この夏を賑わせた『GUNDAM BIG EXPO』会場レポート

30年の歳月が産み出した歴史に圧倒され、未来に期待を抱くこの空間──『ガンダム』シリーズ30周年の祭典『GUNDAM BIG EXPO』会場レポート

 1979年に誕生して以来、今なお絶大な支持を集め続ける『機動戦士ガンダム』。そしてその世界観を受け継いだ数々の作品群。そのコンテンツは、元祖となるTVアニメをはじめ、小説、コミックス、プラモデル、ゲームにと、あらゆる分野に裾野を広げ、そのたびに多くのファンを獲得してきた。

 そんなガンダム30周年の歴史を網羅した集大成的イベント、『GUNDAM BIG EXPO』が、2009年8月21、22、23日、お台場・東京ビッグサイトにて華々しく行われた。

 会場には、ガンダム各作品のストーリーを楽しみながら閲覧できるコーナーや、各種ゲームの体験コーナー、会場限定商品を購入できる物販スペースなど、ファン垂涎のコーナーがいっぱい。また、大人気キャストやスタッフによるステージイベントも行われ、ファンを喜ばせていた。

 まさに、ガンダムのあらゆる楽しみが勢ぞろいした、このイベント。連日多くのファンが会場を訪れ、華やかな会場をよりいっそうにぎやかなものにしていた。

 今回は、この『GUNDAM BIG EXPO』の会場の様子を中心に、レポートしていこう。


●肌で目で!楽しめるガンダム!!

 ガンダムの歴史の全てが詰まった今回のイベント。まず驚かされるのが、ガンダムをテーマとした商品がいかに長く、そしてさまざまな形で展開されてきたかという事実だろう。

 「ガンダムのパイロットになる!」という、多くのファンの子供時代の夢の集大成ともいえるドームスクリーン式戦術チーム大戦ゲーム『機動戦士ガンダム 戦場の絆』をはじめとする多くのゲーム、大人気のカードゲーム『GUNDAM WAR』など、多くのコンテンツがそろい踏みした様子は壮観ですらある。

 会場には、これらを直接体験できる『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』Premium Dogfight’09公式予選大会、『BB戦士三国伝』プラモデル教室、『GUNDAM WAR』BIG WAVE’09夏など、各種大会や体験会も充実。多くのファンを喜ばせた。

 また会場限定のプラモデルやDVD、さらにはTシャツなどのグッズも数多く販売。こちらも大きな賑わいを見せている。

(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・毎日放送

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●なつかしのアイテムがそろい踏み! 

 こうした各種コンテンツの中でも、特に重要かつ長い歴史を持つのが“ガンプラ”の愛称で親しまれ続けるプラモデルだろう。こちらは、1980年から販売開始となった初代ガンダムのシリーズに始まり、現在のHGUC、MG、PGといった宇宙世紀を扱ったモデル。さらには90年代、2000年代のガンダムシリーズのモデルまで、各種プラモデルが展示され、その進化の歴史をファンに見せつけていた。

 また、TVアニメーションとしてのガンダムが、インターバルを置いていた時期に、少年たちをガンダムの世界に引き込んできた、『SDガンダム』のブースも忘れることができないだろう。こちらでは、ファミリーコンピューターで一世を風靡した『SDガンダム ガチャポン戦士』や、映像作品、さらに最新のコンテンツである『BB戦士三国伝』のプラモデルを展示し、注目を集めていた。

 一方、1980年代のファミコンブームから一気にコンテンツを増やしていった、TVゲームの歴史も侮れない。こちらは1986年に発売し斬新なシステムで話題を集めた『機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル』から、各種ゲーム機で人気の最新ゲームの数々まで、ソフト自体からゲームのデモまで公開。こちらも多くの人が足を止め、お気に入りのゲームやなつかしのゲームの画面に見入っていた。


●あの名シーンが立体に! アニメーションヒストリーゾーン

 そして、ガンダムシリーズの歴史の深さを最も感じさせてくれるのは、なんといっても『アニメーションヒストリーゾーン』だろう。初代『機動戦士ガンダム』から、最新TVアニメ『機動戦士ガンダム00』、そして注目の『機動戦士ガンダムUC』までの設定画や、劇中で使われたセル画、プラモデルなどを展示し、ガンダム未経験の人にもそれぞれの歴史が分かりやすく解説されているブースなのだ。

 特に『機動戦士ガンダム』企画段階のガンダムとして設定された大河原邦男さんの手による“黒いロボット”、安彦良和さん原案のガンキャノンなどの生原画は、古くからのファンには、たまらないものだったのではないだろうか。

 さらにこのブースで注目なのは、各作品の名シーンや名モビルスーツをかたどった大型フィギュア、各種ジオラマの展示だろう。『機動戦士ガンダム』第1話をかたどったジオラマに始まった展示は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』におけるアムロとシャアの宿命の対決を描いたもの、多くのファンにトラウマを残した『機動戦士Vガンダム』のバイク戦艦アドラステアを中心としたジオラマなど盛りだくさん。さらにまるで天使のようなたたずまいのウイングガンダムゼロ(『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』)やガンダムエクシア(『機動戦士ガンダム00』)の1分の1立像、∀ガンダム(『∀ガンダム』)の2分の1サイズの頭像、ゴッドガンダムとマスターガンダムの師弟対決(『機動武闘伝Gガンダム』まで多岐にわたる展示がなされている。

 特に『機動戦士ガンダム00』のガンダムエクシアは、バックライトを使った演出により、“トランザム”状態を再現できるようになっていたのである。また、最新作『機動戦士ガンダムUC』において、主人公バナージ・リンクスが駆るユニコーンガンダムも、デストロイモードで展示、こちらもファンの関心を集めている。

 このように、ステージイベントのみにとどまらず、多くの魅力的なブースでファンを楽しませた『GUNDAM BIG EXPO』。30周年となった今年の開催にとどまらず、末永い開催をファンとしては期待したいものである。

>>ガンダム30周年記念サイト


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