に行くことが多くて、一人で海外へ行かされた時、友達代わりがクマのぬいぐるみで、真央美ちゃんが七緒君と一緒にいるように、亜梨沙はクマのプーちゃんと一緒である時は彼氏、ある時は助手になったりします。あとは意外に三枚目キャラでおもしろいことをさせられるポジションかなと思っています(笑)。


●普段は見えないキャラの一面が見えてくるCD

――自分のキャラの見せ場、聴きどころを教えてください

水島さん:七緒は真央美ちゃんとのセリフのやり取りが軽妙になっているのでそこがおもしろいかなと思います。本当にメリハリがあって、真央美ちゃんに振り回されているところもあれば、二人で事件の解明を目指す時は真剣であうんの呼吸で推理したり、手がかりを発見したり。そんなコンビネーションの良さがちゃんと出ていればいいなと思っているのでそこを聴いてほしいです。

真堂さん:真央美が困ったときや怒って叫ぶ時に彼女独特のギャグが出てくるのがおもしろいと思います。皆さんのツボにはまるかはわかりませんけど(笑)。

木村さん:小夜子に一匹狼的な印象を持っていましたが、亜梨沙ちゃんと一緒にいて何気なく連携している感じが新鮮でした。クールだけど、ちゃんと相手の存在も認める柔軟なところも見ていただけたらいいなと思います。

矢野さん:亜梨沙ちゃんの聴きどころはプーちゃんに一生懸命話しかけているところを聴いてほしいです(笑)。普段、外見はよくしているけど、プーちゃんと話す時は自分の内面と会話しているので幼い部分や彼女の心の深層が見えてきます。そんな部分も聴きとっていただければと思います。


●舞台化・コミック化・CD化の後の展開にも期待!

――最後に皆さんにメッセージをお願いします

矢野さん:この作品の時代背景や設定は私達が体験したことはないけどどこか懐かしく、また東洋文化と西洋文化が融合する歴史の変わり目でワクワク感があります。そんな魅力的な世界観に物語の中のキャラ達と一緒にいるような気分で楽しんでいただけるんじゃないかと思います。すごく壮大な設定で個性的なキャラがそろっているので、今後も第二弾、第三弾と続くことを期待しています。

木村さん:私、歴史が苦手なんですけど、台本や設定を読むと「あれ? これって?」と一つひとつが気になって。それで調べてみると時代背景がわかったり、新しく発見することがあったりして、そんな知識欲を満たしてくれたり、歴史のおもしろさや興味が湧いてくる楽しい作品だと思います。ストーリーや事件の謎解きもおもしろいですが、他にもいろいろ楽しめる要素がいっぱいです。個性的で魅力的なキャラクターがそろっていますので、一人ひとりのキャラの躍動する姿や想いを感じていただければうれしいです。

水島さん:幕末以降の物語で、作品独自のキャラに、土方歳三や沖田総司など歴史上の人物もいるパラレルワールドがおもしろいです。音声作品にも関わらず、色鮮やかで華やかであったり、スピード感のある動きを感じられるのは華族探偵などの華やかなキャラクター達と絶妙な世界観がもたらしているのかなと。そしてキャストも個性豊かな声優陣がそろったことで登場人物の躍動感や物語の彩りを表現できたのだと思います。個人的には真央美ちゃんと七緒の今後の展開にも期待したいところなんですけど……今、真央美さんに鼻で笑われました(笑)。

真堂さん:二人の間にはLOVEはないですよね(笑)。

水島さん:まあ今回、描き切れなかった部分も続編で出てきて、ドラマに深みが出てくればいいなと思います。まずは第一弾を聴いてください。

真堂さん:『東京探偵姫』は様々なキャラクター達が出てきて、人間関係も入り組んでいたり、時代背景もフィクションと現実の境目がわからなくなったり、事件の推理・謎解きなど楽しさがいっぱいある作品です。現在、『コミックバーズ』にてマンガも連載中ですので、この作品に興味を持ってくださった方や、このドラマCDを聴いてくださる前に読んでいただけると一層楽しめると思います。私達キャストも『東京探偵姫』がどんな展開を見せてくれるのか期待しています。


ドラマCD『東京探偵姫~残光の剣士・沖田総司~』
6月発売予定
3,000円(税込)
発売:劇団ボイスマジック
※4月23日まで劇団ボイスマジック公式サイトにて受付中

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