TVアニメ『薄桜鬼』OP&ED発売記念イベント開催で吉岡亜衣加さんとmaoさんミニライブ――2人の“妄想ガールズトーク”を大紹介☆
2008年のゲーム第一作から2年、様々なメディアミックス展開を経てついに待望のアニメ化を果たした、“歴史&乙女ゲーム”の人気シリーズでもある『薄桜鬼』。この春から放送が開始されたTVアニメも大人気だ。
そんなTVアニメ『薄桜鬼』のOPとEDのCD発売を記念したインストアライブイベントが5月15日、アニメイト横浜店で行われ、OPを歌う吉岡亜衣加さんとEDを歌うmaoさんが出演した。
吉岡さんはDS版『薄桜鬼』のOPである「散らない花」とPS2ソフト「薄桜鬼 随想録」のED「空の鏡」を歌唱し、その後、レコーディングの裏話などをトーク。客席との距離を縮めると、TVアニメ『薄桜鬼』のOP曲「十六夜涙」を披露。観客も立ち上がって場内全体でステージを盛り上げた。
ここでmaoさんを呼び二人でのトークショーへ。「放送5分前から正座して視聴している」という程の『薄桜鬼』好きの二人は好きな隊士の話で盛り上がる。
mao:亜衣加ちゃんは『薄桜鬼』の中で誰がいちばん好きですか?
吉岡:わたしは斉藤一さんが好きです
mao:斉藤さん!ちなみにどんなところが好き?
吉岡:見た目じゃないですかね(笑)あとはいちばん武士らしいところですね。あと左利きってカッコよくないですか?
mao:そこは最後まで貫いて欲しいよね、ある日突然右利きになっちゃったりしたらショックだよね
吉岡:えぇ(笑)maoさんは誰が好きなんですか?
mao:私は近藤さん(近藤勇)ですね。なんかパパっぽくないですか?優しく「ダメだぞ」って叱って欲しい!
吉岡:「コツン!」とかね、いいですね
mao:で、いい事したときにはちょっと照れながら「よしよし」ってされたいですね
吉岡:いいですねぇ~
mao:そういうことを妄想しながら生きてますよ(一同笑) 笑うところじゃないよー!(笑)
息のぴったり合っている二人のトークは終始明るい雰囲気ながらも、それぞれの曲の話題ではアーティストならではのこんなエピソードも語られた
吉岡:レコーディングのとき、一度撮ったテイクが周りのスタッフさんにもすごく評判だったんですけど、私の中でちょっと納得できない部分があって、この「十六夜桜」のBメロには「鬼」とか「喰らい尽くす」とか、そういうちょっとすごい言葉が出てくるんですけど、そこをちょっと情念を込めて強く歌いたいと思ったんですよね。
でもスタッフさん達をいつまでも付き合わせるわけにもいかないし、プロデューサさんにも「これ以上良いのは録れないよ」と反対もされたんですけど、それでももう一回録らせていただきました。
mao:私もレコーディングの途中で、この歌に込められた「伝えたい」という気持ちが、音や声になる前に身体の中からあふれてきてしまって、レコーディング中断させてもらって落ち着くまで30分ぐらい一人で泣いてからレコーディングを再開しました。
そして待ちに待ったmaoさんのライブでは、情感を込めて歌うその姿に、感動のあまり目頭を押さえるファンの姿もいたほど。
この日はEDの「センチメント」「君ノ記憶」を披露し、会場はしっとりとした雰囲気に包まれ約一時間のイベントは幕を閉じた。
最後に、二人からのメッセージをお届け。
吉岡:私はこの『薄桜鬼』のゲームの主題歌でデビューして、今また初のアニメ主題歌を歌わせていただくなど、『薄桜鬼』と一緒に成長させてもらっていると思っています。これからもずっと一緒に成長していければと思います。
mao:“新選組”という長い間語り継がれている実在の人物達をモチーフにしながらも、この作品の世界観がちゃんと作られている、女性だけじゃなく男性も楽しめる本当に素晴らしいアニメだと思います。
こんな素晴らしい作品に関われて本当に光栄に思います、出来る限りこの作品に関わっていきたいと思います。
<取材・文:渡辺 佑>
>>『薄桜鬼』CDシリーズポータルサイト
>>吉岡亜衣加公式ブログ「はじまりの場所」
>>mao公式ブログ「maoココロのよりどころ」