
秋アニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』ディオス役・小笠原仁さんインタビュー「ディオスは謀略と狡猾さに満ちた糸目エルフに見せかけた妹愛猪突猛進グッドガイです。いやグッドかは分かりませんが」【連載10】
シリーズ累計187万部(漫画、電子含む)を突破するファンタジー小説『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』がTVアニメ化。2025年10月3日よりTOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ・MBS・CTV・AT-Xほかにて放送中です。
本作は、“武闘派公爵令嬢”スカーレットによる痛快ファンタジー。第9話では、目覚めたスカーレットがパルミヤ教のスパイであったディオスをぶっ飛ばします。そんなディオスの本当の目的は、妹のディアナを守ることでした。
アニメイトタイムズでは、本作の見どころをキャスト・スタッフに聞くインタビュー連載を実施! 連載第10回目は、ディオス役・小笠原仁さんに、第9話を振り返っていただきつつ、今後の見どころについても語ってもらいました。
ディオスを演じるうえで必要以上にうさん臭くしないよう心掛けました
──ディオスがディアナの兄だということが分かった第9話。第9話のストーリー・アフレコで印象に残っていることをお聞かせください。
ディオス役・小笠原仁さん(以下、小笠原):「怪しい→怪しい?→怪しい!→!?」の流れに本当に笑いました。と見せかけて実は……の着地点としてかなりパワータイプというか。「え? 俺の妹超絶可愛くね?」を他キャスト様方に見守られながら何テイクも重ねたのがとても印象に残っています。ディオス的にはいちばんの緩和シーンだったのに、いちばん緊張しました……!
──演じるディオスの紹介と併せて、魅力に感じている点を教えてください。
小笠原:最愛の妹のためならば善性をおざなりにする事をいとわない、謀略と狡猾さに満ちた糸目エルフに見せかけた妹愛猪突猛進グッドガイです。いやグッドかは分かりませんが、ともかくそういった行動原理だけ見れば、ある種真っすぐなところがすごく好ましいなと思います。グッドかは分かりませんが。
──ディオスを演じるうえで意識している点はありますか? どんなディレクションがあったのかを含めてお話いただければと思います。
小笠原:必要以上にうさん臭くしないよう心掛けました。変にフィクサー感を出さないというか。妹のためなら悪をよしとする動きもする彼ですが、決して悪人ではないということが伝わったらいいなと大切に演じさせていただきました。はじめの方はどうしても怪しさが前に出てしまい、何度かディレクションで導いていただいている中で、自分の根暗な人間性を恨んでいたのを覚えています。


























