元fripSideのnaoさんと志倉千代丸さんらの新プロジェクト“DystopiaGround(ディストピアグラウンド)”が始動!naoさん&志倉千代丸さん直撃インタビュー(後編)
元fripSideのボーカリストのnaoさんと、アニメ、ゲーム界で屈指のメロディメーカー・志倉千代丸さんらによる新プロジェクト“DystopiaGround(ディストピアグラウンド)”が始動した!
“DystopiaGround”とはボーカリストのnaoさんと、志倉さんをはじめとする様々な作家陣がコラボレーションする音楽制作集団で、同人・インディーズでの活動がメインとなる。そして注目のディスグラのデビューCDは12月30日に冬コミ会場の同人エリアでリリースされると発表された。
“DystopiaGround”について、naoさんと志倉千代丸さんに語っていただくインタビュー企画の後編をお届けする。今回は活動第一弾となる冬コミでリリースされるCDの内容と、ソロボーカリストnaoの新曲となる『のーふぇいと!』の主題歌「from universe」など、具体的な活動予定を語っていただいた。
●12月30日の冬コミでデビューCDダブルリリース決定!
――志倉さんから「既に何曲か収録した」というお話をお聞きしましたが、それは事前に聴かせていただいたデモ曲のことですか?
naoさん:そうです。お渡しした楽曲を収録したCDを12月30日の冬コミで発売することが決まっています。
志倉さん:冬コミでは5pb.が商業エリアで出展していますが、そこでは販売せず、同人サークルとしてDystopiaGroundの名前で出展して、そこで販売します。
naoさん:東A-88Bで。
――そうなんですか!? まさかそこまで進んでいたとは……。
志倉さん:元々、10月31日の音系同人の即売会・M3(「Music+Media-Mix Market」)に向けてミニアルバムを作ってたんです。申し込みも終えてやる気満々だったところで....まさかの落選通知!(笑)。
naoさん:書類不備のお知らせ的な(笑)。
志倉さん:「サークルカット不提出」というとんでもないアクシデント。まぁアクシデントというより手続きに関する認識が甘すぎただけなんですけどね。で、「じゃあ、冬コミだろう」と。M3で出す予定だったCDも合わせて、4曲入りのミニアルバムを2種類販売するつもりです。
●ミニアルバム2種類は4つ打ち系と電波系が収録されたCDに
――デビューCDがいきなりミニアルバムのダブルリリースとは。
志倉さん:つまり今年の冬コミはディスグラにとって記念すべきスタート地点な訳です。
naoさん:たくさんの方に聴いてもらいたいので、是非みんな遊びに来て欲しいです!
志倉さん:ただ販売するだけじゃつまらないから何かしたいんですよね。ゲームで言う第1章無料配信的な何か。CDの無料配布など手軽に聴いていただく方法を模索している感じです。冬コミまでには公式サイトでアナウンスします。
――冬コミで発売されるCDがどんな内容なのかを説明していただけますか?
志倉さん:カッコいい系4つ打ちソング、電波系ソングの2つの楽曲ラインをバランス良くミックスしたミニアルバムを2種類作ります。
naoさん:電波系のかわいい曲は私が大好きなジャンルでもあるので、私も作詞に参加しています。曲を聴くごとに「この曲の次にまさかこんな曲が来るとは?」とビックリしていただけるように、ギャップを楽しんでいただけるCDにするつもりで制作しました。
●ディスグラでボーカリストnaoを最高に輝かせる
――fripSideとnao projectで「歌っている人が同じなの?」という驚きがありましたが、今回聴かせていただいた曲達も落差があって、naoさんの表現力の広さを改めて実感できました。
naoさん:ありがとうございます!
志倉さん:僕以外にも多くの作家さんが色んなボールを投げてくる訳ですが、ディスグラでの歌い手はnaoさんしかいません。ちゃんと打ち返してくれる事を期待しています。
naoさん:私は本当に幸せものですね。
志倉さん:色んな作家さんが参加するんだから、今後はもしかしたら現fripSideのsatさんからの楽曲提供だってあるかも知れません(笑)。
naoさん:「1千万円くれたらやってもいい」って言ってました(笑)。
志倉さん:言葉の意味はわからんが、とにかく凄い自信だ。
naoさん:ただ自分にも求められることが大きくなっていくと思うので、もっと成長・進化していかなきゃいけないと思っています。そんなシンデレラストーリーのスタートを見守って頂くためにもぜひ冬コミへ!(笑)
●naoさんの新曲『のーふぇいと!』の主題歌「from universe」も志倉さん作
――そしてディスグラ以外でもnaoさんの新曲が決まったそうですね。
naoさん:はい! 2010年2月25日にXbox 360版とPSP版で発売予定の『のーふぇいと!』の主題歌「from universe」を歌わせていただきました。作詞・作曲はこちらの志倉さんです。ディスグラとは違う雰囲気の曲ですね。
志倉さん:まぁ良くも悪くもいつも志倉です(笑)。サビが近づくにつれて「来るぞ、来るぞ。来たっ~!」と盛り上がるイメージで構築しました。歌うには難しいメロディになっているはずだけど、難なく歌われちゃいました。
naoさん:でも息継ぎは大変でしたよ。特にサビが。志倉節が炸裂していて、そのスピード感を壊さないように自分も合わせていくのには苦労しました。詞も素敵で、メロディとの絡み具合もとてもナイスなのです。志倉さんファンの方も私の歌う曲をこれまで聴いてくださった方も満足してもらえるんじゃないでしょうか。
●聴きどころは二段でギアチェンジするサビ
――志倉さんらしい作品の世界観を織り交ぜつつ、共感しやすい詞ですね。
naoさん:作品自体がかわいい女の子が出てくる恋愛アドベンチャーですが、その世界観が散りばめられていて。プレー前に聴いた時とプレー後に聴いた時では聴こえ方や新たに見えてくることがあると思います。
志倉さん:ゲームのテーマ曲を作る時は、ゲームをプレーしている時が勉強だとするなら、そこで学んだことを曲の詞を見て、答え合わせができる詞を目指しているんです。この曲も答え合わせがしやすい詞になっていると思います。
――お気に入りや聴きどころを教えてください。
naoさん:全部お気に入りなのですが(笑)しいて言えば1番のサビ明けかな。
志倉さん:マイナー進行だったのがメジャーに変わった瞬間のところだよね。
naoさん:Aメロ来て、Bメロ来て、サビが来たと思ったらもう一段くるのがすごい! この部分の歌詞も作品の核心をついたところじゃないかと個人的に思っていて。
志倉さん:ライブで盛り上がっているイメージを勝手に妄想している箇所です。
naoさん:この曲はゲームの初回限定盤に付くCDに収録されるので、ぜひ初回限定盤をゲットしてください。
●自分がいるべき場所と受け入れてもらえた実感を味わった『Live 5pb.』
――naoさんは11月8日に行われた『Live 5pb.』のステージに立たれましたが、その時の感想はいかがでしたか?
naoさん:ステージに上がった時はちょっぴり不安はありました。でもステージに立ったらお客さんが大きな拍手や声援を送ってくれて、「nao~!」と叫んでくださる声も聞こえて、泣きそうになりました。あの瞬間の感動は言葉にするのが難しいです。ステージに立てることの喜びや幸せを再確認できました。
志倉さん:みんなの期待を裏切らないようにしないとね。
naoさん:はい!
●それぞれの人の中でのNo.1を目指す! そして宇宙一へ
――今後の展開や野望などがありましたら教えてください。
naoさん:とりあえず宇宙制覇で(笑)。ディスグラとしてライブをやりたいですね。あとは今年叶わなかったM3への参加でしょうか。
志倉さん:アニメ、ゲーム好きに限らず“DD”という言葉があって。“誰でも大好き”の略なんですけど、まずDDの人達に、ついでで良いので「好き」に加えてもらいたい(笑)。もちろん最終的には“一番好き”と言ってもらえる音楽を目指したいです。まずはその第一歩です。
●リスナーではなく、ディスグラのメンバーの一員になろう!
――最後に皆さんへメッセージをお願いします。
naoさん:ディスグラはユニットと呼ばずに、音楽制作集団と掲げています。公式サイトにはメンバーとして“chiyomaru×nao×All friends”と表記しているのは、“All friends”の中に曲を聴いてくださる方、応援してくださる方が含まれているからです。私達は勝手に仲間だと思っています(笑)。アーティストnaoとしては人間の多面性を歌で表現していきたいです。今後は切ないバラードなどにも挑戦できればいいですね。でも楽しい時もあるわけで、それが電波ソング、萌えソングなのでどんどん歌っていきますよ! これからも人間味のある曲を皆さんにお届けしていきたいです。
志倉さん:ディスグラの中ではサウンドプロデューサー的な部分もありますが、あくまでいち作家のポジションです。でも一番多くの楽曲を作っているし、深く関わっていくことは間違いありません。naoさんの声の魅力を通して、どんなことが表現できるのか、僕も含めた作家陣は楽しみにしています。
naoさん:聴いてくれた人達みんなが仲間。つまり、ディスグラのサポートメンバーなんです。だから意見を聞いたり、交流の場をもちたいですね。ネットを通じて、あるいは各即売会場でも「こんな曲やってほしい」とか色々と意見を聞かせてもらえれば嬉しいです。
志倉さん:僕もnaoさんもブログ、mixi、Twitterと色んなツールで常にコミュニケーションをとっているので、どのチャンネルからアプローチしてくれてもOKです。
naoさん:これから始まるディスグラの冒険を一緒に楽しみましょう!
>>DystopiaGround公式サイト
>>志倉千代丸twitter
>>nao twitter
>>nao blog













































