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『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』花輪英司さんインタビュ..

TVアニメ『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』花輪英司さんインタビュー「決まってからも苦労して、いまだに苦労している役です」

 フジテレビのノイタミナ枠ほかにて、現在好評放送中のTVアニメ『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』。よしながふみ先生原作の同名コミックの初アニメ化作品となり、洋菓子店・アンティークを舞台に、財閥会長の孫で万能のオーナー・橘(CV:藤原啓治)、魔性のゲイにして天才パティシエ・小野(CV:三木眞一郎)、元ボクシング世界チャンピオンの見習いパティシエ・神田(CV:宮野真守)、不器用すぎる橘のお目付け役・千影(CV:花輪英司)など、個性派ぞろいの店員たちと店を訪れるお客たちの人間模様が描かれる。

 今回インタビューを行なった花輪英司さんの演じる小早川千影は、オーナー・橘の“側近”としてアンティークに押しかけてきた人物。橘を「若」と呼び、世話役として幼いころから一緒に生活していたが、あまりにも不器用なため逆に橘が千影の世話をしていたという、外見とのギャップの激しさが特徴のひとつだ。そこで花輪さんに、アフレコ収録の感想や演じるキャラクター、作品の魅力などについて語っていただいた。


●1話ではセリフが一言だけ、とても緊張しました

――最初に原作を読まれたときの感想を聞かせてください

花輪英司さん(小早川千影 役):僕は先入観が強すぎてダメになってしまうパターンが多いので、大体は役が決まってから読むんですね。それで原作を読んだときは決まった役に注目して読むというよりは、作品の勢いでどんどん読み進めさせられてしまうというか、お風呂場にも持っていって読んでいました。熱中するとお風呂場でも読んでしまうんです(笑)。最後まで読んだあとに「こういう伏線が張られているんだ」とか、また最初から読んで「このセリフはあそこに繋がるんだ」とか、新しい発見が次々に出てくる作品だなと思いました。昨日も読み返したんですけど「これはこういう事なんだな」って僕なりに改めて気付くことがあって、そういったものが感じられる作品ですね。


――では先入観なしで挑んだ千影役が、実際に決まったときはどうでしたか?

花輪さん:どんな役かなと思っていて、見たときには「ああ、この人か。どうしようかな」と。ああいったタイプの人は難しいんですよね。表現の仕方が特殊といいますか、なかなかつかみどころがないといいますか。僕が普段やっている仕事のものを、そのまま持ってきても通用しない部分が多々ありまして。


――千影は外見に限っていえば、渋くてすごくカッコイイ人なんですけど……

花輪さん:必ず最後に「けど……」がついてしまうんですよね(笑)。だからといって三枚目の線に引きずられると、それはまたキャラクターが変わってしまうんです。


――「あまりにも何もできない」という性格に引っ張られてしまう?

花輪さん:どうしてもそっちが目立ってしまって、でも三枚目の線にとらわれると千影の本質とずれてしまうという難しさがあります。3・4話に登場してアンティークに入りますけど、そこでの役作りは現場にきてから「なるほど」と思わされることが多かったです。やはり自分で持っているものを使わないと表現できない世界ですし、自分なりに表現しつつ、このキャラクターが“小早川千影”だと分かってもらえるかという。そこがとても難しいですし、決まってからも苦労して、いまだに苦労している役ですね。


――演出的な面で監督から指導がありましたか?

花輪さん:技術的な面からは「絵では感情を出しているけど、あまり絵につられすぎず、控えめな感じでいってほしい」とは言われました。ついセリフの勢いでパッと出てしまうんですけど、そこを出してしまうとただの兄ちゃんになってしまうので。難しいところではあるんですけど、高倉健さんみたいなイメージで描かれたと原作者のよしなが先生が言っていたような気がしまして。飲み会の席だったのでちょっと記憶が曖昧なんですけど(笑)、渋さと不器用さが求められるキャラクターだとうかがいました。


――よしなが先生とお会いになられたんですか?

花輪さん:毎回アフレコ収録にいらしてくださるんですよ。


――そのときにアドバイスを受けたりは?

花輪さん:アドバイスというより、収録した話が終わったときにその感想を述べてくださったりとか。この番組が始まるときの打ち入りの席で4人のレギュラーで先生を囲んで聞いてみたんですけど、役に対する先生のイメージをうかがったのはそのときくらいですね。


――千影が「アンティーク」にやってきた3話について、よしなが先生の感想は?

花輪さん:「可愛かったです」と言われました(笑)。千影は1話から出ているんですけど、1話はセリフが一言しかないので。まだキャラクターが固まっていないこともあって、初回が一番緊張しましたね。一言って難しいんですよ。とくに初回ではじめて声を発するキャラクターで、しかも一言で今日は終わりです、という。「どうすればいいの?」って悩んでしまいましたね。


●全員がいい方向に向かう展開がとても好きです

――花輪さんは千影というキャラクターをどのように捉えていますか?

花輪さん:先生がおっしゃったように、可愛い人ですよね。あと女性的な部分があるといいますか、橘が男性的であることに対して、千影は女性的なものを持っている。それを橘もどこかで感じているのかは分からないですけど、そんな2人だから長い間一緒にいられるのかなと思います。


――アンティークの4人は友情や同僚とも違う関係性がありますね。そのなかで千影のポジションというのは?

花輪さん:千影はあくまで橘の側近というところから入り、そこに終始するキャラクターだと思うんですけど。特殊なのは橘だけで、周りにいる小野やエイジは友人という枠組みとして見ているのではなく、千影は誰に対しても同じように接するんですよね。真摯というか、相手を尊重する姿勢があって、見習いたいなと思う部分が多い子ですね。何もできないという部分がありますけど、橘の店にいるからとか、店に来たお客さんだからというわけでもなく、たとえ外で会っても同じように接するからこそ色々な人に好かれていく。一見ぶっきらぼうで話しかけづらいけど、接してみると相手に好感を持たれるのは、そういう部分からきているのではないかなと思います。


――作中で雨のなか小野と踊っていたときには、小野に対して特別な人っぽい接し方をしていましたね

花輪さん:くるくる回転していましたね(笑)。あれはセリフがなかったけど緊張しました。小野の魔性のゲイさ加減にも多少引きずられた面はありますけど、千影は純粋な子なので、それに対して変な疑惑を持たずにスーッといってしまう。小野の魔性プラス千影の純粋さがあってこそのシーンなのかなと思います。あそこにいたるシーンと、その後のシーンは本当に難しかったです。


――ちなみに花輪さん自身、甘い物はお好きですか?

花輪さん:好きですね。実は六本木の鎧塚先生のお店に行って来たんですよ。先日いただいたケーキがあまりにも美味しかったので、これは自分でも行かねばなるまいと思って。ジャンルにとらわれずに好きなので、和菓子も好きですよ。ついさっきも雑誌で京都の和菓子屋さんを見つけて、行きたいなと思っているんですけど(笑)。
和菓子も洋菓子とは違った美しさがあるじゃないですか。洋菓子には洋菓子の派手さがあるといいますか、そういった違いが見た目にも面白いのも、僕がお菓子を好きなところです。(※「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフ・鎧塚俊彦氏。作品のスイーツプロデューサーでもある)


――千影のように見た目とのギャップを指摘されたりは?

花輪さん:「意外と適当なんですね」と言われることはあります(笑)。ただ見抜く方はいるみたいで、血液型の話になって「O型です」って言うと、男性には「A型っぽいよね」とか言う人が多いんですけど、女性には「やっぱりね」と言われたり。あと甘いものが好きだと言うと驚かれたりすることもありますね。お酒はお付き合い程度で、クリスマスとかお祝い事でワインで乾杯するときは、一応お祝いだからって一口飲んでも「やっぱりダメだ」って。だからクリスマスはシャンメリーですね(笑)。基本的には飲まないので、こんなところでも(橘役の)藤原さんとは真逆です。


――これから本編のドラマも盛り上がっていくと思いますが、千影としてはどんな見所がありますか?

花輪さん:僕が好きな話でもあるんですけど、デパ地下で小野と2人で頑張っていくところ。どうしていいか分からないなかで、小野にリードされていく加減が好きなんです。シチュエーションが好きなんですね、諸事情で橘がいなくなってしまって、橘以外の人に頑張らせてもらうところが。あとは、でこちゃん(楓子)が登場する話。千影の過去ともう少し深い本質的な部分が出てくる話なので収録しているときも、いざ本番を演じてみて「こういう人なんだな」ということを感じられた話なので、とくに思い入れがあります。ラストに向けて千影だけでなく「アンティーク」の4人が、大きく変化するわけでなないですけど、心の持ちようが変わっていくという流れが僕は好きなんですよ。全員いい方向へ向かっていく感じがとても好きです。


――最後にファンの方へメッセージをお願いします

花輪さん:週に1回TVアニメを見ていただいて、DVDで改めて見直してもまた新しい見方ができる作品だと思います。ぜひ1回とは言わずに、2回3回と楽しんでいただけたらと思います。物語のなかでキャラクターたちがどう変わっていくかがより分かっていただけるように、これから先の演技も頑張りたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。


TVアニメーション『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』
フジテレビ“ノイタミナ”他にて毎週木曜日24:45から好評放送中

<スタッフ>
原作:よしながふみ(「西洋骨董洋菓子店」/新書館刊)
監督:奥村よしあき
脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:内野明雄
美術監督:島村達雄(白組)
音響監督:早瀬博雪
アニメーション制作:日本アニメーション+白組
制作協力:シナジーSP
スイーツプロデュース:鎧塚俊彦(「Toshi Yoroizuka」オーナーシェフ)

OPテーマ&EDテーマ:CHEMISTRY「Life goes on」(デフスターレコーズ)

<キャスト>
橘 圭一郎:藤原啓治
小野裕介:三木眞一郎
神田エイジ:宮野真守
小早川 千影:花輪英司
榊 楓子:河西智美(AKB48)


DVD『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』【初回限定生産版】
本編68分(各巻)/片面2層/16:9/スクイーズ/日本語リニアPCM ステレオ(一部ドルビー・デジタル)
全12話4巻
価格:各巻5,985円(税込)

※初回限定生産版は、よしながふみ先生描き下ろし外箱付き、各巻にキャストインタビュー、ノンテロップOP&ED、プロモーション映像集などの豪華映像を収録予定。

初回限定生産版 第1巻 2008年11月26日発売 1~3話収録
【封入特典】ドラマCD(予定)

初回限定生産版 第2巻 2008年12月24日発売 4~6話収録
初回限定生産版 第3巻 2009年1月21日発売 7~9話収録
初回限定生産版 第4巻 2009年2月25日発売 10~12話収録

(C)よしながふみ/新書館

(C)よしながふみ/新書館

(C)よしながふみ・新書館 / 西洋骨董洋菓子店製作委員会

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