『ひぐらしのなく頃に 誓』初日記念舞台挨拶レポート!

前作の謎が明らかに!『ひぐらしのなく頃に 誓』が全国劇場公開で初日記念舞台挨拶が池袋シネマサンシャインほかで開催!

 竜騎士07氏原作の『ひぐらしのなく頃に』の実写映画第二弾『ひぐらしのなく頃に 誓』が4月18日から全国の劇場にて公開スタート。公開初日となる4月18日、東京・池袋シネマサンシャインにて舞台あいさつが行われた。

 『ひぐらしのなく頃に』は竜騎士07氏による原作ゲームが同人シーンで人気となり、その後メディア展開。アニメはTVシリーズを経て現在OVA版が好評リリース中。さらにコンシューマーゲーム化なども果たし、昨年、待望の実写映画化。映画『ひぐらしのなく頃に』は従来のファンにとどまらない支持で好評を博した。そして、昨年の実写映画化に続き、第二弾となる『ひぐらしのなく頃に 誓』が完成。4月18日から全国劇場にて公開が始まった。
 公開初日となる4月18日、東京・池袋シネマサンシャインにて舞台挨拶が行われ、圭一役の前田公輝さん、レナ役の松山愛里さん、魅音役の飛鳥凛さん、梨花役のあいかさん、沙都子役の小野恵令奈さん(AKB48)、原作の竜騎士07氏、及川中監督が登場した。劇場の立見が出るほどの大盛況ぶりに全員感激しつつ、続編の喜びや撮影後の充実感などを語った。


●『ひぐらしのなく頃に』の実写映画待望の続編

 原作は社会現象にもなるほどの大人気作であり、その後もアニメ化、ゲーム化、コミック化、ドラマCD化など様々なメディアミックス展開を繰り広げてきた。そして昨年の実写映画化も大成功し、早くから続編が期待されていたこともあり、立ち見も出るほどの満員のお客さんと、多くのマスコミ各社が劇場に駆けつけた。
 1回目の上演終了後に司会の方がステージに現れ、「皆さん、映画を観終わった後ですが楽しんでいただけましたでしょうか?」と問いかけると場内から大きな拍手が起こった。そしてこの日のゲスト、圭一役の前田公輝さん、レナ役の松山愛里さん、魅音役の飛鳥凛さん、梨花役のあいかさん、沙都子役の小野恵令奈さん(AKB48)、原作の竜騎士07氏、及川中監督が舞台に登場した。大きな拍手と声援の中、劇場を見渡し、あまりの盛況ぶりに登壇者の皆さんは驚きと喜びの表情に。そんななか、まずは一人ずつ挨拶。


●前作よりもあらゆる面でパワーアップ

 「圭一とのギャップを出そうとしてこんな髪形にしてみました(笑)。僕にとって得たものが大きな作品なので、こんなにたくさんの方に集まっていただきうれしく思っています」(前田さん)、「今回は友情と絆がテーマになっていて、それぞれのキャラクターの心情も伝わったんじゃないかなと思います。怖い部分も前回よりパワーアップしてまして、レナがのどをかきむしるシーンは自分でもゾッとしました(笑)」(松山さん)、「この作品でもう一度、皆さんと一緒にこうして舞台あいさつをすることができてとてもうれしいです。魅音は前作よりも大人っぽくなって、レナを守ろうとする気持ちが大きくなったと思います。見終わった後に涙が出るような友情を描いた素敵な作品になりました」(飛鳥さん)、「各キャラクターが濃くて、それぞれいろいろな意味ですごいことになっています。怖いシーンなどでは私も鳥肌が立ったりしましたが、なんとか大丈夫でした(笑)」(あいかさん)。


●難しいテーマを見事に表現したスタッフ、キャスト

 「前作を観ていただいた方にはおわかりになっていただけたと思いますが、今回のほうが監督の演出、私達の演技、音響や視覚効果などあらゆる面でパワーアップしています。個人的には前回よりも出番がいただけたのでそこも注目してください(笑)。今日、観ていただいた方もまた観に来てください!」(小野さん)、「前回の舞台あいさつが最初で最後と思っていたので今日は緊張しています(笑)。今回、非常に難しいテーマだったんですけど、監督はじめ皆さんのメッセージが伝わるような演技は、原作者としてうれしい限りです」(竜騎士07氏)、「映画館で作品を観ていただけることは我々にとって一番幸せなことなので今日、来てくださった皆さんに感謝しています。我々がおもしろい作品を作ろうと一生懸命頑張ったことや想いが伝わったらうれしいです」(及川監督)


●見どころは屋根の上での決闘シーン

 そして司会の方からの質問に答えていった。圭一を演じた感想について前田さんは「今回はあまり追い込まれないで説得するほうだったんですけど、かなり楽しくわいわいやれました。今回の圭一は熱くて、自分に近いかなと思います。あと前作よりは寝れたかなと(笑)。ロケは規則的に朝起きて、夜寝る感じだったんですが1日長い空き時間があったことがあり、でも習慣で6時頃に起きてしまい、DSでずっと『ポケモン』をやってました(笑)」。

 松山さんは豹変するレナを演じたがその感想は「前作でも豹変しましたが、最初のほうにみんなとわいわい楽しいシーンがあったのでよかったんですけど、今回はそういうシーンもなく、最初から精神的に落ちていたので撮影期間中は大変でした。でも豹変して、どんどん疑心暗鬼になって落ちていく過程でちょっとでも違いを出せたらと自分なりに考えて演じました」。また気に入っているシーンを聞かれ、「屋根の上の決闘シーンです。すごく苦労して撮影したので撮影後は充実感がありましたが、でき上がったフィルムで観た時も感動しました。あとうじ虫が足をはうシーンは足しか映っていませんでしたが顔はすごいことになっていて。頑張りました(笑)」と語った。


●撮影現場では様々な超常現象も

 飛鳥さんは「続編が決まった時は同じ場所で、同じ皆さんとの撮影だったのですごく楽しみで。撮影が始まるとやっぱり楽しくて。でも自然なシーンやアドリブを要求されるシンなど難しくて、悩むこともありましたが魅音を自分なりに演じられたと思うし、『ひぐらし』の世界の中にどっぷりつかれたかなと思います」

 あいかさんは神秘的な巫女役を演じたが「私、普段から学校などで不思議な子というイメージがあって、自分自身でも変わっていると思うので、素を活かしつつ、自然体でありのまま、あとは背筋をピンと伸ばすことだけ意識して演じました」

 小野さんは「前作の公開直後に『続編やりたいね』とみんなで話していたので、決まった時は本当にうれしかったです。でも『何編になるんだろう?』と思っていましたが、映画のためのストーリーということで気合も入りました」と感想を話してくれた後、撮影エピソードも披露。「1カ月間長野で撮影していたんですが様々な怪奇現象が起こりました。前作では愛里ちゃんと凛ちゃんがおばけを見たらしいんですけど、私はそんなこともなく。でも今回、たまたまあいかちゃんと二人しか宿泊施設にいなかった時、あいかちゃんがコインランドリーで女の人が立っていると。それで見に行ったら洗濯機の重い扉が突然閉まって怖い思いをしました。あれは絶対、怪奇現象です(笑)」。


●次回作は映像化しやすい表現で(笑)

 竜騎士07氏は映画を観た印象を「私は原作者の立場なのでダムのゴミ山の上で激しく戦うとか、うじ虫がはうと書くのはすごく簡単なんですけど、演じる皆さんにとってはたまったもんじゃないですね(笑)。将来、次の作品を書く時は皆さんにやさしい作品を書こうと思いました。でも今、書いてる作品は全然やさしくないんですが(笑)。屋根の上の決闘のシーンは映像で観ても迫力がありますが、私は現場で観たら実際よりも高く感じて。上がるだけでも怖いのによくあそこで戦うなんて原稿書いて申し訳ないなと。今度は東京タワーの上で戦うシーンを書きたいです(笑)」とジョークを交えながらもリアルで迫力ある映像に満足そうだった。
 「この作品では雛見沢の少年少女達の心の問題を描いています。もしよろしければ友達を誘って観に来てくださったらうれしいです。今日は本当にありがとうございました」と来場者への感謝の言葉で舞台あいさつは終わった。

 『ひぐらしのなく頃に 誓』は前作『ひぐらしのなく頃に』の解決編にあたり、前作では残された多くの謎が解明されていく。映像化が難しいとされていたシーンも実現。また迫力あるシーン、恐ろしいシーンはパワーアップし、ラストまで手に汗握る展開が続く。そして感動のラスト。作品とこの映画のメッセージは今だからこそ、多くの人に感じてほしい大切なこと。もちろんエンターテイメントとしても素晴らしい作品なので、原作ファンだけでなく、たくさんの人に観ていただきたい。

 『ひぐらしのなく頃に 誓』は4月18日より池袋シネマサンシャイン、渋谷シアターTSUTAYA、シネマート新宿ほか全国公開中!

(C)2009竜騎士07/オヤシロさまパートナーズ

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