『マリア様がみてる』4thシーズンDVD発売記念トークイベント開催――植田佳奈さん、池澤春菜さんが板橋区から「ごきげんよう!」生コメンタリーも公開!
2009年11月14日、東京・板橋区のワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて、『マリア様がみてる』SPイベントが行われた。今回のイベントは、4hシーズンDVD発売を記念したもので、大阪、東京、東海地区にて開催。東京会場では、植田佳奈さん(福沢祐巳役)、池澤春菜さん(島津由乃役)によるトークイベントが行われた。
本作は、原作・今野緒雪氏、イラスト・ひびき玲音氏による同名小説をアニメ化したもの。2004年にTV版1stシーズンがスタートし、2009年には4thシーズンが放映された人気シリーズだ。主人公・福沢祐巳の通う私立リリアン女学園高等部では、先輩が“姉"となり、特定の後輩を“妹"として指導する「姉妹(ス―ル)」という学生独自のシステムが受け継がれていた。1年生だった祐巳は、2年生の小笠原祥子と“姉妹の契り”を結び、山百合会(=生徒会)の役員だった祥子を手伝い、忙しい日々を送っていたのだった。4thシーズンでは、2年生となり、そろそろ自分の“妹”を、という祐巳の前に、祥子を慕う1年生の松平瞳子(声・釘宮理恵さん)が現れたのだが……。今作では、祐巳と瞳子の心の揺れ動きを描いたシリーズとなっている。
この日の会場では、今作の名場面を上映し、植田さんと池澤さんによる生オーディオコメンタリーを展開。他にも、このイベントのために制作された「くもりガラスの向こう」(歌・植田さん&釘宮さん)の上映も行われ、イベントは終始和やかムードであった。今回は、以下に当日の模様をお伝えしよう!
●名場面と共におしゃべりタイム!
スクリーンの前には、植田佳奈さん(福沢祐巳役)、池澤春菜さん(島津由乃役)が登場。そして会場のみんなと一緒にタイトルコールをして、イベントスタートだ!
最初のコーナーは、4thシーズンの名場面を上映し、2人による生オーディオコメンタリーを開始。2人からは「黄薔薇がコメンタリーをしている時は、いつも何か食べている印象」「コメンタリーの時に伊藤美紀さん(小笠原祥子役)がいらっしゃると、みんなを和ませてくれる」「アフレコ現場で(松平)瞳子は、その髪型から“ネジネジ”と呼ばれていた」「柏木(優)さんは、祐巳ねらい? 瞳子ねらい? それとも(福沢)祐麒ねらい(笑)?」等々のコメントが交わされた。時には観客からのツッコミも入り、キャッキャッと和やかな一時であったぞ。なお、この模様は、2010年発売の「マリア様がみてる 4thシーズンファンディスク」に収録されるとのことだ。
他にも、伊藤美紀さんからの応援レターや、事前にファンのみんなから募集していた質問も紹介。その質問の中には「原作者の今野緒雪先生から言われたことで、印象に残っていることは?」というものも登場した。これに対し池澤さんは「私は、新刊が出る度に今野先生から、“ごめんね。由乃がまた(暴れてるから)”って、言われるんですよ。だから、心して読みますって話をするんですね(笑)」とコメント。植田さんも「私は、最初にお会いした時に、先生から“祐巳ちゃーん”って呼ばれたんですね。その時に、あっ私、祐巳でいいんだって思いましたね。当時、私が演じた中で、すごく大きな存在の役だったんですね。先生がどう思っているかも不安だったから、“祐巳ちゃん”って呼ばれて、すごくホッとしました」と話してくれた。
●心通わせた祐巳と瞳子の歌声
続いては、ミュージッククリップ「くもりガラスの向こう」の上映!これは、4thシーズンED曲である同曲を、植田さんと釘宮理恵さん(松平瞳子役)がカバーしたものだ。スクリーンには、収録スタジオにいる植田さんと、釘宮さんの姿が映し出され、4thシーズンについてそれぞれ振り返ってくれた。最初はギスギスしていた祐巳と瞳子が、シリーズを通してスールの関係に落ち着いた事等、感慨深げに話していたぞ。そしてミュージッククリップでは、祐巳と瞳子の名場面が映し出され、2人のシンクロした歌声が響いていく。このミュージッククリップも、「ファンディスク」に収録されるとのことだ。
最後は、プレゼントコーナーを経て、2人が会場のみんなへご挨拶!池澤さんは「『マリア様~』は節目節目でイベントをやらせていただいて、今日のイベントも、思い出の1ページに組み込まれました。皆様のお顔をみながら、幸せな時間でした」とコメント。そして植田さんも「瞳子ちゃんが妹になったアニメ版のお話を、是非観たいと思っています。それに今、ドラマCD「マリア様がみてる レイニーブルー」(発売中)では、祐巳が泣き叫んだままなので、その続きを演じたいなと思っています(笑)。これからも、ずっとずっと『マリア様~』に関わっていきたいと思いますので、皆さんも『マリア様~』を愛して下さいね」と話してくれた。
そして、会場のみんなと「ごきげんよう!」と唱和して、この日のイベントを締めくくったのだった。
>>『マリア様がみてる』公式HP