2年ぶり開催『STARCHILD FESTIVAL 2009..

STARCHILDレーベルの作品とアーティストが一堂に会するビッグイベント『STARCHILD FESTIVAL 2009・spring』が2年ぶりに開催!イベントレポート(その2)

 STARCHILDレーベルの作品とアーティストが一堂に会するビッグイベント、『STARCHILD FESTIVAL』。大成功にうちに終わった前回開催から約2年ぶりとなる4月12日、場所も前回と同じ東京・NHKホールにて『STARCHILD FESTIVAL 2009・spring』が開催された。注目作品の出演者によるトーク、アーティストのステージ、そしてサプライズの連続だったイベントの模様をレポートする。

⇒前編はコチラ

●アフレコ初挑戦の二人が奮闘した『屍姫 玄』

 3番目のステージは『屍姫 玄』。まずは7月8日発売予定の『屍姫 玄』DVD第三巻に収録される、1話から26話までをまとめたダイジェスト映像を特別上映。その後、眞姫那役の秋山奈々さんと旺里役の羽染達也さんがステージに登場。「アフレコが初めてだったので不安もあったので、無事に最終回を迎えられてホッとしてます。でもスタジオに向かうのが習慣になっていたので、それがなくなってしまいちょっと寂しいです」(羽柴さん)、「すごく緊張して、お芝居をすることが怖くなってしまったこともありました。不安もありましたが、共演者の方やスタッフの皆さんのおかげで、最後まで演じることができました」(秋山さん)。

 吉田さんから、眞姫那の契約僧である景世役の藤原(啓治)さんの話題が出ると「初めてお会いした時から優しそうな方だと思ってました」と答える秋山さんに、「そういうのは奇特な方です」とすかさず三重野さんが突っ込む。羽柴さんは「『(クレヨン)しんちゃん』の人だと思ってました(笑)」。


●『屍姫』の新展開に注目!

 ここで秋山さんが、眞姫那の衣装を着て撮影中の写真が映し出された。8月5日発売の『屍姫 玄』DVD第四巻にはガイナックス制作、秋山さん出演のイメージソングのプロモーション映像が収録されることが発表された。また同じく四巻に収録される、眞姫那達のSDキャラが登場する『屍姫ぷちっと』の映像も公開されるなど、今後の展開に期待を抱かせるニュースが発表された。

 最後に羽柴さんは「本編は終わりましたが、DVDのリリースは続きます。秋山さんのセーラー姿も期待してください(笑)」、秋山さんは「この作品に出会ってたくさんのことを学べました。TVアニメは終わりましたが、今後もいろいろな展開がありますのでお見逃しのないように!」とあいさつしてステージを後にした。


●林原さんはビデオメッセージで『スレイヤーズEVOLUTION-R』をPR

 4つ目の作品は『スレイヤーズEVOLUTION-R』。主人公・リナ役を演じ、OP曲&ED曲も歌う林原めぐみさんからのビデオメッセージが届いた。吉田さんからの紹介で映像が流れると、OP曲「Front breaking」の宣伝ポスターに穴を開けてこちらをのぞく人が。その主から「林原めぐみです!」の声が発せられる場内は大爆笑。「OP曲のポスターの絵をそのまま、再現してみました」と話すと、ポスターの小さな穴を引き裂いてのサプライズ登場!

 そして、最終回を見られなかった人のためにダイジェストバージョンを流した。リナと仲間達の迫力のある戦いとその結末を、会場も固唾をのんで見守る。その後、最終回に「Give a reason」が流れたことへの想い、最終回用のED曲については、林原さんがパーソナリティを務める番組の告知原稿で初めて知ったこと、ポコタの気持ちと『スレイヤーズ』ファンへの想いを詞に込めたことなどのエピソードを語った。また『スレイヤーズEVOLUTION-R』のDVD全巻購入特典となるCDにはドラマが収録され、リナがメイドに扮しているとのこと。ファンには楽しみな内容になりそうだ。


●『アスラクライン』と『夏のあらし!』の対決に板ばさみの野中さん

 5つ目のコーナーは、春の新番組『アスラクライン』と『夏のあらし!』のPRバトルコーナー。某料理番組風(?)の聴き慣れた荘厳なテーマにのって、『アスラクライン』からは、智春役の入野自由さん、操緒役の戸松遥さん、奏役の野中藍さんが。『夏のあらし!』からは、小夜子役の白石涼子さん、一役の三瓶由布子さん、潤役の小見川千明さんが、それぞれステージに登場。メンバーの自己紹介が終わると、吉田さんから「“この人、こっちなの?”と思っている方、いますよね?」とコメントが。

 実は野中さんは“やよゐ役”で『夏のあらし!』にも出演している。「今回は『アスラクライン』チームで頑張ります!」と答える野中さんに、「こっちのスパイじゃないんですか?」と三瓶さんの鋭いジャブが炸裂。何か不穏な空気が流れる中、勝者チームへの賞品が発表。宣伝タイムと豪華打ち入りお食事券と聞き、がぜんやる気が出る一同。


●キャラ説明からお互い探り合い

 対戦は、お互いの作品に関する問題を出し合い、正解数が多いほうが勝ちというもの。野中さん擁する『アスラクライン』チームが有利なはずだが……。

 ヒントとして両作品のOP映像を見て、自身が演じるキャラクターを紹介した。まずは『アスラクライン』から。
「智春は普通の高校生で、普通じゃないことといえば、操緒が背後霊みたいにいることです」(入野さん)、「操緒は幽霊です。ワケありなんですけど、細かいことはのちのちわかるでしょう」(戸松さん)、「奏は悪魔です。智春君とはクラスメイトでありつつ、彼を守ります」(野中さん)。

 続く『夏のあらし!』でトップバッターの白石さんが「小夜子は幽霊です。だけどワケありで……高校生なんだけどそうでなく……のちのちストーリーで」と戸松さんとかぶるようなコメント。それに対して『アスラクライン』チームからはブーイングが。そこで「一ちゃんと通じ合っていて。誰かと通じて過去に行く力をも持っています」と付け加えた。三瓶さんは「一ちゃんは中学生の男の子で、メガネをかけて麦わら帽子をかぶっています。猪突猛進なタイプです」と最小限で終わる。小見川さんは「潤には秘密がありまして……」と話し始めるとあわてて全員で止める一幕も。ちなみにやよゐについて野中さんは「今のところ、出番があまりなくて、Cパート要員です。堀江さん演じる加奈子と頑張っています」。


●恐るべき破壊力の“最終兵器”が大活躍!

 入野さんが『夏のあらし!』の1話を見ていたことも判明し、いよいよ有利な『アスラクライン』チーム。作品のキャッチコピーや作品内のセリフなどについて出題されていくと、必ず最初に大きくボケた答えを書いた後、下に小さく本命の答えを書く入野さん。ボケ回答が目立つ戸松さんなど、それぞれ面白い解答で場内を沸かせていたが、小見川さんの破壊的な答えの数々には、他の5人も影が薄くなってしまう。三重野さんは「彼女は危険です」、吉田さんからも「その答えは早く消してください」とうながされるシーンもあり、『夏のあらし!』チームいわく“最終兵器”ぶりを発揮した。最終結果は4対4のドローだった。しかし野中さんがいたのに勝てなかった『アスラクライン』チームの負けという裁定が下った。

 『夏のあらし!』チームは3人でフリップも書く用意周到さで、作品の魅力、白石さんが歌うED曲などをしっかりアピール。負けた『アスラクライン』チームにも10秒間のPRタイムが与えられたが魅力を伝えることはできず、賞品もファーストフードのクーポン券が渡された。吉田さんから「野中さんも呼んで上げてくださいね」と助け船を出されたが、「行きにくいよ~」と苦笑いの野中さん。最後は「両作品でやったらどうですか?」という提案で一件落着。


●『かなめも』のキャスト発表、そしてサプライズ

 作品コーナーも終わりかと思ったら、吉田さんから「夏に始まる新番組『かなめも』の最新情報をお送りします」という言葉と共に、メインキャスト7名が発表された。スクリーンにはキャラの設定画とキャスト名が書かれた画面が続々と映し出される。中町かな役の豊崎愛生さん、東ひなた役の喜多村英梨さん、西田はるか役の堀江由衣さん、久地院美華役の釘宮理恵さん、天野咲妃役の水原薫さん、北岡ゆめ役の広橋涼さん、南ゆうき役の遠藤綾さん。1名ずつ名前が挙がるたびに歓声と拍手が起こった。

 観客の興奮も冷めない状況の中で、豊崎愛生さん、堀江由衣さん、釘宮理恵さん、喜多村英梨さんの4人がステージに登場するサプライズにお客さんも大喜び。ここで作品のキャラの説明と意気込みを語ることに。


●作品同様に明るく楽しいキャスト陣に期待

 豊崎さんは「『とらドラ!』二期じゃないですよ(笑)」のひと言で笑いをとりつつ、「私が演じるかなちゃんは新聞専売所に住み込みで働く女の子です。原作がとっても魅力的なので、かわいく演じられるように頑張ります!」。

 喜多村さんは「たくさん女の子が出てくる中で、みんなマイペースさがあっておもしろいんじゃないかなと思います。私が演じるひなたは三度の飯よりお金が大好きという役で……あっ、堀江さんじゃないですよ(笑)。見た目もボーイッシュでムードメーカー的な存在になるんじゃないかなと。待望のボクっ子なのでうれしいです」と笑いをとる。

 堀江さんは「私はみんなよりちょっと年上のはるかさんを演じさせていただきます。作品の世界観はほんわかしてるけど、みんなのキャラの毒のある部分が出てきて、いいスパイスになっているんじゃないかなと思います。おもしろそうなので今から演じるのを楽しみにしてます」と話す。吉田さんから「(キャラクターが)7歳から15歳の女の子が好きなそうですが?」とフリがあり、「私は12歳から25歳までが好きです」と答える。思わず三重野さんから「ほっちゃん、大丈夫?」と心配されていた。

 釘宮さんは「美華はお嬢様で、かなちゃん達がいる新聞専売所のライバル会社に勤めています。女の子はやさしければいいです。お金もそこそこで(笑)」と堀江さんと対比したようなコメントで笑いを誘った。スタート前から楽しい雰囲気のキャストを見ると、夏のスタートが待ちきれない。ここで作品コーナーの第一部が終了した。(続く)

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