話題ブログが生で!アニメメーカー横断宣伝マン生ブログ!開催

「アニメメーカー横断宣伝マン生ブログ!」が法政大学で開催!話題の宣伝マンブログをトークライブ化で豪華メンバー勢ぞろい!これはある意味快挙!!その注目の内容とは――!?

 2009年11月2日、東京の法政大学(市谷キャンパス)にて行われた「第62回自主法政祭」内イベントとして、「アニメメーカー横断宣伝マン生ブログ!」と題したトークショーが開催された。

 これは、昨年よりスタートしたブログ「アニメメーカー横断宣伝マンブログ」をトークライブ化したもの。11月2日現在で、アニメメーカー10社が参加し、各宣伝担当者が、最新情報や裏話をつづっているブログなのだ。アニメメーカーの宣伝といえば、チラシ作りや、アニメ雑誌の記事手配、イベントの企画等、映像以外でみんなの目に触れるものを担当するのがお仕事だ。それがこの日、表舞台に立ち、みんなの疑問に直接答えてくれたのだ。

 会場には、高橋祐馬さん(アニプレックス)を司会に、石原良一さん、野島鉄平さん(ポニーキャニオン)、巻口容子さん(ティー・オーエンタテインメント)、佐藤寛さん(フロンティアワークス)、廣岡祐次さん(バンダイビジュアル)、鶴岡信哉さん(メディアファクトリー)、橋本淳子さん(スターチャイルドレコード)、JUMBO齋藤さん(エイベックス・エンタテインメント)、長谷川朋子さん(マーベラスエンターテイメント)が登場。“どうして『ボトムズ』の新作が作られたの?”“女性がアニメ業界で生き残るには?”“初めて宣伝をやった時の思い出は?”等々の質問が寄せられ、宣伝マン達も生でしか話せないようなトークを続出。興味深い裏話の連続で観客達も大ウケであった。


●宣伝マンがダイレクトにあなたの疑問を解決!

 会場には、司会の高橋祐馬さん(アニプレックス)に続いて、各社の宣伝担当が勢ぞろい。トークのお題となる寄せられた質問の内容は、ピンポイントに一つの作品への質問や、アニメ業界でのお仕事ついての疑問等、様々であった。

 中でも“何故今、『装甲騎兵ボトムズ』の新シリーズを始めたのでしょうか?”という質問には、直接の担当である廣岡祐次さん(バンダイビジュアル)が答えてくれた。「主人公1人で、これだけ長くやれるタイトルってないと思うんです。そういうコンテンツを大事にしよう、途切れさせないようにしようということなんです。だから、映画をやったり、OVAを始めたりしています」とのことだ。


●女性がアニメ業界と生き抜くために!

 また、3人の女性宣伝マンには“女性の方が、アニメ業界で生き抜くために意識していることは何でしょうか?”という質問が寄せられた。橋本淳子さん(スターチャイルドレコード)曰く「オンとオフの切り替えができればいいと思いますね。例えば、風邪をひいている時に無理してやるよりも、今日は帰る!ってしたほうが、ストレスがたまらないと思います。あと女性の方にアドバイスとしては、時間の遅くなる仕事もあるので、お肌の手入れは今の内からやっておいてください(笑)!」とのこと。そして長谷川朋子さん(マーベラスエンターテイメント)は「“オッパイ”とか“パンツ”を、電話で言うことです!。某雑誌の版権絵打ち合わせ等で、“ここまではできるけど、これ以上はのパンチラは無理です”とかですね。若い女性には抵抗があるかもしれません。私も、1年目、2年目の頃は悩みましたね。今はもう平気ですよ(笑)」と話してくれた。最後に巻口容子さん(ティー・オーエンタテインメント)も「やはり私も、某雑誌との電話で“○○出てるじゃん”って言ってますね。これじゃ結婚できないなと思ってますが、楽しい現場です(笑)。私、前は某芸能事務所に勤めていて、今の仕事について1年目なんですね。アニメ業界って独特で、皆さん優しい人が多くて、女性も働きやすいと思いますね」と話してくれた。

●宣伝マン達のプロモーション活動の日々!

 続いては“Web上についてプロモーションで苦労したことは何ですか?”という質問。Web媒体全般を担当しているという石原良一さん(ポニーキャニオン)は「Web上でのプロモーションが台頭してきていると思います。でも、Webというのは、情報は早いんだけど、薄くて流れちゃうメディアかなとも考えているんです。そのため、出来るだけ、数を出すプロモーションを増やしたいなって思っているんです。『にゃんこい!』『咲-Saki-』で言えば、キャラクター設定を4日連続で公開してみたりとかですね。ユーザーに面白がってもらってもらえる流れを、作れればいいのかなって思ってます」と話してくれた。

 そして“初めて宣伝を担当した作品の思い出は何ですか?”という質問に、野島鉄平さん(ポニーキャニオン)は『しゅごキャラ!』が初担当だという。「当初から、大きいお友達にも楽しんでもらいたいというのがありましたから、色々考えましたね。その中でも、やはり某雑誌に版権絵を描かせていいのかどうかは悩みました(笑)。でも結果的に、あむちゃんが脱がされずにすんだというのは、僕の中の誇りです!」とコメントしてくれた。


●「好き」と「客観性」の両立はできるの?

 他にも“宣伝の方で、元々アニメオタクだった人はいるのでしょうか?業界では、客観的な視点が大事かと思いますが、オタクとの両立はできますか?”という質問も登場。これに対し、鶴岡信哉さん(メディアファクトリー)は「興味をもっているということ、造詣が深いというのは武器になります。ただ、社交性があってこそ、最大の武器になると思いますね」とコメント。また、佐藤寛さん(フロンティアワークス)も「どんなに自分が好きな作品でも、ビジネスとして自分が“売る”ことになったら、それは別のことになるので、ちゃんと客観的な目をもてると思いますよ。でも、ファンの心をもつのは大事ですね」と話してくれた。アニメが好きでこの業界に入った人も多いそうだが、中には全くアニメを知らないで仕事をしている人もいるという。「好きでいる気持ちはあっていいと思いますよ」と語る司会の高橋さん。自身も『るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚―』が好きで、この業界に入ったという。「好き」を原動力にして、宣伝マンは、日々頑張っているのだ。

 こうして、数々の質問が飛び交い、約90分に渡る宣伝マン達のトークショーは終了した。普段、みんなの前に登場することのない宣伝マン達の秘話が聴ける、興味深いイベントであった。

>>アニメメーカー横断宣伝マンブログ
>>法政大学公式サイト「hosei university College Life Club」イベントページ

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